2014.11.11:火曜日
オブチジン 「Here there」,           玉岡隆志・典子 「移ろう色を、重ね重ねて。」

 

 

オブチジン

 

 

ヴィジュアル情報の洪水を浴び、氾濫する情報の全てを吸収しながら、何れのヴィジュアルにも与しない、犯されない。オブチジンさんの作品を見渡し、そんな感想が頭に浮かびました。

この画廊が出発した当時、初めて個展を開催したいとのオファーを下さったのがイラストレーターとして大きな足跡を残され、現在も感動的なフレッシュな作品を創り続ける小渕ももさん、オブチジンさんのお母さんでした。ジンさんが5才の時からの知り合い、という事になります。

そんなジンさんの画廊での初個展を実のところ、始まる前迄少しハラハラしておりましたが、展示しながら、そんな心配は吹き飛んで行きました。

キャンバスにメディウムとジェッソの質感を生かした下塗りをし、反転させたデータを、タトゥーのシールを貼る様にキャンバスにこすりつけて付着させるという、独特の方法で表現された作品は、現代の雑誌や映像、街中の看板等、グラフィックやヴィジュアル情報全般を集約したかの様に感じられます。

ひとつの作品を見ただけではジンさんの向う先はわからないけれど、小さなキャンバスが壮観に多数並べられると、作品群は自ずから言葉や音楽を奏でます。小さな画面の中に時間をスライスして定着、そっと差し出されるグラフィティーが人々と思いを共有するイコンへと深化されて行くのでしょうか。

誰にも真似の出来ない、今迄見た事があるのに、初めて示されたかの様に感じられる世界観は、新鮮な感覚を呼び起こし記憶に留められるものとなりました。

 

 

オブチジン

 

 

http://spaceyui.com/schedule/obuchijin.html

オブチジン hp

 

 

 

 

玉岡隆志

 

 

ご夫妻のコラボレーション展、楽しい一週間でした。

玉岡隆志さんは、以前日本デザインセンターでアートディレクターをなさっていらっしゃいました。画廊で個展を開催して頂いている羽山恵さんや吉泉功一さんの先輩にあたる方です。

典子さんは、下北沢のグレイというニットのお店を30年以上にわたり経営されているプロフェッショナルなニットデザイナーの方です。私も一枚購入させて頂きましたが、こんなにさり気なく素敵に身体にフィットする、そして着心地の良いニットは初めての様に感じております。

玉岡隆志さんのパンジー、アネモネ等が描かれた作品を拝見しておりますと、何故か懐かしい気持になり、絵を全く描けない自分でも、描いてみたいと思わされて、真っすぐなプリミティブな視線の絵画の持つ力に感じ入ります。

また、典子さんの編むニット作品の糸を染色をなさるのも、隆志さんです。ポップな発色の糸がとても印象的で、その糸を用いて典子さんが編むセーターやカーディガンのモチーフが隆志氏の描かれる作品なのです!

お二人の自然体のコラボレーション作品は、 ファンの方々が大勢おられ、快い風の様に、ご覧になる方々の心に届いておりました。

 

 

 

玉岡典子・玉岡隆志

 

 

http://spaceyui.com/schedule/tamaoka_14.html

玉岡隆志・典子 hp

 

 

 

 

 

 

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