2017.04.03:月曜日

 

 

 

 

昨年、7年のブランクを破って個展を開催、その力量に皆を唸らせた星野哲朗さんでしたが、今年は更に洗練された作品を見せて下さいました。

星野哲朗さんは、主にヨーロッパの建築物、そしてワインのボトルやパン、オリーブ、チーズ等の食材を描いたら、誰にも真似のできない作風と世界観を構築しました。

作品モチーフの建物等は、リアルな様でいて平面的な構成であったり、次元が交差したりと、ひじょうに見応えある画面に描かれております。

星野さんの作品を前にすると、まるで南欧のどこかの街角でふと聴こえて来る音楽に耳を傾けながら佇んでいる様な気分に誘われます。

技術を磨きぬき思考し続けて、作品の様式を星野さん独自のスタイルに創りあげましたが、重厚とも言えるマチエールの中に軽やかな感性が加わって、より魅力ある作風になったのでは、と感じます。多くの若い方々の注意も魅き付けて、新しい広がりを予測させる風を感じました。

また、小さな時分から建物や乗り物を遠近法で描いていたり、機械の中身等を描くのも大好きだったという星野さんのお話を伺い、子供の頃の作品を拝見したい気持にかられました!

http://spaceyui.com/schedule/hoshino_17.html

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2017.03.22:水曜日

深谷さんのトラディショナルな技法、技術はほぼ完璧な域と言えるでしょう。

描写力が如何に完成されたものであっても、スーパーリアリズムを目指している作家ではなく、そのデフォルメのさじ加減、センスが相俟って深谷良一氏の力量を示していると思います。

昨年2016年から続いて、深谷氏には絵といっしょに木の箱も展示して頂いておりますが、毎年ほとんどの箱が売れてしまうという人気を博しております。

日本画の様に平面的な筆致を取り入れた日本の工芸を思わせる作品ですが、若い作家や顧客、またヨーロッパの方々等、和のテイストをモダンな感覚で取り入れたいという趣向で人気がある様に思えます。

リアルに見えながら目を凝らして見ると、実はシンプルなタッチに過ぎない描写には、限りない力を感じます。

以下に深谷さんからの文章をご紹介致します。

今回2回目の箱の絵を展示致しました。

檜材の箱には、看板文字と杉板絵の記憶を組み合わせ、全体を覆うように動植物柄を描き、墨文字は浮き彫りにしました。

失われた楽園が少々アカ抜けない花鳥画を装ってモダンを表現出来れば良いのだがと思っています。

http://spaceyui.com/schedule/fukaya_17.html

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2017.03.19:日曜日

 

 

 

 

広瀬弦さんの4年ぶりとなる個展が開催されました。

今回は、谷川俊太郎さん意訳のイソップ童話に、広瀬さんによる水彩画と、原画をジークレイ版画として制作した作品を展示致しました。

独自の描法、様式の感じられる広瀬さんの作品の持つ魅力を充分にお伝えできる展覧会であったと思っております。

広瀬弦さんの作品と共に谷川さんの手書きのテキストも版画にする、というユニークな試みもありました。

谷川さんに50音のひらがなを書いて頂き、ひとつひとつの文字をレイアウト、谷川さんの詩と広瀬さんの版画とを美しく配置した作品ができあがりました。

ご来廊の方々はじっくりと作品と詩を堪能していらして、鑑賞される時間がいつもより長かったように思います。

イソップという題材を作品として定着させ、提示するという作業は、容易ならざることと想像致します。人間の悲喜劇をコミカルに、時にはブラックに表現、しかも作品としての重量感を保持させていかなければなりません。

今回の「いそっぷ詩」展、谷川俊太郎さんと広瀬弦さんの表現力のタッグがあってこそ、だったと思います。

会場で流れていた、本の巻末に収蔵された谷川賢作氏による音楽も相まって、不思議な楽しい世界に包まれた展覧会でした。

http://spaceyui.com/schedule/hirose-gen_17.html

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2017.03.06:月曜日

 

 

 

 

