Monthly Archives: 12月 2021
2021.12.25:土曜日

 
 

 
 
「安座上真紀子 色彩採集」、訪れる方々を楽しい思いにいっぱいにするファンタスティックな展覧会が大好評のうちに終了いたしました。
色彩採集というタイトルのとおり、鮮やかなひとつひとつの色彩のカンバスをパレットにして、過去の作品を含む細やかに表現した作品たちをコラージュした作品でした。
安座上さんの手からは、この地上の親密感溢れるものたち全てが紙素材で造られて次々と生み出され続けてくるようです!
各々のパレットの上で小さなオブジェたちがぎゅっとコラージュされた正方形の作品画面からは
安座上さんの前向きな大きなエネルギーが伝わって参ります。丁寧に造形され造られたものたちには、大人たちの幼心をくすぐり、そして元気付ける力を感じました。
どこへ向かうのか見えない閉塞感漂う社会に生きる人々の心をぽっと照らすことができる作品&作家はとても大切な存在と思います。
具象的な作品ですから、日々私たちが目にする様々な3次元に存在する美しさや可愛らしさや清潔感などのポジティブな感覚を呼ぶ「もの」を選択する力、グラフィックセンス、それらを総合して新たな空間を目指す志、と安座上さんの持ち味を存分に生かされ展開された作品世界だったと感じております。
 
 

 
 
http://spaceyui.com/exhibition/azakami_makiko2021.html

2021.12.20:月曜日

 
 

 
 
谷口シロウさんの前世は、中世ギリシャの盲目の画家だったそうです!盲目の画家というところの解釈は難解ですが、何故か腑に落ちる見解です!
それなのに、今生ではこの日本システム(=地球システム?)の歪みある世界に生きておられるのは、何かの使命があってのことなのでしょう。
谷口さんは作品を制作するだけでなく、ひげ女装のパフォーマンス活動も含めクリエイティブ活動を継続されているアーティストとして知られており、周囲の方々を巻き込みながら心を降り注ぎ続けられています。
髭のまま髪もコスチュームも美しく装って、都会の道行く人々とさり気なくウィットに富んだ交流をされたり、時々不思議なワークショップにも顔を出されます。
谷口シロウさんの今回の個展のテーマは「カオス」ということでしたが、どんなタイプの描き方をしていても、ご本人とわかるニュアンスが通底していてそんな楽しいカオス感からは色彩や作品の素材から受ける生き生きとした躍動感が伝わって参りました。絵のビタミンパワーです!
神話に見る神々に似せた登場人物のように、また中世のヨーロッパを彷徨い即興の詩を民に朗誦した吟遊詩人のように・・・。そんな世界観を彷彿とさせるものがシロウさんの作品にもご本人にもあって、期待が止まないのです。
この、あるがままの世界を受け止めながら、それでも尚、軽やかにご自分も周囲の人々も元気づけ、本来の創作活動を続けながら日々を生きるという事は、並大抵のことではないと思います。ずっと々がんばって頂きたい方です!
 
 

 
 
http://spaceyui.com/exhibition/shirou_taniguchi2021.html

2021.12.11:土曜日

 
 

 
 
「荻原美里 From now on」、個展の初日には、オープン前からお客様が訪れて、整理券を出すほどの人気の展覧会でした。
抒情性にいろどられ、日常を超えたハイセンスな感性に貫かれ描かれた作品は、本当に驚く程皆様に共感を持って受け止められました。
昨今の疫病の状況などから、社会は安定を失い、人々の心情は決して明るい方向を向いてはいない中、アート作品が力を持って人々の心を誘う力を持つということが示されたように思います。
荻原さんの作品画面全体から流れる憂愁の気配、透明感が漂う景色から、かすかに遠方から差す希望の光を感じることが、見る人たちの心に深くしみこんで行くように思われました。
水彩の滲みの優しい感覚、また他方で光と影の強い対象表現の確かな描写力、と個々の作品に表されるマチエールも魅力的でした。
荻原さんからは個展終了後すぐにメッセージが寄せられましたので、ご紹介させて頂きますね。
 
    ↓
 
2021年12月4日 個展を終えて
 
「From now on」このひとつの言葉から私の制作は始まりました。
私の脳裏に1本の道が見えてきたんです。でこぼことした、ぬかるんで歩きにくそうだけど真っ直ぐと延びた道。子供の頃の思い出からかもしれません。道草しながらよくこんな道を歩いていましたから。
 
