2014.04.10:木曜日

 

 

水丸さんの訃報を受けてから、しばらくは雑誌やweb上に水丸さんの顏が出ていると見る事ができませんでしたが、やっと気持も落ち着き、水丸さんのお顏とも少しずつ対面できる様になって参りました。

そして急な出来事に一番たいへんな思いをされていたますみ夫人とも、仕事の部分も含むお話しができ、皆様にも今後の計画等をご報告できることとなりました。

 

まず、五月に毎年開催され、今年で12回目を迎える和田誠さんとのコラボレーション展は、予定通りに開催させて頂く事ができます。一時は中止も止むなしと思っておりましたが、和田さんがコラボレーションの水丸さんの方の画面エリアにも水丸さんの気持になって描いて下さるとの事です。

和田さんのお気持、心意気、そして作業のたいへんさを考えますと、感謝の意にたえません。

このコラボレーション展は、最初は一度限りの予定でしたが、いつの間にかこのギャラリーの初夏五月の風物詩の様な存在となり、季節が近づくにつれ、もうそろそろですねと、皆に愛され待望される展覧会でした。

毎年、作品の搬入が終るとお二人でビールを飲みながら楽しそうにお話しされる事が常で、和田さんはお兄さん、水丸さんは弟の役柄、といった感じの会話が思い起こされます。ちょっと内緒話風だったり、本音を柔らかく包んだスパイシーな話等、もうあの楽し気な、お二人の含羞に満ちた宝物の様な会話を聞くことができない、と思いますと、実現することのない失われてしまったことの淋しさが胸に響きます。

 

また、ギャラリーでは2015年の1月、水丸さんの絵と俳句を組み合わせ表装した俳画の展覧会を計画しておりましたがそれは適わぬ事となりました。水丸さんの掛け軸はことのほか魅力的で、2013年1月に発表した際にも大好評、皆様のご希望でもありましたが、掛け軸に変わるテーマでの展覧会の開催を現在模索中です。そして来年のお正月は水丸さんの懐かしい作品と共に、新しい顏をお見せできる様、努力致す所存でおります。

 

今でも、最初に画廊に水丸さんがいらっしゃった時の事を思い出します。当時の小さなおままごとの様な空間だったスペースユイに、お散歩がてらふらっと立ち寄ったという風情でしたが、その後様々な場面で水丸さんに助けられ応援され画廊が成長できたと思っております。そのようなスタートで始まった水丸さんとの関わりが、それから30年以上も継続し、当たり前の様に仕事をさせて頂いて参りましたが、今思いますと、奇跡の様に感じられてなりません。

30数年間の間に作ったシルクスクリーン作品が、いつの間にか200点以上の点数となりました。たいせつに保存し管理させて頂きたいと思っております。

 

水丸さんが初めて画廊に来て下さった直後から、ご夫人のますみさんとも懇意にさせて頂くようになりました。ますみさんは油彩画家で、現在は具象と抽象の間の感覚で素晴らしい作品を発表されておりますが、大胆な構成、表現方法は、無意識のうちに水丸さんに大きな影響を与えたという事もあったのではないかと思っております。まだお二人と知り合ったばかりの頃、水丸さんの作品と、ますみさんの作品空間がふっと意識の中で重なった日の事が思い出されます。水丸作品には、最良な意味での女性的な大らかなエッセンスが存在すると感じています。

鎌倉のアトリエで、水丸さんの身体に異変が起る少し前の時間には、ますみさんと虎屋の羊羹と抹茶でくつろがれていた様子等を伺いますと、本当に予期せぬ出来事だったのだと案じられます。

まだまだいろいろな水丸さんの思い出を書きたいのですが、「木村、余計な事を言ってはだめだよ」という水丸さんの声が聞こえて来ます。

言葉の枠の中になんて収まらない水丸さんでした。絵も画面の中で完結させようとは思っていなかった様に感じます。

酒豪の水丸さんは、ある日酔っぱらって転んで顏が傷だらけ、おでこから血が出て真っ赤になってしまったとお話しされていた事を思い出します。普段ダンディーな水丸さんがそんな失敗談を嬉しそうに話されるのを笑いながら伺っておりましたが、いつまでも酒豪の水丸さんのことが、その時から少しだけ気にかかっておりました。

