2019.04.24:水曜日

 

 

yoshiko・h・abe

 

 

 

このお二人は、デビューが当ギャラリーでした。
yoshikoさんは、小さなギャラリーに良く訪れて下さるお客様でしたが、本当に誠実な真っすぐな方で、私の仕事がひとりでは立ち行かなくなった時にぜひいっしょにお仕事をして欲しい、と思わせる方でした。
そしてそれは奇跡的に実現!しばらく一緒に楽しくスタッフとして働いて頂きましたが、すぐにイラストレーションの仕事が忙しくなり、独立して行かれました。
自由な、そして空間とコミュケートしているかの様な作品には、物質と精神との不思議な親和感といった、人々の興味が絶えないエネルギーを提示していると感じます。
高林麻里さんもオリジナルなスイートな色感と表現力とで、人のこころを掴む作品を次々と生み出しました。ギャラリーでデビューした時と作品も個性溢れるご本人の性格も少しも変わらない事がしみじみと懐かしさを誘いました。ずっとうん十年もNYで暮らしていても、当時の天真爛漫な感覚のままの麻里さんに、ある種の感慨を覚えます。
20代の頃のお二人がギャラリーで出会い、東京とNYに離れていても仲良しで、ステキに年齢を重ねられ、ずっと温かな親交を深めていらっしゃったご様子が伺われます。
その様なお二人の2人展は賑やかな楽しい会期でした。

 

 

Mari Takabayashi
 

http://spaceyui.com/schedule/mari-takabayashi-yoshiko%E3%83%BBh%E3%83%BBabe.html

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2019.04.17:水曜日

 

 

 

実に10年ぶりとなる金沢和寛さんの展覧会「さくらの花、咲いた日に」は、いろいろな意味で密度の高い展示でした。

作品を見た方々は、金沢さんの手によって創り出された少年少女たちや動物たちの可愛らしさにまずぐっと引き込まれて行かれ、実物のオブジェから発散される優しく懐かしいそよ風のような味わいに、気持が和らいで行くのが感じられます。

桜の季節にふさわしい風景や樹々、人々や生き物等のモチーフを、紙をくり抜き、カットしながら構成していく気の遠くなる様な緻密な作業は、それだけでも敬服に値するものですが、それらの誠実な技術的な側面が相俟って、作品に更に力を加えている様に思われます。

木漏れ日の下でペットの犬と昼寝する子供たち、そばに置かれたサンドイッチや飲物の水筒等、また紫陽花の花壇脇を駆け抜ける少年や、中央に何万枚もの小さな花びらを持つ桜の樹がある小さな広場等・・・・。金沢さんの手によって創り出された世界からは、人々に共通する郷愁の感情を呼び起こすパワーが溢れております。

金沢さんの、驚異的な根気の要るアートワークは実際にたくさんの時間が必要とされ、簡単に開催できるものではありませんが、また新たな作品の展示を皆さんが望まれていると感じております!

 

 

http://spaceyui.com/schedule/kanazawakazuhiro_2019.html

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2019.04.14:日曜日

 

 

 

私たちが何気なく生活している中で、植物が地球上に生息する全ての生き物や環境にどんなに貢献してくれているかという事、対人間に取っては更に不思議な関係性としての存在を、最近あらためて感じております。実はSPACE YUIにはYUI DROPSという小さなアロマテラピー製品部門があり、日常使用のフラワーウォーターやサプリメント、またミステリアスな背景のある魅力的な製品等、厳選したアイテムを取り扱い、リピーターの方々から好評を得ております。 また、YUI DROPSはメイムプロダクツという発売元と20年に渡り業務提携しており、オーナーの前田由美子氏が実際に世界中を回り、植物の持つ本質的な力の存在を把握され驚異的な直観力で、数ある製品の中から最高品質のアイテムをチョイスし、日本に紹介して下さっています。 以前はしばしばアロマテラピーをテーマに、花々や植物の作品展を開催しておりましたが、今回は本当に久しぶりの展覧会となりました。

参加作家の方々には、バラやラベンダー等の香り漂うギャラリー空間に、クオリティーある花のように香り高い作品を展示頂きました。

この企画展は、皆様に少しでも、楽しみながらお元気になっていただきたい!という希望から出発致しました。

また、出品者のお一人に薬剤のプロフェッショナルの方がおられ、最終日には薬と植物との関係性についての興味深いお話を伺う事ができました。レクチャーをして頂いた足立もえかさんを囲んだ貴重な楽しい時間でした。

芳香製品のアイテムラインアップはYUI DROPS独自のもので、どちらかというと美容よりも健康よりのチョイスです。

自信を持ってお勧めできるものばかりを揃えておりますので、ギャラリーの小さな棚に並ぶ小瓶の香りを、ぜひお試し下さい。

http://spaceyui.com/schedule/aroma2019.html

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2019.04.04:木曜日

 

