2020.12.08:火曜日
須川まきこ 乱気流

 

 

 

 
2018年の個展に引き続いて、今回も「髪」がテーマの作品が生まれました。
2018年は「舞毛」、今年2020年は「乱気流」というタイトルで個展が開催されました。
展覧会の開催前に、須川まきこ個展「乱気流」のDMを拝見した時、何やら今の時代を表すようなタイトルの音の響きと共に、豊かな長い髪をセクシーになびかせた女性の肖像の上にレイアウトされた高橋善丸さんデザインの文字も素晴らしく、今回展示作品の完成度の高さが想像されました。
搬入時に作品の開梱を終了した際には、意に違わず全ての作品がエンターテイメント精神いっぱいに、力強く表現されているのが見てとれました。
女性たちの長くヴォリュームのある髪が風にたなびき、アールヌーボー様式のような曲線を描く様子は、いつしかひじょうに個性的な須川さんの作品モチーフとして定着しており、これからも独自の表現として進化し続けて行かれるのでしょう。
毎回驚くほど多くの方々が訪れる人気者の須川まきこさんの個展は、コロナの状況も変わらず良くならない中での開催でしたが、皆さんの心の中のもやもやした感情をいっとき拭い去ってくれる力があったと思います。
須川さんの作品には、全てに渡り人を喜ばせよう、楽しんで頂こう、という精神が息づいていて、作品を拝見していると、とても楽しい気分にさせられます。
作品を見てその力を見る側が受け取って感じるということは、作者も見る側の人々からエネルギーを頂けるという感覚があります。
作家と作品と来廊される方々とのサーキュレーションが素敵ですと、ギャラリー空間もハッピーな感性に満たされます。そのような時が、ギャラリーの人間として、とても稀有な幸運な経験と思うのです。
 

 

 

 
http://spaceyui.com/exhibition/sugawamakiko_2020.html

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