 

大学の先輩でもある水丸さんとは、最初の出会いからずーっと先輩後輩の間柄で、その距離感は、変わる事がありませんでした。そして取り立てて意識する事はなかったけれど、何才になっても変わらなかったその距離感がとても大切なものだったと心から感じます。

根っからの都会人の水丸さんは、その服装も精神の成り立ちも心の底からおしゃれで、しかもそのことを感じさせない美意識は、確固たるものでした。ちょっと野暮天の後輩に対し、「もうちょっと先輩を見習って格好良くやれよ。」というメッセージを、今、水丸さんから届けられている気がしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

AAAAA
2014.04.05:土曜日

 

 

 

 

スペインでの滞在も長く、現在は飛騨高山で創作活動を続ける越智香住さんの作品は、初めての展覧会にも関わらず、たいへん多くの方々が興味を持ち、共感を抱いて下さいました。アルカイックな表情を感じさせるマスクや、古代的なニュアンスのある彫刻的な陶芸作品は、越智さんのオリジナルな魅力が合わさりひじょうに人気がありました。素朴なテクスチュア、素焼きの色合い、ロマネスク的なフォルム等様々な要素が響き合って、作品は必然的なパワーを発揮したようです。

彫刻家でもある越智さんの造形の力量は日常使いの陶器にも反映され、その色彩やカタチや全体の雰囲気にも説得力があります。

アーティスティックな主体性と共に時代の新しいセンスを併せ持つ越智さんの作品は、人々の生活の場を豊かに息づかせるでしょう。

 

 

 

 

http://spaceyui.com/schedule/ochi_14.html

 

 

AAAAA
2014.03.23:日曜日

 

 

 

 

2014年の民野宏之さんの個展は、装幀画の展覧会でした。民野さんとは長いお付き合いですが今回初めて目にする書籍や作品も多く、月日を経る毎に、素晴らしい作家との仕事がどんどん増えている事に驚かされました。

サルトルやトルーマン・カポーティ、カズオ・イシグロ、ピュリッツァー賞受賞の作家等の書籍を纏う言わば衣服の様な役目にも思われる、民野さんが描いた表紙の絵を見ながら、編集者の方、アートディレクターの方々はきちんと見ていて下さるのだな、と少し安心もしました。

というのも、人類の財産の様な古典文学の表紙ですのに、中の質量に見合わない装幀を何度か目にする事があり、しばらく失望感が消えずにいたため、余計に嬉しかったのかも知れません。

また逆に、民野さんの作品が表紙の絵として本が飾られるため、その本が内容以上の作品に思われ、文筆家がとてもラッキーな事もあるように思います。

乾いた感覚のマットな独特な筆致、静かな清潔な変わらない色面、テクスチュアの広がり、世界観・・・。民野さんの作品は、情報で溢れる慌ただしい現代社会を生きる人々の気持を、清涼な気分に塗り替える力がある様です。

 

 

 

 

http://spaceyui.com/schedule/tamino_14.html

 

 

AAAAA
2014.03.19:水曜日

 

 

 

 

初めての試みである三人展「もものけ展」が、未だ咀嚼しきれないまま、判然とストンと腑に落ちないままに、なにやら素敵な余韻を残して終了致しました。

三人の方々のそれぞれの個性である色彩やタッチのリズム、摩訶不思議な世界への通路を思わせる仕掛け等が混ざり合って、ゴージャスな満腹感の様な感慨に満たされました。

バランスのとれた楽しい室内楽が聴こえて来る様でもあり、どこの国ともいえない美味な無国籍料理の饗宴に招かれた風でもありました。

渾然一体に展示された作品の放つエネルギーは、あまり経験したことのない名前の付けられない価値が誕生しましたが、もう一度ひとりひとりに戻って三名の作家の作品をそれぞれ独立し、かつ連続するかたちでの展示が待たれます。

