2020.03.24:火曜日
民野宏之 作品展

 

 

 

 
民野宏之さんの毎年開催される個展の季節になると、懐かしい温かな気持ちになります。最初の個展の時から変わらない純粋なお人柄の民野さんのファンの方はとても多く、作品とご本人両方に会いにギャラリーにお出かけ下さる方々が沢山います。
新コロナウィルスの世界的な蔓延という前例のない事象の中で開催された個展でしたが、このような状況下に置かれた人々の心を緩める事に、民野さんの作品は多大にお役に立てたのではないかと想像致します。
民野さんが描かれる作品の中の風景や花等の画材はどれも素朴であり、シンプルな構図です。
毎年個展の回を重ねるごとに素朴になっていると感じ、そして洗練度もどんどん増していると思うのです。素朴と洗練、この相反する感覚が並存することが、民野さんの作品の最大の力なのかも知れません。
絵の具のタッチや描き方といった描写の技術的なこと、画面の切り取り方等、また、ご本人の意識の変化等、色々な要素が起因していると思いますが、今年で27回目(?)となる民野さんの個展にて、以前にも増して心に迫る感情を覚える作品の数々との出会いを、とても貴重な体験と感じております。
そして、もっともっと多くの方々に、ギャラリーでダイレクトに作品を見て頂きたい作家さんです。 
めずらしい、民野さんの文章が届きました。どうぞご覧ください。
 

 
昨年の春から「岬めぐり」をテーマに、時間を見つけては岬へ車を走らせて、
その道中で出会った風景、灯台、花などをたくさんスケッチして来ました。
暴風の中で飛ばされそうになりながら足を踏ん張って描いたり、
土砂降りのときは車の中で後部座席の窓を画面のフレームにして描いたり、
天気の良い日はふわふわの芝生に座ってビールを飲みながら描いたりしました。
秋には石垣島を訪ねる機会に恵まれたので、レンタカーで島を一周し美しい岬を訪ねました。
そのとき出会った灯台と花の作品も加えて、今回は23点の油彩画を中心に展示させていただきました。
風景画は、アイボリー・ブラックにフレイク・ホワイト・ヒューをほんの少し混ぜた絵の具を地塗りに使う新しい試みをしました。
重ね塗りによる色合いの微妙な変化や予想外の良い効果をたくさん得ることが出来たので、
これからもっと進化させて行きたいと思っています。
 

 

 

 
http://spaceyui.com/schedule/taminohiroyuki_2020.html

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