2018.02.01:木曜日

 

 

松本圭以子さんの展覧会タイトルが面白く、改めて作品を拝見すると、成る程!と納得させられものがあります。

Visionary ー空想家ー、聞き慣れない言葉ですが興味を誘う響きのフレイズが異世界へと誘うかのようです。

松本さんの普段の作品でも感じる事ですが、想像力豊かなイメージが一枚一枚の作品画面に定着して既視の感覚を伴った完成度の高さを感じさせられます。

今回は、パステル画やご自分で撮影された写真を用いたコラージュ作品が展示されました。また、様々なモチーフで構成したBOX ART 作品もたいへん見応えのあるものでした。

松本さんのイメージする記憶を元に再構成された場面が、二次元だけでなく三次元作品としても制作されて、観る方々の想像力を刺激し、とても楽しませて下さいました。

                          

                           http://spaceyui.com/schedule/keiko_matsumoto_18.html

AAAAA
2018.01.23:火曜日

                        

                                                                             北見隆

                                                                                      北見隆 谷口広樹 二人展「一陽来福」、楽しくも緊張感ある展示が終了致しました。

2018年の最初を彩る催しとして、何か皆様の気持がぱあっと明るく華やぐ展示を開催したいと考え、瞬時にお二人のお顔を思い浮かべました。お正月ですし、招福、縁起もの、インターナショナル、と、頭の中で連想(妄想?)のキーワードが続きました。

そのような勝手なイメージをご理解下さった北見隆さんは、西欧からの招福モチーフを、上手い具合に絵馬という日本古来のキャンバスに載せて描いて下さいました。

また谷口広樹さんの、クオリティー高い多岐に渡るご活躍は皆様がご存知の通りですが、今回は和の題材や感覚をオリジナリティー溢れる捉え方で描かれる谷口さんの画風に強く魅かれるものがあり、北見隆さんとの企画展へのご参加をお願い致しました。

北見さんの南蛮渡来といった趣のあるペインティングの絵馬に対し、谷口さんはモダンな日本の絵馬や氏のライフワーク的テーマである猿(テーマは間抜けな神様の使い)を軽やかに実にセンス良く表現して下さいました。

北見隆さんは、ギャラリー創業の頃からのお付き合いがあり、都度素敵に力を増す個展を何度も開催して頂いております。BOX OPERAというイレギュラーに開催する展覧会を中心になり企画して頂いたり、また聖書の絵本を編集させて頂き、それがブラスティラヴァ金の絵本賞を受賞される等、様々な場面でのいっしょのお仕事の経験があってそのお力と信頼のおける人間性に常に触れさせて頂いております。

現代のイラストレーション界を代表する力量あるお二人の才能の競合、そして融合を、ファンの方々を代表し、ずっと拝見させて頂きたいと感じております。                                                

                                                                                           谷口広樹

 

http://spaceyui.com/schedule/takashi-kitami_hiroki-taniguchi_18.html

AAAAA
2018.01.05:金曜日

 

竹井千佳・矢吹申彦・田村セツコ

 

水沢そら個展、冬の三人展、と12月の企画展が続きました。個展とグループ展と、それぞれに表情が異なり、また水沢そらさんの今回のテーマは視点がかなり個性的でしたが、華やいだ作品とたくさんの人々の流れが賑やかにこの季節を彩って下さいました。

三人展の中の竹井千佳さんと、水沢そらさんは来年再来年と、個展開催と同時に作品集を出版する予定がありますので、ご期待下さい。

ベテランイラストレーターの優れた作品集を発刊する事で広く知られている出版社の方が、今回若手作家の作品集を出版したいとの事で、お二人に決定したという次第です。

竹井千佳さんは弾ける様に明るい、一方で醒めた眼差しを併せ持つ女の子たちを楽し気に描きますが、彼女のテクニックは見事にプロフェッショナル精神に満ちており、作品画面の美しい仕上がりには定評があります。

創作活動に於ける紙媒体、広告、またTVの世界へと多岐に渡る広がりに、竹井さんの更なる活躍が期待されます。

また水沢そらさんの個展は今回2度目ですが、いつでも大人気です!