原宿のアップルストアの向かいの小道を入った会場で、グループ展に出品されている方々の中のお一人が高橋春夫さんでした。

真夏の表参道で汗だくになって辿り着いた会場で、初めて高橋さんの白い器に遭遇致しましたが、何も考えずに参りましたためか、器の佇まいの美しさに暑さも忘れてしまいました。

すっきりとシンプルですが、自然と愛着が湧く、普段使いのできる白磁と粉引きの皿やカップ達とは、こんな風にして出会ったのでした!そして幸せな事に展覧会迄開催する事ができることとなりました。

高橋春夫さんは、最近何かとご縁のある出版社の風濤社オーナー高橋栄さんのお兄様で、弟の栄さんがそっと差し出されたグループ展のDMが今回の展覧会のきっかけになりました。

現代のインテリア空間にすっとおさまるデザインの器は、個人の方々にだけでなく、雑誌やTVなどのメディアに向けても使われるべく購入されて行きました。

すでにいくつか使っている白い器たちは、自宅テーブルの上でも、ジワジワとそのパワーを発揮しております!

高橋さんにもコメントをお寄せ頂きました。ご紹介させて頂きますね。

今回初めてギャラリーYUIさんで個展を開催させて頂きました。

確か、私が独立して間もない頃、YUIさんのお名前は存じ上げておりましたが、ご縁があり個展を開くことになるとは

思いもよりませんでした。

照明、什器がとてもセンスが良く、作品もより輝かせてくれました。

又、土地柄色々な業界の方が観てくださり、今後幅広く展開していくのではと期待しております。

美術、工芸の不振が続いておりますが、YUIさんのように積極的にアピールしてくださることに大変感謝しております。

来年はシンプル&使い勝手+少しの遊び心をを取り入れた作品を作りたいと考えてます。

ありがとうございました。(高橋春夫)

http://spaceyui.com/schedule/takahashi-haruo_17.html

 

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2017.02.25:土曜日

 

 

 

 

お話しも、マンガもイラストレーションも、脳細胞が高速スピン回転している山口マサルさんのスピードに着いていくのはたいへんです!

日常の一コマが全て作品のイメージに集約して楽しいまんが作品がたくさん出来上がりました。たった数ヶ月、それも仕事の合間に、ずいぶんたくさんのまんがを描いて下さいました。

山口さんが師と仰ぐクリヨウジ氏も来廊下さって、お二人の奏でる大らかな楽しい時間が流れました。

山口さんにコメントを書いて頂きましたが、普段のスピードの話し言葉そのままで、楽しい!!

yuiから陶器の展覧会を、と言われたのが1年前、と陶器だけだと壁が寂しいし、そこで考えたの がやってみたかったまんがだった。それもコマまんがで長くない奴、2ページにしょうと決まっ たのが夏も終わった10月頃。日々の面白いアイデアを少しずつメモってた。クリヨウジ氏の500点の漫画集にも触発された。まずクリ氏に10点を送って見てもらったら、褒めてもらったのが励み。100点200ページが目標。まだ65点。今回は45点を展示した。イラストレーションを生業にしてのお絵かきだから同じ人物をコマごとにに描くのが面倒臭い、漫画家って凄いなって思いつつ、慣れたら面白い。時間が入る簡単なストーリー展開が面白い。こうなったらしめたもの。やたらめったら描きまくる。見た人がニヤッとしてくれたら嬉しい。笑わなくても良いニャッが良い。そういうスタンス。1時間以上見ていってくれた人が何人も居たんで嬉しかった。ガーデンの初日にも2時間かけてじっくり見て居た初めてのお客がいたのが嬉しかった。さあ、まだ続きを描くぞ。出版社の人も見てくれたら嬉しい。

http://spaceyui.com/schedule/yamaguchi-masaru_17.html

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2017.02.19:日曜日

今年も高橋キンタローさんの企画によるグループ展が開催されました。当ギャラリーでの普段の視線からは見えないけれど、興味深い作家さんのチョイスが秀逸なキンタローさんのキューレーションに、とても感謝です!

