2021.01.31:日曜日
谷口広樹 儘風

 
 

 
 
 谷口広樹さんの、作品に向かわれる姿勢をずっと拝見させて頂いていて、そのエネルギーとチャレンジ精神に対し、いつも驚きと尊敬の念を抱いておりました。
 長年ずっとトップを走り続けられている谷口広樹さんの膨大な分量の作品の中には、人々が未だ見ていないご本人さえも忘れているかも知れない珠玉の作品があるのではないかと想像致しました。
 今回は、そんな僭越なギャラリーサイドからの希望を快くお引き受け頂き、谷口さんのアンソロジーアルバムの様な版画作品と共に新たな息使いのフレッシュな新作品の展示が実現できた事をとても嬉しく思っております。
 谷口さんから、今個展につきましての素敵な文章をお寄せ頂きました。
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 コロナ禍の中、緊急事態宣言も発令されたにも拘らず、個展「儘風―mama kaze」をたくさんの方にご高覧いただき、感謝の意に耐えません。改めて「儘風(ままかぜ)」という個展のコンセプトについて触れておかねばと思います。
 昨年、世の中はコロナ一色となり、自分と対峙する時間が増えていきました。お陰で、忙しさに追いやっていた自分というものを取り戻すこととなり、本来の自分の趣味志向というものが浮上しました。特に霊的なことへの関心が噴出し、改めて学習・研究すべきことが山のようにあることを再確認しました。
 そんな状況の中、個展についてのインスピレーションをいただきました。この数年「花」を自由に描く表現を「儘花(ままはな)」と名付け嵌っていますが、「新しい時代」を受け、花を風に置き換え「儘風」としてみようと思い立ちました。「風」を描いていこうという訳ではなく「風の如く儘よ!」という「気持ち(=精神)」を表現することを主体として描いたらと考えたのです。「新しい時代」とは何か?それは「風の時代」ということです。これはコロナの吹き荒れる時間の中で再認識した占星術から得たものです。
 2020年12月22日が過ぎ、200年続いた土の時代が終わり、風の時代が到来したそうです。その変化の過程の中で、昨年は疾風怒濤の如くいろいろなことが起こり、我々は時代の変化を眼の当たりにしました。時代が変わっていくことで価値観の変化が起こり、その不安は当然あるのですが、むしろわくわくとしてこれからの時代に思いを馳せている自分がいました。この状況下に屈しない意外とタフな自分にも評価しつつ、これからの時代をどう生きていくかと、今、思案しているところです。
 私もあと30年生きるかどうかという年齢になりましたが、残る人生はしっかりと「いのち」を燃焼していかねばと心に刻んでいるところです。風の時代を迎え、私自身がどんなものを創造することができるのかということがとても楽しみです。
 コロナとそれによる経済的な混乱等、人々にとっての試練がまだまだ続くだろうと予想されます。みなさんが心穏やかに過ごされますよう心より祈念しています。
 
 

 
 
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