こんな時に、もう一度展示の機会をもてる事が、あらためて幸運なことに思えます。

深谷良一さん、城芽ハヤトさん、北沢夕芸さん、三名の方々の熱量の高い作品を天井の高い広々とした森の中のギャラリーで見られることをこんなに待たれる事はありません。

一度ご覧になられた方も、YUIGARDENにお出かけ下さいましたら、もう一度、新しい感動を味わって頂けることと思っております。

それにしても、どこに連れて行かれるかわからない、こんなに未知の力に溢れた作品展もめずらしいのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

http://spaceyui.com/schedule/momonoke_14.html

 

 

 

AAAAA
2014.03.16:日曜日

 

 

昨年、一保堂のイラストレーションと、一保堂のお茶を用いての期間限定カフェを開き、誠に美味しい抹茶とほうじ茶で皆さんに感動を味わって頂いたくまざわのりこさんの展覧会は、今も記憶に残ります。そんなくまざわさんと、カフェやカフェを舞台に繰り広げられるストーリーをテーマに作品作りを続け、グッズの制作も手掛け好評のNomii Rabbitさんの二人展が開催されました。

今回は、四季を意識した平面作品をNomiiさんが制作し、四季折々の花々や植物をモチーフにくまざわさんがブローチを創りました。

Nomiiさんは、独自の味わいある三コママンガの作品も展示し、スタイルを確立しました。また、手作り絵本の中のNomiiさんの可愛いけれど少しブラックな表現も独特で定評があり人気です。

また、くまざわのりこさんの清楚なブローチは、柔らかな皮革からできていて、繊細な感性と技術の裏打ちがプロフェッショナルな仕事ぶりでした。

また、この会期に開催されたNomiiさんのコーヒーとくまざわさんの抹茶&ほうじ茶のカフェも大好評でした。

 

 

 

http://spaceyui.com/schedule/nomiirabbit_kumazawa_14.html

 

 

AAAAA
2014.03.06:木曜日

 

 「2014 SPRING  陶とメタル ー 大地の仲間たち ー 」は、三名の方の工芸作品の展覧会でした。

 

長野県の長井一馬さんは、ツイッターがきっかけとなり、独特な作風に魅了されてお付き合いがはじまった方で、今回は三回目の出品となります。原始宗教の持つ呪術的なイメージとキャラクターの可愛らしさの融合が何ともユニークな作品は、画廊でもすっかり人気者です。

 

 

 

兵庫県の奥村絵美さんは、懇意にして頂いている関西のギャラリーの方からのご紹介で個展を開催なさった方ですが、若い女性らしい優しさとプロダクトデザイン的なクールな感性が併存、独自のスタイルを築いております。

 

 

 

また、鳥取県からのすえむねともひこさんは、沖縄の大学で陶芸を勉強された所為か、大らかな海の色や沖縄の伝統を現在に生かした作品を創りあげ、普段使いの陶器とともに、ダイナミックなオブジェを展示しました。すえむねさんの陶芸は、普段の食器はデリケイトに使いやすく、また、逆に土の荒々しさを残した作品もあり、と、魅力的です。

 

http://spaceyui.com/schedule/2014spring.html

 

AAAAA
2014.03.02:日曜日

 

 

 

 

昨日は建築家であり、YUI GARDENのオーナー(?)横河健氏の日大理工学部建築科の最終講義を受講して参りました。大きな講堂で数百人の人々が横河さんの講義に聞き入りました。

学生や高名な建築家の方々に混じって、私にとっては横河教授の最初で最後の授業を受けたわけです。率直に言うと、面白かった!学生に人気があるのが想像できます。だって学生より無邪気なんだもの・・。日大建築科の学生は、明快な優れた師を持てて幸せだったと思います。惜しまれますネ!

