2018.12.06:木曜日
手島加江 SUMI色

 

 

「手島加江 SUMI色」、優しく静かな時間の流れる作品展でした。墨という画材をこんなに自由に素敵に使えたら、気持が良さそうです!そんな風に思わせる作品ばかりが会場に展示されました。

墨での表現は、その時のコンディションや勢い、また意識していない感覚にも左右されることが想像されます。

テクニックはもち論身につけなければならないと思いますが、手島さんの作品のようにシンプルな線だけの表現というのは、その人がそのまま出てしまうもののように感じました。

優しくさり気なく、しかも品位に充ちた作品が発する静かなエネルギーは、本当に多くの方々に染み通るように感じていただけたと思っております。

手島加江さんにしかできない墨での表現、逆に際立つ清潔な白い世界を感じさせる作品のこれからの飛躍をぜひ拝見したいです。

そんな加江さんから、ピュアな文章が届きました。ご紹介させていただきますね。

最近になって、13年ぶりの個展だと気がついた。

好きな作家のSさんからも日程を決めないとできないだろうと、背中を押された。

そのSさんの花籠のモチーフのブローチを鏡台に飾り、制作は始まった。

実は、この13年は、子犬を室内で初めて飼い出した時と重なる。

散歩の時には、人好きな子のお陰で、近所の人と会話するようになり、ゆっくりと歩く子に合わせて、季節の花を見つける楽しみも増えた。

遊び好きな子と過ごす時は、笑いと微笑み、驚きをたくさんもらった。

一方で、筆が思うように進まない時は花籠ブローチを見て、気持ちを落ち着けた。

いよいよ開催の日も近づき、ほとんどの絵が揃ったときを見届けるかの様にして、うちの犬マールは旅立ってしまった。

かわいいマールと名ずけたバックを作ったので、また一緒に歩こう。

ありがとう、幸せな日々を・・・       (手島加江)

http://spaceyui.com/schedule/kae_tejima2018.html

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