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2021.10.21:木曜日

 
 

 
 
河井いづみさんの興味深い展覧会が終わりました。
河井さんは、実際の生活の中のもの達をスーパーなテクニックで表現し、見るとワクワクするような素敵な絵本が出来上がりました。
また彼女の想像力は3次元に止まる事なく、目に見えない世界観をまるで実世界を描くように楽しげに美しく表現します。
どこかから採集して来たかに思える鉱物や宝石、また羽や昆虫や植物など・・・、同じ平面に並べて独特な色彩が加えられます。
宇宙の視線から見たら、それらのもの達の生成される年月の違いなど大した差異はないのかも知れない、いう感覚を想起させられます。
空間の面白さを含むグラフィック的な感性、そしてファンタジックな発想も混じえ、クールなのだけれど、どこかスイートな味わいのある河井いづみさんのイマジネーション豊な作品は人々を魅了し続けます。
河井さんよりお寄せ頂いた文章を以下にご紹介させて頂きます。
 

 
スペースユイでの2年ぶりの個展が終わりました。
お忙しい中お越しくださいました皆様、気にかけてくださった皆様、ありがとうございました。
今回は、鳥かごの中と外を描いた夜のシリーズを中心としたリトグラフと、近年取り組んだ図鑑絵本や迷路絵本の原画を中心に展示しました。
私は鉛筆を使って描き、パソコンの中で色に変換する手法をとっているので、原画はモノクロームです。
着地点はカラーですが、モノクロの時点で色や空気を描いているつもりなので、そこを楽しんでいただければと展示しました。
イラストレーターとして要望に応えながら描く日々の中で、絵本の仕事に向き合ったことで、子供のころの私に再会でき、何が描きたかったのかを思い出すことができました。節目の作品になったように思います。
またこのような時期に足を運んでいただいたお客様のお顔を見ながら、これまで変わらずに描き続けられていることの幸福と感謝を感じました。作品を見続け応援してくださっている皆様、スペースユイの木村さんやスタッフの皆さん、心から感謝申し上げます。
                                                                                                               河井いづみ
 
 

 
 
http://spaceyui.com/schedule/izumi_kawai2021.html

2021.10.09:土曜日

 
 

 
 
日本の四季を巡り美しい風物を描く風雅な世界観は、古来から脈々と創り上げられ構築され続けた様式があり、人々に共通のイメージを持って愛られ大切に受け継がれてきた感覚を覚えます。
卯月俊光さんは、伝統的な世界観をベースに独自のグラフィカルなセンスを加味し、また金箔や染色などの技術を駆使しながらご自身の作品に新しいエッセンスを加えます。

空を見上げ、息をすると苦しくなるような日もある都会に生きている現実の中、それでも人々は美しい雪月花の風情を求めて止みません。

「 〜 近年は自然の摂理などに意識が向いている 〜 」という、下記の卯月さんの文章のように、厳しさも優しさそして恐ろしさも、全てを含む自然の摂理に思いを馳せずにはいられない日々。

今を生きる人類に共通の、不条理な感情を内包しながらも思いっきり美しく描かれた卯月さんの作品に触れて見たい、と思わずにいられません。
 

 
コロナ禍、あいにくの台風の中、展示にお出かけ頂いた皆さまにはとても感謝しております。
今回は、新作と、以前の作品に手直しを入れ新たな見え方にした物を観ていただきました。作品は染めた水彩紙に金箔、岩絵具などで仕上げる独自の技法です。
金箔は光の加減によって表情が変化し奥行きがありとても魅力を感じています。個展のテーマである『GOLD』も金の持つ力、可能性を伝えられればという思いで決めました。会場でいただいたお言葉に、自分でも半信半疑だった作品などが好感を持たれていて新たな発見がありました。これからの方向性に気付きをいただきました。
気持ちの赴くままに自分がワクワク出来るよう創作をして来ました。そして、いつも何を描こうとしているのか、、どこへ向かっているのか、、自問します。
近年、とくに自覚的に思うのは自然がつくりだす様相、また自然の摂理などに意識が向いていると言うことです。
四季のある小さな島国の日本は様々な多様性、情緒をもたらしてくれていると思います。そして、それはとても豊かな、恵まれた環境だとも思います。
四季が作り出す日本的な奥ゆかしさ、細やかさ、煌びやかさ、侘び寂びなどを少しでも表現できたらと思います。                           (卯月俊光)
 