point of view vol.1では、展覧会が終った後、ほとんどの出品者の皆さんに個展を開催して頂く、という嬉しい偶然がたくさん重なりました。

今回の point of view vol.2でも、point of view vol.1と同じく7名の方々に賑やかにギャラリーの壁を飾って頂きました。とても大胆な表現の方、細やかさが魅力的な方、それぞれの方の個性が光り、楽しい展覧会でした。

今回は、展覧会のDMをデザインして下さり、画廊空間をパワーアップして下さったヒロ杉山さんの作品展開催の可能性を模索しておりますが、実現しましたらたいへん嬉しく思います。

また、他の方々からも、お仕事の話や個展開催等の嬉しいお話が多くあった様子を伺いました。

★オープニングパーティーについて:

折からのインフルエンザ、ノロウィルス流行の影響で、知り合いのギャラリーがギャラリーのオープニングパーティーですのに食中毒を疑われて、営業停止に追い込まれそうになるという人ごとではない事件がありました。

私共も飲食のプロではないので、パーティーの時間内に全てを管理する自信がありませんが、オープニングパーティーで来て下さるお客様をおもてなししたい、という気持は開催する側と致しましては当然の事と存じております。

今回を機会に、当画廊でのオープニングパーティーについての希望を書類にまとめさせて頂き、パーティー開催をご予定される方々にお渡しすることに致しました。

画廊を訪れるお客様に、また開催して頂くアーティストの皆様に、ご迷惑をおかけしない様にと考えたものですので、ご理解を頂けましたら幸いでございます。

http://spaceyui.com/schedule/point-of-view-%E2%85%A1_17.html

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2017.02.16:木曜日

 

 

 

 

山田博之さんとお話ししていると、先生でいらっしゃる所為かとても合理的かつ論理的な方と感じますが、一方で、ヴィジュアル表現をする方にとって実は一番大切かも知れない、言葉では表せない不確かな何かや捉えがたい感覚を表現される力量を感じます。

確かな技術、磨かれた表現力と同時に、あたかも自動筆記の様に描かれる紋様や神話絵本などを拝見しますと、神秘的な表現の力を合わせ持った才能を感じるのです。

そんな山田さんが今回挑戦されたテーマは「HAIR」。単なる髪のスタイルを描いた訳ではありません。山田さんのイマジネーションが膨らんで作品の中の人々は、髪の毛と一緒に弾けたり爆発したりしています!ファンキーな楽しさが画面から伝わって、思わず楽しい気分に誘われます。

毎年、会場の空気をその会のテーマに染めて、エンターテイメントに観客を楽しませて下さる山田博之さんのパワーを改めて感じさせられました。

山田さんの文章です!

イラストレーションは職能で、書籍や広告物など、ひとつの仕事を完成させる技術です。でも、イラストレーターの描く絵は「大好き・楽しい・面白い」であるべきだと思っています。お絵描きが大好きで、この業界に飛び込んだはずなのに、いつしか描くことが辛くなっている。そんな状況は、悲しいですから。

今回のテーマも、そんな考えから生まれました。髪は自由自在。どんな色にも、どんな形にも。「髪って面白い!」

作品の形態は、色ベタ部分や人物画のアウトラインをインクジェットプリンタで出力し、そこに油性ボールペンでドローイングを施す方法。他にクレヨンのスクラッチ作品も制作しました。

ユイさんでの個展は、今回で4回目になりますが、毎回、新しいテーマで楽しく制作させていただいています。

来年は、どんなテーマに興味を持っているのか、自分自身も楽しみです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。(山田博之)

http://spaceyui.com/schedule/yamada-hiroyuki_17.html

 

 

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2017.01.26:木曜日

 

 

 

2017年の小池アミイゴさんの展覧会では、ペインティングのタッチもなめらかに、花々も、遠く臨む海や浜辺の状景も、より優し気に心情のこもった作品の数々が展示されました。

やんちゃな少年がそのまま大人になったようなアミイゴさんのことを知らずに作品を見られた方は、小さな花や風景作品のたおやかとも言える優しさと作者のイメージとが重ならず、少なからず当惑なさる様子でした。