横河さんの講義は話し言葉で、むずかしい言葉や専門用語がほとんど出て来ません。横河さんとは長いお付き合いで、彼の実際の建築物を通して美意識の高さは実感していましたが、建築や美術について改まって話をしたことがなく、今日の講義を実はとても楽しみにしていました。

彼が今迄に創ってきた、システマティックなプロダクトの精神も入った楽しい建築物や、周辺の樹々やランドスケープを取り入れた瀟洒な個人住宅、公共施設等を見ると、この人の空間構築力の実力をもう少しこの国が生かす事ができたら視覚や触覚的な体感を通して人の意識も快いものになったのではないかと感じさせられました。

実際の仕事上では、官民の官の部分との関係がずいぶんたいへんな様子を伺い、いろいろなことが見えて来ました。建築の入札では建築物には関係なく一番設計料が安い所に発注される仕組や、大手ゼネコンの人間の感性無視の一律な建物設計等、やっぱり、と考えさせられる事も多々。

また、緑地を含む公共の土地を、建築を含むランドスケープとしての考え方がないため、建物は建物、緑地は緑地、という視点になってしまうという事等を聞き、目から鱗の感がありました。

そのような観点からも、YUI GARDENのある仲町台の横河設計工房(THE TERRACE)を建てる事は、横河さんの姿勢そのものであったし、そのために官の部分とのご苦労も聞き、何故あのスペースがあれほど人のこころを打つ特別な感慨のある空間であるのか、ということに思いが及びました。

また、神宮外苑の周辺は日本ではめずらしくよく考えられた都市景観であり皆に愛されているこの場所の新たな国立競技場計画を同業の立場からも私たち同様に、ひじょうに憂えて反対の活動をしております。

美術的な側面からのパワーのみならず、建築学会賞をとった岡山のグラスハウスの設計ディテイル等を伺うと建築の構造方面にもアイデアの閃きを感じました。そんな横河健さんの最終講義が聴けて本当に良かったと思います。あっという間の二時間でした。

そしてお話が終った後に、一曲唄おうかな、と、ギターを弾きながら、ものすごくよく通る声で「エーデルワイス」を唄いました。あ、ブルーのサングラスもかけました!

学生時代と全く変わっていませんでした。実は私たちは日大芸術学部で私が一年先輩でしたが横河クンは留学しているため年令は一緒です。ここは強調!!

インターナショナルな活躍を続け、多くの意義深い仕事をこなしながら、あれだけイノセントな横河クンは偉いな、と思い返した一日でした。

 

 

 

 

 

 

一昨日の夜遅くに、待っていたブログ・・・YUI GARDENで個展開催中のアミイゴさんから「ボクが絵を描いてきた中でこれ以上のことは無い」ということ丁寧に綴ってみますので、お楽しみに~!というメールが届いていたので、一体何が起きてどんなことが書かれているのだろうかと心待ちにしながら、自分でも画廊のブログを書いていました。小林マキさんの展覧会のこと、日々のつれづれのこと、そして最後の数行にYUI GARDENに作品を見に訪れた方々の中に素敵な化学反応が起って下さるとよいナ・・・と、心からの自分の願いを書き終わった時にアミイゴさんのブログが届きました。

その日、YUI GARDENでアミイゴさんの作品「わすれな草」を美しい佇まいの女性が購入されました。

その方にアミイゴさんがその絵に込めた思い、常日頃からアミイゴさんが敬愛の念を持っていた2011年の春に人々への愛をたくさん残したまま旅立ってしまった美術家の永井宏さんへ捧げた作品であった事を伝えた所、その女性がその方もしかしたら知っている方かもしれないと、葉山で永井さんの最後の治療を担当していた医師であったことを告げられたそうです。

永井宏さんは優れた文筆家、音楽家でもあり、アミイゴさんのみならず、数えきれない若い方々に慕われ影響を与え続けていた海辺の吟遊詩人のような人で、SPACEYUIでは毎年夏の風物詩の様に永井さんの個展を開催させて頂いておりました。

2011年3.11の震災後すぐに亡くなられた永井さんを悼む作品「わすれな草」のことは、2012年のアミイゴさんの個展の時にそっと教えて頂き、ずっと心に残っておりました。

このいくつもの符号が重なって生まれた奇跡は、決して偶然とは言いきれないものなのかも知れません。

複数のアーティスト等のエネルギーが結び合い、横河健さんの創り上げた仲町台の理想郷の中で起った出来事です。

ひたひたと後退へと向かうこの時代のさなかでの、これからの新しい出発に向けて届けられたメッセージなのかも知れません。

 