 

 
 
http://spaceyui.com/schedule/utsuki_toshimitu.html

2021.10.02:土曜日

 

 

 

 
目まぐるしいスピードで動いている世界の分野と、そうではなく変わりなく存在している様々な分野の人々や国々がモザイクのように詰め込まれた感覚。変わるべき感覚と変わってしまっては悲しい気持が入り混じり、人々はどう生きたら良いのか、指針を失っているのでしょうか。
表に出ているニュースの裏側に隠されている瑞々しい何かを見落とさないように、シナプスはいつでも尖らせていたいけれど方向を誤らないようにしなければならない事も大切。
現代社会において人間の出発点としての足跡が溢れているケニアに住まわれた日々は、シーノ・タカヒデさんにとり、本当に素晴らしい経験だったと思います。
シーノ・タカヒデさんの第二の故郷であるアフリカには、多様な世界が一巡した後の、新しい未来を感じます。
純真なアフリカ、原初の大地、混沌の大陸・・・。それでも人々は、裸足のままでスマホを持っている!
純粋なままではいられない、プリミティブな感覚を客観的な感性と共に持ち続けるのは至難のわざかも知れませんが、何かを創り出すためにはとても必要なことと思います。
日本だけでなく、いわゆる経済大国といわれていた国々が次々と精彩を失って行くのを見るにつけ、アフリカだけではなく、南米圏、南アジア圏、東欧など、それらの国々から光を灯してくれる感覚を予想してしまいます。
懐かしいアフリカの思い出を通して、シーノさんの作品の中に新しい輝きが灯される期待が膨らみます。
 

 

 

 
http://spaceyui.com/schedule/shi-no-takahide2021.html

2021.09.25:土曜日

 
 

 
 
政岡勢津子さんの10年ぶり!の個展は、政岡さんがお仕事を開始してから35周年を迎える記念の展覧会となりました。
瑞々しい鮮やかな色彩感覚は、変わらぬ力強さで表現されていて、平面作品だけでなく創作本やBOX等、会場も心躍る楽しい空間構成がなされました。
コラージュや抽象的なハートをモチーフとしてデザインされた平面作品と共に展示された小さなオブジェのようなBOXは、瞬く間に皆様の手にと渡って行きました!
政岡さんのハートの作品は良く知られておりますが、可愛らしい少女や動物のキャラクターは大ヒットで、日本だけでなく世界に羽ばたくショップ、カーリーコレクションのキャラクターデザイナーとしてもご活躍です。
 
 

 
 
http://spaceyui.com/schedule/setsuko_masaoka2021.html

2021.09.17:金曜日

 
 

 
 
島袋千栄さんの個展「カベドールのいるところ」、創意に充ちた楽しい展覧会でした。
島袋さんは、美しいラインの線画もフリースタイルのペインティングもすごく達者に描かれて、個展ではずい分色々な作品を拝見させて頂いておりましたが、ここ数年の間に「カベドール」というオリジナルな作品が創出されました。「カベドール」は、創出というより発明といった方が良いかも知れません!
何しろ島袋さんご自身の楽しさが伝わって来ますし、ペインティング技術満載のオブジェなんて、どこにも存在しない、すごく魅力的なものではないでしょうか?
また、南欧も北欧も含めたヨーロッパの家々のイメージを彷彿とさせるテーマの作品の数々は、不思議な新しい風を感じさせられます。
現在も戦時のようにコロナという災禍を抱えて生きている私たちですが、2011年の福島原発の厳しい時代をスタッフとして一緒にお仕事して頂いていた島袋さんと過ごした時間を感慨を持って思い出しております。
島袋さんから寄せられた素敵な文章をご紹介させて頂きますね。
 
  ↓
 
 2019年11月に初めてカベドールだけの個展を開催し、会期が終わって直ぐに次の個展を1年10ヶ月後に決めた時は新型コロナウィルスの存在など誰も知りませんでした。
2019年12月にそのウィルスが世の中に出現し、それ以来その名前を聞かない日はありません。
ほんの2年足らずで世界が変わってしまいました。
その間の制作は複雑でした。
何をテーマにするべきか…