この1本の道を今回の個展で皆さまと一緒に歩きたいと思いました。
そして出来上がった作品「From now on」。左手には鬱蒼と生い茂った草叢と右手には人の手によって刈り取られた広い大地。自然現象のように時には自分の意志ではどうにもならないこともある中で、いろいろな人と出会い関わりながら前を向いて、多くの選択をしながら一歩一歩、私たちは進まなければなりません。時にはぬかるんだ土に足を取られることもあるでしょう。深い森に入り、光彩陸離たる美しさに出会うこともあるでしょう。様々な気づきや発見をしながらいつかはきっと広い海と空を見ることができると思います。
 
足を運んでいただいた皆さまが、森を抜け、海を見て立ち止まりこれからの自分と向き合って、前向きな気分で広い大きな海を眺め、そしていつもの日常へ戻っていただけたらとそんな思いで空間構成も含め作品を制作いたしました。
 
 
最後に、お忙しいところ、足を運んで下さった皆さま、会場を提供して下さったSPACE YUIの皆さま、ありがとうございました。素晴らしい出会いと皆さまにお寄せいただいた声を励みに、これからもまた、強くそれでいてしなやかに自分のスタンスを持ち作品を制作していきたいと思っております。今後ともどうぞよろしくお願い致します。


 
簡単ではございますが、書中にてお礼申し上げます。
 
 


Live as if you were to die tomorrow.
Learn as if you were to live forever.
明日死ぬかのように生きよ。
永遠に生きるかのように学べ。
 
Mohandas Karamchand Gandhi
 
 
                                                                                                                                                         荻原美里
 
 

 
 
http://spaceyui.com/schedule/misato_ogihara2021.html

2021.12.07:火曜日

 
 

 
 
そで山かほ子さんの個展案内状を最初に拝見した時に、超ポジティブシンキングだな、という驚きと共に、作品全般に込められるそで山さんの大きな志のようなものが感じられました。
このパワフルな握りこぶしのモチーフは、アメリカのアンティークモールで買った60年代の公民権運動のオブジェだそうです。
このオブジェが元となり、そで山さんの素晴らしい平面作品として、またその作品が秀逸にデザインされ、魅力的なカレンダーとして誕生いたしました!
そで山さんは、電動ノコギリで木をカットしてペインティングをするという手法を用いて可愛らしく心を緩めて下さる作品を制作しております。
木質の画面に絵の具をたっぷり使って手から筆、木製キャンバスへと、そで山さんのパワーと思いの丈を注ぎ込み、ペインティングしているのだ!と感じております。
作品をご覧になられた皆さんは、しっかりと、そで山さんの熱いメッセージを受け止めておられました!作家と鑑賞者との素敵な関係を見せて頂きました。
そんな大人気のそで山かほ子さんから、コメントを頂きましたので下記にご紹介させて頂きます。
 

 
落ち込んだりかなしかったり何もしたくなかったり…そんな時でも時間は止まってくれなくて
自分で自分を奮い立たせて乗り越えていかなきゃいけない時が人生には何回も何回もあると思います。
そんな時にそっと寄り添ってくれるものたちがあります。
見ているだけで元気になるもの、思い出して微笑む景色、励まされる偉人の言葉、包み込む優しい香り、心躍る音楽、家族や友人と囲むおいしいごはん…。
そんなものたちがみなさんにも何かあると思います。
今回の展示ではわたしに力をくれるものたちを描きました。
来てくださった方が笑顔で元気になるように願いを込めた展示でしたが、
笑顔で「元気もらった!」と言うみなさんにわたし自身がパワーを沢山いただいたのだと思います。
いろんな不安なことが次々と起こる世の中ですが、ひとつでも多くの好きなものが見つかって、
みなさんのパワーになりますように。
来てくれた皆さま、連絡くれた友人たち、気にかけてくれた皆さま、忙しい時期にほんとうにありがとうございました。
ギャラリーの木村さん、ともえちゃん、愛里ちゃん、藤本くん、ほんとうにありがとうございました。
楽しい6日間を送れたのはあたたかいサポートがあったおかげです。
皆さまへ感謝とパワーをこめて。
 
そで山かほ子
 
 

 
 
http://spaceyui.com/schedule/sodeyama_2021.html

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