 

 

AAAAA
2014.02.27:木曜日

 

 

 

 

ドイツ滞在中の小林マキさんから、初めてのメールを頂いたのは、一年程前の事でした。メールで届けられる、小林さんの視線で切り取られたヨーロッパの人々の暮らしぶりや街並のイラストレーションが、とても新鮮に感じられるのと同時に、たいへんな完成度である事に感じ入りました。

小林さんの作品の中には、昭和初期の日本のイラストレーション的な懐かしいテイストを感じさせるものや、ペインティングやコラージュの様々な技法で表現されたもの等、多岐にわたるバリエーションの作風がありますが、作品のスタイルが変わっても、全ての作品が矛盾なく小林マキさんのものだと納得させられるのは、相当の力量なのだと思います。

また、インターナショナルな感性に育まれた作品の中に、日本画的な画面処理のスタイルが感じられる事も大きな魅力のひとつと思います。

ドイツからの帰国後、初めてお会いした小林マキさんは、端正な女性らしい優雅さが印象的な方でしたが、その後お会いする度に印象を塗り替えられて行きました。

スケートが得意だったりサッカーのクラブに入っていると聞くだけでも驚かされるのに、サッカーの試合では世田谷区代表で優勝して新聞に出た事等を伺うと、小林さんの外見との落差に楽しい衝撃が走ります。

優雅さと自然体がMIXして、小林さん自体がご自身の作品の様に未来が楽しみな方です!

 

 

 

 

http://spaceyui.com/schedule/kobayashimaki_14.html

 

 

 

スケートといえば、日本のフィギュアスケートの選手達、今花ざかりですね!ソチ冬期オリンピックでは、選手達の演技に真夜中に何度も緊張させられて、泣いたり笑ったりと忙しかったです。

画廊のお客様で、元フィギュアスケートの選手で、町田樹選手の振付けとコーチをしていた方がいらっしゃいます。エキジビションで好評だったあのエアギターのふりつけをした方です。

町田選手が19才の時に、大きなメガネもマフラーもお揃いで練習に励んだのだそうです。

私のマッサージの先生なのですが、身体構造や反応をとても良く勉強されていて、彼女の所にいくととても調子が良くなるのです。マッサージのお仕事と共に、深くこころの問題を抱える子どものカウンセリングもされている方です。

YUI GARDENのオープニングの日に彼女が駆けつけてくれた時、何故かとても嬉しかった事を思い出します。最もつらい状況にある人々に向ける彼女の勇気と眼差しがとてもまぶしく感じられるのだと思います。

 

 

 

 

 

 

YUI GARDENがスタートしてから一ヶ月と少し経ちます。オープンを記念しての大勢での展覧会の後、いくつかの個展を開催しておりますが、毎日仲町台の様子が気になって困ります。

グループ展の時にはそれほど感じなかったのですが、個展は何故かとても気にかかってしまいます。

YUI GARDENが始まる前に、スタッフの方に、自分の口から無意識に出た言葉を今思い出しております。ひとつひとつの展覧会をとてもたいせつに思っているので、その事を本当に理解して開催して頂きたい、と繰り返し訴える自分がおりました。

普段は冷静に仕事として対峙しているつもりでおりますが、いざ、青山から離れた場所で少しかたちを変えた展覧会を開催する、という事に直面すると、不思議なジェラシーの様な感情が芽生えるのです。たいせつにしていた何かを持って行かれる様な感覚・・・。

普段は建築家であったり、Shop Bの担当だった方にとって、初めての画廊というお仕事を、とても丁寧に真摯な姿勢で取り組んで下さっていただき、安心してお任せできております。とても信頼できる方々です。

都会のエアポケットの様なこの美しい空間で、作品を見に来られる方々の中に素敵な化学反応が起って下さるとよいナ、と思っております。

 

今、このブログを更新しようとしていたら、YUI GARDENで奇跡のような出来事がありました!2011年の春に亡くなられた永井宏さんに捧げます。

 

 

http://www.yakuin-records.com/amigos/?p=10079

AAAAA
2014.02.21:金曜日

 

 

 

