2021.10.09:土曜日
卯月俊光 GOLD 〜 妖艶に〜

 
 

 
 
日本の四季を巡り美しい風物を描く風雅な世界観は、古来から脈々と創り上げられ構築され続けた様式があり、人々に共通のイメージを持って愛られ大切に受け継がれてきた感覚を覚えます。
卯月俊光さんは、伝統的な世界観をベースに独自のグラフィカルなセンスを加味し、また金箔や染色などの技術を駆使しながらご自身の作品に新しいエッセンスを加えます。

空を見上げ、息をすると苦しくなるような日もある都会に生きている現実の中、それでも人々は美しい雪月花の風情を求めて止みません。

「 〜 近年は自然の摂理などに意識が向いている 〜 」という、下記の卯月さんの文章のように、厳しさも優しさそして恐ろしさも、全てを含む自然の摂理に思いを馳せずにはいられない日々。

今を生きる人類に共通の、不条理な感情を内包しながらも思いっきり美しく描かれた卯月さんの作品に触れて見たい、と思わずにいられません。
 

 
コロナ禍、あいにくの台風の中、展示にお出かけ頂いた皆さまにはとても感謝しております。
今回は、新作と、以前の作品に手直しを入れ新たな見え方にした物を観ていただきました。作品は染めた水彩紙に金箔、岩絵具などで仕上げる独自の技法です。
金箔は光の加減によって表情が変化し奥行きがありとても魅力を感じています。個展のテーマである『GOLD』も金の持つ力、可能性を伝えられればという思いで決めました。会場でいただいたお言葉に、自分でも半信半疑だった作品などが好感を持たれていて新たな発見がありました。これからの方向性に気付きをいただきました。
気持ちの赴くままに自分がワクワク出来るよう創作をして来ました。そして、いつも何を描こうとしているのか、、どこへ向かっているのか、、自問します。
近年、とくに自覚的に思うのは自然がつくりだす様相、また自然の摂理などに意識が向いていると言うことです。
四季のある小さな島国の日本は様々な多様性、情緒をもたらしてくれていると思います。そして、それはとても豊かな、恵まれた環境だとも思います。
四季が作り出す日本的な奥ゆかしさ、細やかさ、煌びやかさ、侘び寂びなどを少しでも表現できたらと思います。                           (卯月俊光)
 
 

 
 
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