2011年3月の震災直後からの作品創作やブログ、フィールドワーク等、小池アミイゴさんの活動の全体像を見て、彼の作品を紹介し人々に広めて行くのは、その時の自分の義務のように切実に感じた記憶が、昨日のことの様に思い出されます。

被災地への思いを作品の制作だけでなく実際の行動でも表すアミイゴさんの作品からは、被害に合われた方々への共感や亡くなられた方々への追悼の思いが、同じ国に住む者として自然と湧き上がるように思います。

2012、2014、2015年と東日本をテーマにした展覧会を開催させて頂きましたが、4度目となる2017年は、絵本「とうだい」(福音館書店より出版)という新たな視点も加わった展開の展覧会となりました。

人々との関わりや活動の中で培われて来たアミイゴさんの技術と感性には目を見張るものがあります。

そして作品を提示することにより、人々から更なるエネルギーを受け、より普遍性を帯びた作品へと進化を続けて行くことを確信しております。

アミイゴさんご本人の素敵なコメントを以下にご紹介致します。

yuiで4度目の開催となった展覧会「東日本」が終わりました。

展覧会明けの今朝、絡まった言葉をほぐすつもりで、代々木公園をユックリ走ってみると、冷たい空気の上に乗っかった東京の空は、朝日をやわらかくまとった灰色の雲に覆われ、そこに冬枯れの木々の枝が黒い筆致で複雑な模様を描いていました。光の変化で刻一刻と変わってゆく風景を愛しいと思い、センチメンタルな気分にも浸り、結局10kmほど走り続けた2017年1月19日の朝です。

そんな風景に心をを奪われるのは、yuiで出合ったお1人おひとりの言葉に触れたからです。

4度同じタイトルの展覧会を開催し、足を運んでくださる方からいただく言葉を、より確かなものと感じた今回。

昨晩家に帰ると「作品は観衆がそれを見に来て、自身の解釈を付与して初めて完成する。そして、その芸術作品は、そこに至るまでのグレーの領域を表現しているんだ」なんて言葉に出会いました。昨年亡くなったデビッド・ボウイが遺した言葉は、ボクが作ったyuiの空間を明快に言い表してくれたはずです。

yuiへの搬入から設営の後、作品の並んだ生まれたばかりの空間の中に立ち気がついたのは、「ボクは絵に向き合ってくれる人のことを思いっきり信頼して描いたんだ」ということ。

ボクはなにか描いたけれど、それを絵に育ててくれたのは、寒い中yuiまで足を運んで下さったお1人おひとり。そこからまた力をいただいたボクは、次の場所を目指し灰色の荒野を歩けるのだと思っています。

毎回展覧会の最終日には寂しさを感じたものですが、今回は「次」という気持ちが大きく勝ると共に、「ボクはまだなにも描けていない」という気持ちでもいます。

2011年3月11日の夜に「これは10年、20年とかかる事態だ」と直感したことは、今も明快にボクの中にあり、ただこれまでとは違い、心に多くの並走者を得たはずの4度目のyuiの時間。

あらためて、みなさん、寒い中足を運んでくださってありがとう。LOVEです。

毎回「アミイゴくん、お願いね」と呪文をかけてくる木村さん、ありがとう。

今回の展覧会に至る最初の部分で、画家のやまぐちめぐみさんの早逝に出会い、彼女の遺した作品を整理しタンバリンギャラリーで展覧会を開催するまでの仕事をしました。

彼女の生きた証は、ボクの制作のハードルを思いっきり上げるもので、なんつーか「負けてられねえ」って気持ちで今回に臨んだこと、最後に記しておきます。

ひとりで見ることの出来るものには限りがあります。

しかし、です。

小池アミイゴ

http://spaceyui.com/schedule/koike-amiigo_17.html スペースユイhp

http://www.yakuin-records.com/amigos/?p=12832 小池アミイゴhp


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2017.01.22:日曜日

田村セツコ

矢吹申彦

竹井千佳

Winter Magic「冬の魔法」は、田村セツコさん、矢吹申彦さん、竹井千佳さんという、不思議な組み合わせの三名のアーティストによる魅力的な展覧会として、2015年より開催させて頂いている企画展です。