2012年3月の個展開催以来、2年ぶりの小池アミイゴさんの個展が大好評のうちに終了致しました。 何十年ぶりの大雪に見舞われる、というアクシデントがあっても全く客足が途絶える事がなく、会期中も驚異的な数のお客様がギャラリーを訪れました。

2012年に引き続き2014年の個展でも、東日本だけでなく日本の各地の風景や、身近な花等を人々との共感をもって描きました。

アミイゴさんの場合、旅したり人と語ったりする行動と創作活動とが一体化していて、ほとんど同時に示されているようなスピード感があります。何かを伝えるため、立ち止まって思考してから行動に移すのではないのです。 そしてそれらは既に彼自身の血肉となり、意識せず為されている事に思いを馳せます。

サクリファイスにしてはいけない土地、全力で守らなくてはいけない土地を、見つめ続けます。アミイゴさんにとってのその土地は、東日本であると同時に日本の全部であり、地上の全てでもあるのだと思います。

存在の不思議さや意義を問い、自分の心身を育み、人々に力を与え得る創造性を鍛えること、そして作品を提示する事によって、再び人々からエネルギーを得られること、全てが円環を成し繋がっている、と、アミイゴさんを見ていると感じます。

いつまでも「ライ麦畑でつかまえて」のホールデン少年と重なってしまうアミイゴさんなのですが、彼にしかできない活動を通して指し示されるものを見つめていきたいです。

 

 

 

 

http://spaceyui.com/schedule/koike-amigo_14.html  

SPACEYUI hp

 

http://www.yakuin-records.com/amigos/ 

小池アミイゴ ブログ

 

 

 

 

AAAAA
2014.02.11:火曜日

 

 

 

 

菴連也クンの展覧会は、ロサンゼルス在住の友人伊藤雄三氏の意志で開催される事になりました。

20代の初めの頃、ミラノの建築事務所の建築家やプロダクトデザイナーの元で、見習いの様な仕事をしていた頃、伊藤氏はフィレンツェで美術全域の勉強をしていて、その頃からの心優しい信頼のおける友人です。そんな伊藤氏が遠くロサンゼルスから連也クンが出演するTVを見て、ぜひ展覧会を企画したいとの申し出がありました。伊藤氏はオードリーカワサキを画廊での個展を通じ日本に初紹介したアートディレクターでもあります。

私はTVを見ておらず、子供の絵に特別な興味があった訳ではありませんが、伊藤氏の見識を信頼していたため、この展覧会の実現に協力させて頂くことになりました。

伊藤さんや福井のテレビ局の方等のこれ迄の反応から、どれだけ連也クンが愛されるキャラクターなのか、ということは想像しておりましたが、お会いしてみると想像を遥かに超えていて、自分やスタッフをはじめ、オープニングに来られた方々の心を一瞬でわしづかみにされてしまいました!初日は、連也クンとご両親、妹の依愛ちゃんと、菴家の皆様が福井からお出かけ下さいました。

ふっくらとした無邪気な連也クンの笑顔と眼差しから、わたしたちに慈愛が届けられるかの様でした。激しい痛みを抑えるため飲み続けていたステロイド剤のために身長は89cmしかありません。連也クンの小さな手から生み出される楽しげな素直な絵は、子供の頃のワクワクドキドキの感情を思い出させ、更に色彩、画面の構成もプロフェッショナル顔負けな程完成度が高い事に驚かされるのでした。

活躍中のアートディレクターや、高名なアニメーション作家の方等、第一線で活躍中のいわば美術のプロフェッショナルの方々が彼の才能を認め、こよなく愛情を注いで下さっている事、そして連也クンの作品に楽しい音楽を作って下さった音楽家の方がおられる事なども、特筆すべきことと思っております。

また、お母様をはじめ素敵に賢明なご家族の方々の愛情の力が、連也クンを含めて、皆が共有することのできるコミュニケーションの輪を創られている事は述べる迄もありません。

 

 

 

 

http://spaceyui.com/schedule/renya_14.html

AAAAA

ページトップへ

Copyright © 2019 space yui All Rights Reserved.
解説: 調べる ファイルを更新