2016.08.09:火曜日
堂前守人・堂前理子「陶の器と金属のアクセサリー展」、そしてちひろ美術館

 

春のちひろ美術館:庭の花壇

 

 

 

夏休みに入る前には行きたくても時間がとれなかった美術展にやっと行く事ができました。ちひろ美術館で開催されていた展覧会「村上春樹とイラストレーター」です。

佐々木マキさん、和田誠さん、大橋歩さん、安西水丸さん、と4人のイラストレーターの内、佐々木マキさん以外の三人の方々とはスペースユイとたいへんご縁が深く、この展覧会のキューレーターの原島さんとは二年以上以前からいっしょにこのお仕事に関わらせて頂いておりました。

展覧会会期に合わせて「村上春樹とイラストレーター」という書籍もナナロク社より発刊されました。 出版に際して多くの方々等との関わりの中、たいへんな事もありましたが、 ナナロク社の川口さん、ちひろ美術館の原島さんという、若い世代の優秀な方々と仕事をごいっしょできた事が貴重な思い出です。

最終日にやっと伺う事ができましたが、本当に素晴らしい展覧会でした。緑に囲まれた美術館にはお客様が溢れ、工夫に満ちた美術館の建物も魅力的でした。

安西水丸さんが亡くなられてから、京都の美術館やちひろ美術館で改めて水丸さんに(残されたお仕事の数々と・・)お会いすると何だか不思議な感覚です。大規模な展覧会を開催される主催側は、作家と作品の歩みをつぶさに年表制作なさる等、一ギャラリーの行う短期集中型の展覧会とはまた異なるかたちで多くの時間とエネルギーとを費やされます。それらの知的作業に対しまして、誠に敬意を表さずにはいられません。

 

 

 

 

 

 

堂前守人・堂前理子「陶の器と金属のアクセサリー展」

 

 

 

函館で活動を続けられる堂前守人さんの花の絵柄の陶器は、堂前さんの多くのファンの方々から会期をお待ち頂いています。一枚一枚丁寧に平面絵画を描く様にカップやお皿を描かれます。シックで味わいのある器たちは見応えあのある作品です。

今年はシルバーと真鍮の素材を用いて繊細なアクセサリーを創られる堂前さんの次女の理子さんにもご参加を頂き、好評を得る事ができました。

また、堂前守人さんから味わいある翻訳小説のような文章を次のようにお寄せいただきました。

 

 

今年の春、海の見える高台の家から

市電電停前の家に工房を移しました。

 

移ってみて仕事場作りをしながら気がついたのは

これは前に見たことがあるよねってこと。

 

30年前に1年過ごしたニュージーランドのオークランドの工房は

道路に面した店舗の裏に芝生の庭が広がり、

その奥に工房があってゆっくりと陶器を作っていました。

庭には牧羊犬が1匹。

 

今の工房からはまだ庭とは呼べないけれど

周りから閉ざされた空間があり、

その向こうにはお店の建物が見えます。

 

これってずっと探して来た場所だったんじゃないって思って

毎朝、眺めています。

 

堂前守人

 

 

 

 

http://spaceyui.com/schedule/domae_16.html

 

 

 

 

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