昨年2016年のクリスマスシーズンにも、 「Winter Magic 冬の魔法vol.2」 というタイトルで楽しい展覧会が開催されました。

飽くまでも端正な矢吹申彦さんの作品の、諧調の美しさともいうべき佇まいには感銘を受けずに居られません。その画風は、ペインティング作品としての思慮とグラフィック感覚のクールな軽やかさが拮抗して独特な静謐な世界観を創りあげていると思います。

しんしんと白い雪が降る情景が描かれた作品は、見る人々の心を静かに温かく包み、想像力を刺激します。

また、田村セツコさんと竹井千佳さんは、魅力的な少女たちを描く方で、ご本人達も偶然の出会いではありますが、ベテランと若手を代表する永遠の少女である様に感じます。

そんな田村セツコさんには、お会いする度に癒されておりますが、まるで出会う人々を笑顔にしてしまうDNAが組み込まれているかの様です。

竹井千佳さんも、そこに居るだけで周囲がぱっと華やぐ陽性なパワーに溢れた方で、作品といっしょに本人もたいへん見応えある方です。

新旧を代表する、少女を描かせたら当代のお二人と、端正なダンディズム溢れる矢吹申彦さんの三人の組み合わせは、偶然とは言い難いものがあるのかも知れません。

http://spaceyui.com/schedule/tamura-setsuko%E3%83%BByabuki-nobuhiko%E3%83%BBtakei-chika_16.html

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2017.01.05:木曜日

 

 

 

オカダミカさんの久しぶりの個展が好評のうちに終了しました。タイトルを「東京」に決めたと聞いた時に、皆に共通な「東京」をどんな切り口で表現するのかと、たいへん楽しみでした。

オカダミカさん、元来、温かさを周囲に振りまき、明晰で、ファッショナブルな存在感溢れる素敵な方ですが、作品は、ご本人の印象とひと味異なります。

様々な表現方法をひとつの画面に巧みに使い分けながら、バランスの取れた光の溢れる一枚の平面作品として仕上げている中で、登場する人物(主に女性)の視線が強く記憶に残ります。ノスタルジー、都会的なクールさ、無表情、そこはかとない諦観や哀感、といった感情を喚起する言葉が浮かびますが、そのどれでもない感じ、或はそれらを全て包含した感覚。

淡々と状景を描き分けている中で、目の部分だけは有機的に生きている命を持つけれど、マスクから覗いている視線の様にその心情は見えず、謎めいています。

名状し難いその感覚への答えは、ミカさんから送られた下記の文章にある様に思えます。それこそ皆に共通な存在の内奥へと繋がって行く、創造のバックボーンを感じました。

いろんなタイトルを思い浮かべる中

ふっと、残ってきたものが「東京」という言葉だった。

その時浮かんだものの中で一番大変そうで、一番どうなるか想像がつかなかったけれど

今の自分だから思いついた事な気がして、やってみたいなと思った。

今までは空間に人物をポンと置くことでその周りの空気感や温度や色

そんなものが画面に滲み出ればいいと思ってきたのだけれども

今回は背景に街を描く事で、同じ事を表現できたらいいなと思った。

背景を描いてはいるけど、私が描きたいのは風景でも街でもなく

自画像でもなく誰でもない

デジャヴのようなものなのかもしれない。

                                                                                                                                                                                                                      

ただそこに立っている、そしてその場所は実在している

それが自分にとってはとても大事な今回のルールのようなものだった。

一枚の絵にこんなにしっかりと背景を描く事は初めての事で

自分でもどこで筆を置くのかさっぱりわからず

不安ばかりの作業になってしまったけども

だからこそ、今までにはないものが見えてきたり感じられたりして

今思えば楽しい貴重な制作時間だったと思う。

そして何を描いても自分が描きたいものってなんか変わらないのだな…と再認識できた気がした。

スペースユイという空間や来て頂いた方々に

自分の今踏み出せる一歩に立ち会ってもらったような気持ちになっています。

感謝をこめて

オカダミカ/micca

http://spaceyui.com/schedule/okada_16.html

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