 東日本大震災の時に私はスペースユイのスタッフとして働いていました。あの時も日本中が暗く重苦しい空気でした。
そんな中、毎週明るく元気な作品が展示され、心を前向きにしてくれたのを思い出しました。
アートの必要性を感じたものです。

 私もそんな風に見て頂く方が
少しでも心が軽くなるような作品を作りたいと思い、
今回のテーマを
素敵な所、可愛いモノ。
にしました。

 お家時間が長くなり
読書をしたり、知らない街に想いを馳せたりした方も多いことと思います。

そんな絵やカベドールを制作しました。

 お陰様で沢山の方にご高覧いただきました。
感謝申し上げます。

 こんな時だからこそ、
明るく心軽やかになる
作品作りをしていきたいと
会期後、改めて思いました。

 一日も早くマスクなしで明るく笑い合える日が来ることを祈っています。

 最後になりましたが、
スペースユイの木村さん
そしてスタッフの皆様
大変お世話になり
有難うございました。

島袋千栄
 
 

 
 
http://spaceyui.com/schedule/shimabukuro_2021.html

2021.09.08:水曜日

 
 

 
 
ジャンルを演劇に置き換えて、作品として定着させる一般的理論として汎用させていただくと、松川けんしさんの作品には、しっかりとしたドラマツルギーが存在すると感じます。
作品をアートとして完成させるためのプレゼンテーション能力は、理論的側面が既に組み込まれていなくてはならないからです。
松川さんの作品を通して、そんなパワーが見え隠れして興味深い感慨を得る事ができます。
作品が放つその感慨を、見るものと創る側が共有できる事が美術鑑賞というものの、交互作用の幸福なのかも知れません。
現在の、真っ直ぐには中々捉えにくい世の中で、作家がどのように何かを捉えて作品として見る者に差し出して下さるのか、また作家はどのような思いを見るものに伝えようとしているのか、作品が精神に触れようとしている律動を感じる程、人々は興味を惹かれて行くと思います。
岩手県花巻で農業に勤しみながら、まるで宮沢賢治のように、美術制作に励まれるという羨ましい日々を送られる松川けんしさんの作品から目を離すことができません。
完璧なドラマツルギーの裏側から、都会の混濁を離れて日々を営まれる松川けんしさんが創出される何か貴重な魂の籠るものを私たちが掬い取り、少しでも現況よりも心洗われるエネルギーを照射して頂けたらいいな、と思って止みません。
 
 

 
 
http://spaceyui.com/exhibition/matsukawa_2021.html

2021.09.01:水曜日

 
 

setsuko tamura
 
 

 
 
女子二人+男子一人という不思議な組み合わせの三人展が、いつしか画廊恒例の楽しい年末の企画展となりました。
田村セツコ+水森亜土+ささめやゆき、田村セツコ+高田せい子+ささめやゆき、また田村セツコ+水森亜土の二人展という年もある等、時を経て色々なかたちに変遷して参りました。
ここ数年間田村セツコ、竹井千佳、矢吹申彦氏の三人展が定着しておりましたが、今年は矢吹申彦氏がお休みされ、かわりにチカツタケオさんにご参加頂きました。
皆様にはその端正な作風で、矢吹さんよりも更に不思議なコンビネーションの妙をご覧頂く事となりましたが、「夏の三人展/2021」は、とてもバランス良く格調高い画廊空間が構成され、ご三方のパワーが実感されました。
コロナ禍の影響から、昨年は中止となり、今年も一度延期せざるを得ずという状況が続きましたが、やっとこの夏に開催する事ができた久しぶりの三人展は、やはり華やぎのあるエネルギーが空間を充満し、人々を思わず笑顔にしてしまうパワーがありました。
また、チカツさんのフェイスブックより、素敵なコメントを見つけましたのでご紹介させて頂きますね。展覧会の様子が目に浮かんで参ります!
 
