Monthly Archives: 2月 2014
2014.02.27:木曜日

 

 

 

 

ドイツ滞在中の小林マキさんから、初めてのメールを頂いたのは、一年程前の事でした。メールで届けられる、小林さんの視線で切り取られたヨーロッパの人々の暮らしぶりや街並のイラストレーションが、とても新鮮に感じられるのと同時に、たいへんな完成度である事に感じ入りました。

小林さんの作品の中には、昭和初期の日本のイラストレーション的な懐かしいテイストを感じさせるものや、ペインティングやコラージュの様々な技法で表現されたもの等、多岐にわたるバリエーションの作風がありますが、作品のスタイルが変わっても、全ての作品が矛盾なく小林マキさんのものだと納得させられるのは、相当の力量なのだと思います。

また、インターナショナルな感性に育まれた作品の中に、日本画的な画面処理のスタイルが感じられる事も大きな魅力のひとつと思います。

ドイツからの帰国後、初めてお会いした小林マキさんは、端正な女性らしい優雅さが印象的な方でしたが、その後お会いする度に印象を塗り替えられて行きました。

スケートが得意だったりサッカーのクラブに入っていると聞くだけでも驚かされるのに、サッカーの試合では世田谷区代表で優勝して新聞に出た事等を伺うと、小林さんの外見との落差に楽しい衝撃が走ります。

優雅さと自然体がMIXして、小林さん自体がご自身の作品の様に未来が楽しみな方です!

 

 

 

 

http://spaceyui.com/schedule/kobayashimaki_14.html

 

 

 

スケートといえば、日本のフィギュアスケートの選手達、今花ざかりですね!ソチ冬期オリンピックでは、選手達の演技に真夜中に何度も緊張させられて、泣いたり笑ったりと忙しかったです。

画廊のお客様で、元フィギュアスケートの選手で、町田樹選手の振付けとコーチをしていた方がいらっしゃいます。エキジビションで好評だったあのエアギターのふりつけをした方です。

町田選手が19才の時に、大きなメガネもマフラーもお揃いで練習に励んだのだそうです。

私のマッサージの先生なのですが、身体構造や反応をとても良く勉強されていて、彼女の所にいくととても調子が良くなるのです。マッサージのお仕事と共に、深くこころの問題を抱える子どものカウンセリングもされている方です。

YUI GARDENのオープニングの日に彼女が駆けつけてくれた時、何故かとても嬉しかった事を思い出します。最もつらい状況にある人々に向ける彼女の勇気と眼差しがとてもまぶしく感じられるのだと思います。

 

 

 

 

 

 

YUI GARDENがスタートしてから一ヶ月と少し経ちます。オープンを記念しての大勢での展覧会の後、いくつかの個展を開催しておりますが、毎日仲町台の様子が気になって困ります。

グループ展の時にはそれほど感じなかったのですが、個展は何故かとても気にかかってしまいます。

YUI GARDENが始まる前に、スタッフの方に、自分の口から無意識に出た言葉を今思い出しております。ひとつひとつの展覧会をとてもたいせつに思っているので、その事を本当に理解して開催して頂きたい、と繰り返し訴える自分がおりました。

普段は冷静に仕事として対峙しているつもりでおりますが、いざ、青山から離れた場所で少しかたちを変えた展覧会を開催する、という事に直面すると、不思議なジェラシーの様な感情が芽生えるのです。たいせつにしていた何かを持って行かれる様な感覚・・・。

普段は建築家であったり、Shop Bの担当だった方にとって、初めての画廊というお仕事を、とても丁寧に真摯な姿勢で取り組んで下さっていただき、安心してお任せできております。とても信頼できる方々です。

都会のエアポケットの様なこの美しい空間で、作品を見に来られる方々の中に素敵な化学反応が起って下さるとよいナ、と思っております。

 

今、このブログを更新しようとしていたら、YUI GARDENで奇跡のような出来事がありました!2011年の春に亡くなられた永井宏さんに捧げます。

 

 

http://www.yakuin-records.com/amigos/?p=10079

2014.02.21:金曜日

 

 

 

2012年3月の個展開催以来、2年ぶりの小池アミイゴさんの個展が大好評のうちに終了致しました。 何十年ぶりの大雪に見舞われる、というアクシデントがあっても全く客足が途絶える事がなく、会期中も驚異的な数のお客様がギャラリーを訪れました。

2012年に引き続き2014年の個展でも、東日本だけでなく日本の各地の風景や、身近な花等を人々との共感をもって描きました。

アミイゴさんの場合、旅したり人と語ったりする行動と創作活動とが一体化していて、ほとんど同時に示されているようなスピード感があります。何かを伝えるため、立ち止まって思考してから行動に移すのではないのです。 そしてそれらは既に彼自身の血肉となり、意識せず為されている事に思いを馳せます。