最初の個展のタイトルである「VOID」には、意表を突かれましたが、今回の個展「ストレンジオブセッション」では、テーマのインパクトにまたも驚かされました。

VOID=虚空、空っぽ、無限、深淵、そしてそらさん云く悪魔学においては進化の終着点。

OBSESSION=強迫観念、妄想、執念。

虚空へと眼差しを向ける少女や登場者たちを丁寧に々、紙を切り抜き、後、着彩するという気の遠くなる様な作業を経て制作していきます。空っぽであり深淵なこの世界を、何ものかに駆られて通り抜けて行きながらもポジティブなエネルギーの予感(希望?)を孕んだ作品は、そらさん自身なのでしょうか?興味は尽きません。

お話が前後してしまいますが「冬の三人展」は、最早、画廊の冬の風物詩になりつつある様です。今回はベテランの矢吹申彦さんと田村セツコさんが若手の竹井千佳さんを全面へと押し出す様なかたちで進めて参りましたが、来年は矢吹さんが中心となるかも知れません。

元はと言えば、田村セツコさん、水森亜土さんが中心だったこの展覧会です。ささめやゆきさんがこのおふたりにはさまれた三人展を開催したという懐かしい思い出もございます。人見知りの筈の亜土さんがささめやさんを気に入ってしまって、ささめやさん、何度もなんどもお食事に誘われておりました。

雑誌「anan」の絵本大賞をとられ、今は岩手県に在住の高田せい子さんに登場頂いた年もありました。

最後に水沢そらさんのメッセージをご紹介させて頂きます。

昨年に引き続き2度目のスペースユイでの個展。

今回は自分の描きたいものを自由に描く。

という実にシンプルな目的を心に留め、作品を制作しました。ひょっとすると原点回帰だったのかもしれません。

また描きすすめるうち、ひょんなことよりボーヒーくんという新しい友人とも出会い、

これからますます描くのが楽しくなっていく予感がしています。

自分にとって個展を開くという事は、作品の制作期間はもちろん、

煩雑な事務作業も含め、その全てが作家としての自分を見つめ直す、とても重要な行為だと思っています。

また機会ございましたら、ご高覧頂けますと幸いです。

ありがとうございました。

水沢そら

矢吹申彦

http://spaceyui.com/schedule/sora_mizusawa_17.html

http://spaceyui.com/schedule/tamura-setsuko%e3%83%bbyabuki-nobuhiko%e3%83%bbtakei-chika_17.html

 

 

AAAAA
2017.12.11:月曜日

 

 

 

既成のセオリーや理論的な概念などといったものから軽~く解放された、小渕ももさんの作品は、だからこその驚きもあって、自由な画面が心地よいのではと思います。

小渕ももさんの天衣無縫の大胆さが損なわれることのない様、ずっと独特に柔らかな色彩をキャンバスに描き続けられる事を思っております。

小池アミイゴさんが、小渕ももさんの展示にいらしてfbに素敵なメッセージを残して下さいました。

そして青山のyuiへ、小渕ももさんの描いたゴルティエのトルソに会いに。

絵を描く楽しさだけで描いたっていうモードの世界は、マッツの世界と通底する孤独であることの喜びに彩られ、おおらかで、可愛らしくて、ああ、この感じ手放してはならないなと思ったよ。(小池アミイゴ)

http://spaceyui.com/schedule/momo_obuchi_17.html

 

 

 

AAAAA
2017.12.08:金曜日

 

 

 

 

その空間に立った時・・・・、

涼しげな香りや、静かな川の流れの音のような爽やかさに包まれます。

この世界はどうなってしまうのだろう、と情報の洪水に押しつぶされそうな時に、柔らかく心をリセットに導いてくれるかのようです。

立川一美さんの作品は刺繍によって表されますが、白く清潔な布などをキャンバスにして描かれた花々や鳥たちは、糸や布の狭間から優しげに、時には強く残る優しさで囁きかけます。

