2019.04.17:水曜日
金沢和寛 さくらの花、咲いた日に

 

 

 

実に10年ぶりとなる金沢和寛さんの展覧会「さくらの花、咲いた日に」は、いろいろな意味で密度の高い展示でした。

作品を見た方々は、金沢さんの手によって創り出された少年少女たちや動物たちの可愛らしさにまずぐっと引き込まれて行かれ、実物のオブジェから発散される優しく懐かしいそよ風のような味わいに、気持が和らいで行くのが感じられます。

桜の季節にふさわしい風景や樹々、人々や生き物等のモチーフを、紙をくり抜き、カットしながら構成していく気の遠くなる様な緻密な作業は、それだけでも敬服に値するものですが、それらの誠実な技術的な側面が相俟って、作品に更に力を加えている様に思われます。

木漏れ日の下でペットの犬と昼寝する子供たち、そばに置かれたサンドイッチや飲物の水筒等、また紫陽花の花壇脇を駆け抜ける少年や、中央に何万枚もの小さな花びらを持つ桜の樹がある小さな広場等・・・・。金沢さんの手によって創り出された世界からは、人々に共通する郷愁の感情を呼び起こすパワーが溢れております。

金沢さんの、驚異的な根気の要るアートワークは実際にたくさんの時間が必要とされ、簡単に開催できるものではありませんが、また新たな作品の展示を皆さんが望まれていると感じております!

 

 

http://spaceyui.com/schedule/kanazawakazuhiro_2019.html

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