以下は、チカツさんのfbより ↓
 
コロナ禍にもかかわらず、田村セツコ、竹井千佳、チカツタケオ 3人展にお越しいただきありがとうございました。
親、子、孫みたいな年齢、絵はキュートで可愛い絵を描くのに男前の売れっ子二人の女子達に、堅苦しい絵を描く軟弱男という、世の中探してもそうそうない珍しい組み合わせの展示でしたが、個人的には個展とはまた違うお客さまたちで、明るく、賑やか、とっても楽しい展示でした。
元気な二人にまた絵が描きたいと思えるもエネルギーをもらったのでさっそく明日からまた絵を描きはじめようと思います。みなさん、またお会いできる日までお元気で!
(チカツタケオ)
 
 

takeo chikatsu
 
 

chika takei
 
 http://spaceyui.com/schedule/summer_three.html

2021.08.16:月曜日

 
 

 
 
宮本崇輝さんのガラス作品は、想像を超える美しい透明感があり、清潔感溢れる印象をもたらされます。
透明なガラス素材と共に、大地や海、また抽象的なイメージのマテリアルとを映し取った組み合わせが、とても見事に表現されオブジェや普段使いの器として、個展会場に展示されました。
爽やかな風が吹き抜けるように見る人を涼やかな気持ちに誘う、宮本さんの作品ですが、1200度という高温の炉の中で制作される吹きガラスの作品は、綿密な設計のための時間と大きな身体的エネルギーを費やして初めて形になるという、たいへんな作業です。
そのような努力や汗のあとを感じさせない数々の作品ですが、宮本さんとお客様が素材や製法についてお話しされているのを伺いますと、気持は宮本さんの作品制作に係るご苦労や努力に向かい、敬意を抱かずにはいられません。
先にも述べましたが、宮本さんの創る作品は身の回りにある普通のガラスの製品よりも透明度が高い感じが致します。
実際にそのように工夫し制作されていると伺いましたが、とても心打たれるクリアな感覚です。親しみやすいのですが侵し難い気品をともなって、宮本さんの作品の独特な個性を醸成していると思います。
年々、ファンのお客様、コレクションして下さる方々も増えて参りましたが、何故か趣味がとても私と合う方がいらして、去る6月の天野智也さんの備前の展示でも、昨年と今年の宮本さんのガラス作品でも全く同じ作品を買われました。
2019年にはピッチャーを買いましたが私もその方も割ってしまい、21年の今年、私たちは同じ(少し進化系の)ピッチャーを買いました!
美しいフォルムのピッチャーは、注ぎ口の部分が怖いくらい繊細でしたが使い易く重宝していましたので、割ってしまった時はたいへんショックを受けました。
丁寧に作られた小さな器やピッチャーは、実用的な基礎的な実力がすごく進化していて使いやすく、だからと言ってデザイン性は損なわれているどころか、更に綺麗な形になっています!
二代目のピッチャーも参加して、宮本さんのキラッと光るガラスの器は、日々の食卓やキッチンで、いつも楽しさを与えて下さいます。
また、今回は作品と実用的な器との中間をコンセプトに制作した「ドーム」がテーマ、果物やアクセサリー等、お部屋でディスプレー感覚を楽しめるというアイデアを提示しました。
既に、来年のテーマも楽しみです!
 
 

 
 
http://spaceyui.com/schedule/takakimiyamoto_2021.html

2021.08.02:月曜日

 
 

 
 
山崎若菜さんのイラストレーション作品が放つエネルギーは、大きく個性的で、作家の脳内イマジネーションに追いつくのが大変です!
現実的なモチーフを用いながらも楽しさを誘うポップな色調は、視覚を通じて、人をエネルギーアップする力に満ちていると感じます。
明晰かつ大らかな山崎若菜さんにしか創造のできない作品世界です。
一方で、現実にはあり得ないポージングやシチュエーション、空間構成は、アミューズメント表現でありながら、悪夢的な感覚を孕み、決してシンプルなイマジネーションでは構成できないものと感じられます。
本年2021年の個展タイトルは「ドッキング」。若菜さんの先見性に導かれて、きっともう少しするとこの言葉の重要性がわかるのではないかと想像致します。
2019年の個展タイトルは「ZONE」、そして数年前に制作されたZINE「DYSTOPIA」、と時代の先を見通したかのような作品を、今振り返っております。
2021年現在の地上は、正にこれまでの現実ではあり得ないような未知の「ZONE」を我々は生かされていて、若菜さんの描くクリエイティブでポップな悪夢的遊空間は、現実的な人間世界を反映している様にも、凌駕している様にも感じられます。
文章や言葉で表す世界観を、全てヴィジュアルに置き換えて表現された若菜さんのイラストレーション作品は、より雄弁に、饒舌に、詩的に私たちに語り掛けて参ります。
そして今回の作品の中に感じられる、山崎若菜さん独特の楽しさの中の密かな静けさが、何かを以たらす希望の気配を運んでくれるのではないか、と願いが膨らみます。
 