サクリファイスにしてはいけない土地、全力で守らなくてはいけない土地を、見つめ続けます。アミイゴさんにとってのその土地は、東日本であると同時に日本の全部であり、地上の全てでもあるのだと思います。

存在の不思議さや意義を問い、自分の心身を育み、人々に力を与え得る創造性を鍛えること、そして作品を提示する事によって、再び人々からエネルギーを得られること、全てが円環を成し繋がっている、と、アミイゴさんを見ていると感じます。

いつまでも「ライ麦畑でつかまえて」のホールデン少年と重なってしまうアミイゴさんなのですが、彼にしかできない活動を通して指し示されるものを見つめていきたいです。

 

 

 

 

http://spaceyui.com/schedule/koike-amigo_14.html  

SPACEYUI hp

 

http://www.yakuin-records.com/amigos/ 

小池アミイゴ ブログ

 

 

 

 

2014.02.11:火曜日

 

 

 

 

菴連也クンの展覧会は、ロサンゼルス在住の友人伊藤雄三氏の意志で開催される事になりました。

20代の初めの頃、ミラノの建築事務所の建築家やプロダクトデザイナーの元で、見習いの様な仕事をしていた頃、伊藤氏はフィレンツェで美術全域の勉強をしていて、その頃からの心優しい信頼のおける友人です。そんな伊藤氏が遠くロサンゼルスから連也クンが出演するTVを見て、ぜひ展覧会を企画したいとの申し出がありました。伊藤氏はオードリーカワサキを画廊での個展を通じ日本に初紹介したアートディレクターでもあります。

私はTVを見ておらず、子供の絵に特別な興味があった訳ではありませんが、伊藤氏の見識を信頼していたため、この展覧会の実現に協力させて頂くことになりました。

伊藤さんや福井のテレビ局の方等のこれ迄の反応から、どれだけ連也クンが愛されるキャラクターなのか、ということは想像しておりましたが、お会いしてみると想像を遥かに超えていて、自分やスタッフをはじめ、オープニングに来られた方々の心を一瞬でわしづかみにされてしまいました!初日は、連也クンとご両親、妹の依愛ちゃんと、菴家の皆様が福井からお出かけ下さいました。

ふっくらとした無邪気な連也クンの笑顔と眼差しから、わたしたちに慈愛が届けられるかの様でした。激しい痛みを抑えるため飲み続けていたステロイド剤のために身長は89cmしかありません。連也クンの小さな手から生み出される楽しげな素直な絵は、子供の頃のワクワクドキドキの感情を思い出させ、更に色彩、画面の構成もプロフェッショナル顔負けな程完成度が高い事に驚かされるのでした。

活躍中のアートディレクターや、高名なアニメーション作家の方等、第一線で活躍中のいわば美術のプロフェッショナルの方々が彼の才能を認め、こよなく愛情を注いで下さっている事、そして連也クンの作品に楽しい音楽を作って下さった音楽家の方がおられる事なども、特筆すべきことと思っております。

また、お母様をはじめ素敵に賢明なご家族の方々の愛情の力が、連也クンを含めて、皆が共有することのできるコミュニケーションの輪を創られている事は述べる迄もありません。

 

 

 

 

http://spaceyui.com/schedule/renya_14.html

2014.02.03:月曜日

 

 

 

 

「of the shape looks」 見るもの触れるもの、体験すること、

記憶の断片を切り取るように描いています。 

そしてその断片を重ね合わせることでもうひとつの記憶の風景が生まれます。ーー

以上は、高橋キンタローさんの作品についての説明ですが、とても素敵なコメントと思います。

体験の記憶を切り取る様に描く、という純化させていく行為は、数学の微分積分の微分化を感じさせ、またその断片を重ね合わせてもうひとつの記憶の風景が生まれる、という積分にも似た営為は、純化させたものを再び構築し直し、普遍的な新たな景色を創る!という志を感じます。上記の、キンタローさんから頂いたプレスリリース用の文章がとても気になり、心にひっかかっていて、ゆっくり読み直したらその言葉が如何に雄弁にキンタローさんの作品について語っていたかを理解できて、感動しました。

キャンバスに、思い切りの良い線とモノトーンの色彩で描かれた動物や植物、建物や乗り物などのモチーフが、存在感を持って語りかけて来る感覚を、グラフィカルにシンプルな快さとともに味わう事ができました。

次の作品を見てみたい、と思わずにはいられません。

 

 

 

 

http://spaceyui.com/schedule/kintaro_14.html

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