Monthly Archives: 3月 2022
2022.03.26:土曜日

 
 

 
 
この個展開催の直前に、原因不明の心不全の発作の為、緊急搬送され救命措置を受け、生死の境をさまよわれ、無事生還された星野さん!
本当にたいへんな経験をされたのにそんな事少しも感じさせない展覧会でした。見事に乗り越えられて現在はリハビリをしながらお元気に何事もなかったように過ごされております!
そんな星野哲朗さんでしたが、作品のエネルギーの濃密さには誰もが驚かされました。ヨーロッパのどこかの国の建物を正面に見据え、綿密であったり、省略も入ったデザイン的処理を施したりと、緩急のメリハリをつけたテクスチュアを巧みに描いた魔法のようなテクニックを見せて下さいます。
建物だけではなく街の風景等を描いた画面内には、星野さんが描かれたモチーフがパワフルに満載されていて圧倒されます。空に浮かぶ雲も星野さんの独特な迫力ある色合いです。
星野さんの絵の構築的に組み立てられた画風からは、知的な作業の結果生み出されたもの、という事を思わずにはいられず、周到な図面が背景にあるような作品は誰にでもできるものではありません。
また、透明なガラスや小鳥を描いても魅力的。小さな画面におさめられたワイングラスもショットグラスもオリーブオイルの瓶も私たちの生活の中に自然と参加する様です。
感覚的なものが、先にインスピレーションとして感じ創作を始めるタイプの人にとっては、(またそういったタイプのかたが大多数と思われますが、)全く逆の発想かも知れませんが、星野さんが、もし一方の感覚的発想をするタイプの人だったら・・・・という感じを掬い取り、そのインスピレーションを星野さんの潜在的な能力に組み入れてこなしてしまう事等というとんでもない事ができたなら、新たな星野作品が生まれるのではないかという期待と言いますか妄想でしょうか、想像がとまりません!
その根底には優しさを湛えて豊かな才能で活動を続けられる星野哲朗さん、エネルギーを要するお仕事ぶりですが、ずっとお元気に素晴らしい作品を描き続けて頂きたいです。
 

 
 
http://spaceyui.com/schedule/hoshino-tetsuro_22.html

2022.03.24:木曜日

 
 

 
 
堂前守人さんの作品は奇をてらっている訳ではないのに、誰にも似ていなくて、面白いです!
そして毎年作風の中に、新しい顔を覗かせて下さり、楽しませて頂いております。
画廊では、いつも飄々と風のようにさりげない感じでいらっしゃいますが、お話しするととても楽しい方です。
毎年この季節になると、何事もなかったように函館からの堂前さんの展示が開催されますが、コロナ禍になってからすでに3度目を迎えました。いつも来年こそは穏やかになっています様にとお話ししますが、本当に来年はマスクなしで堂前さんの個展を迎えたいです!
堂前さんの素敵な旅のコメントが届けられました。ぜひご覧下さい。
 

 
実家が能登にあるので、年に何回も函館から車で走ります。間に津軽海峡があるので必ず海を渡らなくてはなりません。
小樽まで戻って日本海を新潟までフェリーで行くか、青森までフェリーで渡ってひたすら東北を走り続けるか。穏やかな夏には日本海を行くフェリーを利用します。途中いくつかある島々を眺めながらのんびりと日本海を行くのも快適です。
でも最近は東北から北陸まで遠回りしても今まで走ったことのない道を走るのがマイブームです。日本海側を海を見ながら走ったり、内陸を青森、秋田、山形、福島、新潟、富山、石川と寄り道しながら走ります。
ここで暮らすのは大変だろうなと思う山奥や鉱山跡、宿場町や豪農の家、峠やダム。季節ごとに変わる風景、その土地土地の食べ物、温泉。ずっと昔から続いている長い長い時間を感じられるのが東北の大きな魅力です。
走ったことのない道はまだまだ多い。
 
 

 
 
http://spaceyui.com/schedule/domae_2022.html

2022.03.13:日曜日

 
 

 
 
 竹井千佳さんの作品と作家自身のアイコンとして、生命力に満ちた永遠性を纏う若い女性像がイメージされます。
 女の子の可愛らしさとある種の醒めた視線、無垢な狡猾ささえ内包したイラストレーション作品は、瑞々しさを振りまきながらご本人の存在感と共に作品に触れる人々に鮮やかな印象を残すのではないかと思います。
 実際の竹井さんは狡猾さどころか、眼差しはクールなままに善良すぎるくらいにピュアな性格なのではと感じております。
 竹井さんご自身の、現実世界では中々見当たらない、少女漫画や小説の主人公に匹敵するような得難く明るいユニークな個性は、大きな存在感を持ち人々の中で浮かび上がります。
 人間性を素早く見抜く鋭さと、懐の深い許容量との振り幅の大きさが竹井さんの魅力となり作品として生まれているのだと思います。
 この上は社会を蔓延する誰もが影響されてしまうような同調圧力さえも吹き飛ばすほどの人の悪さを得て、また、その善良さ故に全てを許容することから自分を傷つけることのない様、我が儘さとか自分勝手さに目を向けられることも、竹井さんの作品の本質を大きく広げることに繋がるのでは、という感覚を覚えます。
 竹井千佳さんのキュートなキャラクター的存在感はそのままに、更に大きく進化のエネルギーを潜在的に内包するプリマドンナのように堂々と、揺るぎない作品を創出し続けていただきたいです。
 竹井さんのストイックな忍耐を要する技術に裏打ちされた美しい作品からは、そんな確かな力が想起されるのです。
 
 

 
 
http://spaceyui.com/schedule/chikatakei_2022.html

2022.03.02:水曜日

 
 

 
 
「山田博之 個展 Waterfall 2」は2019年の「Waterfall」に続き、瀧をテーマに会場を全て瀧の作品で埋め尽くした圧巻の展覧会でした。
 山田さんは昨年2021年の個展ではサボテンを描かれ、ギャラリー内は色々な種類のサボテンが展示されましたが、2019年の瀧に続き、2020年は波のチューブをテーマにと、動きのあるダイナミックな「水」をテーマにした個展が続きました。
 そして今年の展示「Waterfall 2」では、会場はマイナスイオン溢れる気持ちの良い空間となり、それらの雄大な景観からは水飛沫の音が聞こえて来る様でした。
 山田さんの「水」の世界観にリンクする様に、当ギャラリーでは一昨年の夏にオープンした奥会津水力館の中のギャラリーに山田さんの作品も展示依頼させて頂きました。
12名ほどの作家さんの中のお一人として水力発電施設と川との絵を描いて頂きましたが、こちらも完璧に水の世界ですから、数年間にわたる山田さんの主題とぴったりですし、流石に素晴らしい作品なのです。
 皆様にぜひその作品もご覧になって頂きたく、今回ご紹介させて頂きます。そして、建築物とそれを取り巻くうっとりする様な自然環境、建物内のインテリア空間もご覧頂きたいと思います。
 東北電力奥会津水力館は秘境といってもよい場所で、辿り着くまでに相当な努力がいるのですが、いざ到着すると驚く程景色の良い立地にあり、その景観も感じる気配も桃源郷のような場所です。機会がありましたら皆様も山田さんの作品をご覧になりにぜひお出かけ下さい。
 他の11名の方の作品も素敵な事は、もちろんです!
 
 

 
 
http://spaceyui.com/schedule/hiroyukiyamada_2022.htmlギャラリーhp
 
 
https://okuaizu-suiryokukan.jp/about/
東北電力奥会津水力館hp
 
 

 
 

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