 

 
 
http://spaceyui.com/schedule/wakana_yamazaki2021.html

2021.07.26:月曜日

 
 

 
 
鹿児島在住の高岡栄司さんから個展開催のお申し出があった時、とても不思議な作品!という印象が強かったです。
どこかで見たような、そしてどこにも存在しないようなオリジナリティ溢れるメッセージ性豊な作品を創る方は、一体どのような方なのだろう?真っ直ぐで純粋でちょっと頑固な方なのだろうなと想像致しました。
東京では個展を開催したことはありませんが、金沢やロサンゼルスでの個展開催ではとても人気な様子をフェイスブックで拝見しました。
金沢での展覧会には21世紀美術館館長が訪れたり、金沢の作家さん仲間たちと談笑されている、とても雰囲気の良い投稿写真がたくさん掲載されています。ロサンゼルスでも高岡さんが好意を持って受け止められておられることが感じられます。
鹿児島に住われて、金沢の大学で彫刻を学び、ロサンゼルスでも作品を発表される等、都市空間との関わり方も高岡さん独特の、必然と偶然の不思議さを感じております。
高岡栄司さんの木彫作品は、独特の世界観で表され、見るものの想像を誘います。人々が日常で用いるスプーンやメガネ等のオブジェと共に、全ての作品に坊主頭の男の子の頭部が表現されています。
人形の顔に胡粉を刷かれた様にすべすべの質感の頭部は、多少の不気味さを孕み色々な感情が表現されています。怒りの表情、また白塗りの身体表現である舞踏の世界観を彷彿とさせるようにも思えますが、何だかキュートさも感じて参ります。
今回、東京での初個展でしたがコロナ禍という事もあり、高岡さんは搬入の後すぐに鹿児島に戻られ、金曜日と最終日の土曜日しか在廊できませんでしたが、作家の目の前で活躍中のアートディレクターの方に作品が売れたり、遠くから大学時代のお友達が見えたりと、とても好評でした。
全日程を在廊される事はできませんでしたが、ピュアな優しい人柄の高岡さんをもっと皆さんにご紹介したかったと、少し残念な思いです。
高岡さんに面白い文章を書いて頂きましたので、ご紹介させて頂きます。
 
 ↓
 
  スーツケースをぶつけながら東京へ着き、道に迷いながら汗だくでギャラリーに到着。作品の設置を済ませると、また迷い、ぶつけながら鹿児島に帰った。展示が終わるころ同じことが繰り返され、今、鹿児島にいる。
学生の時も夏休みに入ると次の日には鹿児島に帰っていた。
「有料ですか?」と恐る恐るギャラリーに入ってこられる方がいた。いくつかの作品の前でじっと立ち止まり、足早にギャラリーを出て行かれた。「これいいね」とザっと作品を見た後、作品を購入してくださる方がいた。
10年ぶり、20年ぶりに会う友達が来てくれて作品についての感想をもらった。
  鹿児島の実家でコツコツと作品を作っている。展示の日時が決まると制作のペースが上がり、展示がないときはアルバイトをし材料費を稼ぐ。東京で個展をしたいなぁとギャラリーを探し始め、space yuiの木村さんの写真を見てメールを送ることに決めた。木村さんはどんな方だろう?「あの顔がきらい」、「芸大に落ちてよかったわね」、「すが」とおっしゃられていた。メジャーを片手に、頭に赤い玉の付いたピンを片手に、あっという間に作品の設置場所を割り振った。作品の価格もあっという間に決めた。励ましてもいただいた。 
 木村さんのような方がいなければ私は作品を発表できなかったかもしれない。ギャラリーで働く御二方も、少し戸惑った表情を見せながら(マスク越しですし、主観です)も丁寧な対応をしてくださり、ギャラリーの皆様に感謝しております。
見に来てくださった方々、いつも気にかけてくださる方々ありがとうございます。
  私は作品を作り続けるだろうと思っています。少しでも良い作品を見てみたいです。
   
高岡栄司
 
 

 
 
http://spaceyui.com/schedule/eiji_takaoka2021.html

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