立川さんからの文章です。

いつの間にか、6度目のユイでの個展になりました。

一針ひと針の作業なので、なかなか多くの作品を作る事はできませんが、様々な布や糸との出会いを大切に、それらの組み合わせのおもしろさを、これからも追求していきたいです。(立川一美)

http://spaceyui.com/schedule/kazumi_tachikawa_17.html

 

AAAAA
2017.11.30:木曜日

 

 

 

 

その作品と共に、周辺にハッピーなオーラを振りまく須川まきこさんがギャラリーを最初に訪れ、個展を開催してから早十年も経ってしまいました。

その頃と全く変わらず、奇跡の様に永遠の少女のままのまきこさんです!

作品に繰り返し描かれる美しい模様のレース、そしてそんなレースを身にまとう無邪気な女の子たちの肢体は、健康的かつドライなエロスといったら良いのでしょうか。その独特な魅力は、須川まきこさんだけの表現と思います。

また作品を描く時に、息を止めるような緊張を伴うのではと容易に想像できるロットリングで描く手法と、そんな画法と対極的に柔らかな女の子やレースの描写、という揺れ幅も、須川さんの実力と人を魅きつける力量を彷彿とさせます。

須川まきこさんは、たいへんな経験を乗り越えられた経緯を糧に、無意識のうちにご自身を大きく育まれ、大らかに柔らかに人々を包み込む力を得たのかも知れません。

まきこさん、そしてまきこさんと共に同時代を歩む、作品の内外に住む少女たちの未来に、ひかりある事を想像致します。

須川まきこさんの文章を以下にご紹介させていただきます。

今回は華やかなデコスタイルに身を包んだ女性や、

パラレルワールドを愉しむ女性達も描きました。

個展タイトル「義体」をイメージしたオブジェも含め、

一体化した心地よい空間になり、

お客様にゆっくり見て頂けて嬉しかったです。

個展を開催する季節によって、

テラスにある樹木、ジューンベリーの表情が楽しめるのも

私にとって大きな楽しみの一つです。

紅葉した葉を眺めながら、植物柄のドレスをもっと描いてみたくなりました。

お越し頂き、本当にありがとうございました。(須川まきこ)

http://spaceyui.com/schedule/makiko_sugawa_17.html

 

 

AAAAA
2017.11.23:木曜日

 

 

 

2017年11月、皆様と共に待望していた、ささめやゆきさんの展覧会を開催致しました。

以前から興味深い計画を立てておりましたが、ずい分時間を経過してしまい、急きょ新たな内容の展覧会を開催して頂くこととなりました。

「をどるリノカット」というタイトルが示すように、小さな作品画面の中に物語がぎゅっと贅沢に込められて、それこそ観る者の心踊るものでした。

これ迄の人生の中、ささめやさんの経験された事やイマジネーションから紡がれたひとつ々の場面を、大勢のファンの方々と共に、また作品に添えられた小さな珠玉のメッセージと共に、たっぷりと堪能させて頂く事ができました。

また、ささめやさんに今回の展覧会につきましてのコメントをお寄せ頂きましたので、ご紹介させて頂きます。

今回スペースユイでひらいてもらった展覧会のタイトルは「をどるリノカット」としました。はたして躍動していたでしょうか。

リノカットとはいわゆる小学生時代に年賀状などに刷ったゴム版画のことです。近年あまり使われていない画材ですが、マチスやピカソがこの方法でのびやかな作品をつくっています。

同じ版画でも銅版画は薄暗い部屋の裸電球のもとで刷るのが似合ってますが、リノカットは朝の陽光あふれる中でつくるのがいいです。

たくさんの方に見て頂いて幸せでした。

(ささめやゆき)

http://spaceyui.com/schedule/sasameya_17.html

AAAAA
2017.11.13:月曜日

 

 

空間デザインの仕事をしていらした小山春子さん。今回は刺繍という技法での表現を試みました。ご主人が真言宗の僧侶でいらっしゃるという環境の中で培われた創造のエネルギーはたいへん興味深いものがありました。

一見した作品画面からは、優しくポップな現代的な感覚が伝わりますが、よくよく拝見しますと、小山さんの日常の生活の中から生まれたオリジナリティ溢れる世界観が迫ります。

死生観のようなものも含まれた宗教感覚とクリエイティブな感受性・・・。

得難い環境から掬い取られ、小山さんのセンサーから生まれた作品は、最初の個展にも関わらず、多くの方々に共感をもって受け止められました。

小山さんの糸での表現、次回を楽しみにしている方が大勢おられます!

小山さんのご挨拶の文章を下記にご紹介させて頂きますので、ぜひご覧ください。

この度は初めての作品展にもかかわらず、たくさんの方々にご来場頂き、誠にありがとうございました。

お寺での生活で生まれたイメージや好みのモチーフなどを、好き勝手にミックスして刺繍作品を制作してきましたが、ご覧くださった方々に少しでも楽しんでいただけましたら幸いです。

また、『刺繍』というには少しイメージの違う作品も多かったかもしれません。ベースの布、糸、ビーズ、スパングル、チュールなど、それぞれの質感を共鳴させていく過程がとても興味深く、色々と使ってみました。

今後も「一粒」「一本」「ひと針」の素材感を大切にして、進めていきたいと思っています。

柔らかく、繊細で、可愛くもたくましい・・・そんな表現を目指して。

どうぞ今後ともよろしくお願い致します。

                                                            (小山春子)

http://spaceyui.com/schedule/koyama-haruko_17.html

AAAAA
2017.11.08:水曜日

 

 

毎年その人気には驚かされますが、沢野弓子さんの個展は、今年も悪天候にも負けずに大人気を博しました。

2017年の個展テーマは「シェヘラザード」、王妃シェヘラザードが夜な夜な王に魅惑的な話を語るという、アラビアンナイトの魅力的な物語をテーマに、エキゾチックなアラベスクな世界を大人っぽく表現されました。

ご本人が自ら様々な国々に実際に出かけて入手した布やレース、ビーズなどでコラージュされた装飾的な作品は、100年200年も前の時代のものもあって、時空間を超えた趣があります。

作品のタイトルも、サマルカンド、東西交路、夜会、宮殿の庭、キルギスへの道、等々とオリエンタルな雰囲気に満ちた心踊るものでした。

現在沢野さんはインドをご旅行中です。

次回は、どんなテーマが展開されるのでしょうか?

http://spaceyui.com/schedule/sawano-yumiko_17.html

AAAAA
2017.10.25:水曜日

 

 

河井いづみ 個展「空気」では、鉛筆画とリトグラフが展示されました。

いずれの作品もモノクロームが主体で、マットなテクスチュアが視覚的に訴えかける河井さん独特な黒色が魅力的でした。

また、幾何学的なモチーフの数々は多様な時空間を想起させられ、作品に向かう人々の想像力を刺激するかに思えます。

今回は「空気」という興味深いタイトルでの展覧会でしたが、その辺のところを、河井さんご本人が素敵に説明下さいましたのでご紹介させて頂きます。

私が中学生のときに、デッサンを見てもらった先生に

「ここの空間の空気を描けるといいね。」と言われたことが、妙にピンと来て。

「空気を描け」は絵を描く際に一般的によく使われる言葉なのですが、

子供の私は「見えないものを描いて伝える」のが絵なんだ!とすごく納得したのです。

描いた空気を伝えられたかは分かりませんが、

多くの方に見ていただき、感謝で夢のような一週間でした。

ありがとうございました。

(河井いづみ)

http://spaceyui.com/schedule/kawai-izumi_17.html

AAAAA

ページトップへ

Copyright © 2020 space yui All Rights Reserved.
解説: 調べる ファイルを更新