 

札幌の民野宏之さんに続き、函館からの堂前守人さんの陶器の展覧会が開催されました。

堂前さん、民野さんと北海道の作家さんお二人ですが、画廊ではすっかりおなじみの作家さんとなりました。

陶器本体を作陶され、絵も描かれる堂前さんの陶器は見応えたっぷりです。

様々な器に堂前さんの個性が際立つ花々、草や樹木が映されていて、画廊空間全体が堂前さんの世界に彩られます。

決して明るく楽しい彩りばかりではなく、滋味に満ちた味わいのある作品が主体ですが、使ってみて初めて感じる部分の発見も楽しい、手応えある作品です。

ずっと展示を待っていて下さる 、大人っぽい感覚の渋さに引き付けられるファンの方々が多く、堂前さんの人気を感じております。

絵描きがキャンバスに向って絵を描く様に、土を造形し、絵を描かれ、更に窯で焼き上げるというたいへんな作業を静かに粛々となさっている堂前さんの姿勢に、敬意を表さずにいられません。

http://spaceyui.com/schedule/morito_doumae2019.html

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2019.04.04:木曜日

 

 

今年の民野さんの作品は風景画がテーマでした。

今回の個展では、開けた雄大な空と山々と大地の連なる人気のない幽玄な気配さえ感じる風景、人の住む気配といっしょの風景や、むしろ都会の感覚も混入する風景等、様々な顏を持つ風景画が楽しめました。

昨年車の免許を取得された民野さん、きっと来年は北海道の風景を描いた作品が多くなるのでは?と想像していましたが、その通りになったようです!

北海道だけでなく、東北の奥会津地方の絵も多く描かれ、それぞれに特色のある美しい風景が心に迫ります。只見川の川霧の煙る絵や静かな川沿いの集落の作品等は民野さんの世界観を彷彿とさせる詩情豊かなものでした。

作品画面の山や森の緑、川の水の流れや空のブルーの色、大地の色のハーモニーで、都会とは思えない清涼な空気感がギャラリー内を気持良く流れておりました。

また、今年はたくさんの水彩画が展示されましたが、これも免許取得後の車でのスケッチ旅行の賜物でしょう。水彩の小品は小さなBOX型の額装が魅力的でした。

http://spaceyui.com/schedule/hiroyuki_tamino2019.html

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2019.03.28:木曜日

 

 

 

 

最近は、終るとほっとする展覧会ばかりなのですが、「木村かほる展 DOOLS」もそうでした!身内(妹)の展覧会は、疲れます。

具象から出発して絵本も50冊以上描く仕事等をしていましたが、どういう訳か自然と具体的な表現から抽象的な作品描写へと移行して来て、作品画面から形が消えてしまい、光や気体、空気感を描写したい!という方向へと向って行きました。

作品の形態が変わると技術的な面でも変わらざるを得ず、また、絵の具と溶剤の揮発からの誘発による本人の喘息症状により、普段使い慣れた油絵の具から違う画材へと変更しなければならない状況となり、ずい分長い期間苦戦していたようでしたが、最近やっと技術を自分のものにしたようです。

絵の全く描けない自分には技術的な事がらは中々理解できませんが、兎に角技術は基本的な問題と思いますので、遅きに失する様にも感じますが、まずは良かったのではないでしょうか?

今回の作品の一番最後の作品が、次の作品へと続く手応えも感じ取った様です。

具体的な形象を光の感覚で対象を描こうとしていると感じますが、作品全体も透明感があり、男の子の身体の固体のイメージと魚もバックの空気も気体感覚のコンビネーションもバランスは悪くなく、上手く行ったのではないかと思っております。

次回に期待したいと思います。

http://spaceyui.com/schedule/kahoru_kimura2019.html

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2019.03.13:水曜日

 

 

 

 

山田博之さんの個展が無事に終了し、スタッフ共々ほっと致しました。

今回は「Waterfall」、雄大なスケールの滝がテーマです。大きめの作品が4点とグラフィックデザイン的に処理された平面作品の表面に肉筆でペインティングされた小品20点とで構成、展示された端正な展覧会でした。

小品よりも大きめの作品の方がむしろ人気があり、気に入って頂いた方々の手に渡って行った事も印象的でした。

山田さんの並ならぬ画力は皆様がご存知のとおりで、大規模な仕事が殺到するのも当然の事と思いますが、このたいへんなスケジュールの中で今期は個展開催が実現できた事が奇跡的な事の様に思えます。

ご自宅の引越もあり、また個展開催日程に合わせたかの様に、会期中のほとんどの日程を現場で作業しなければならない博多の新装ビルへの壁画制作のお仕事が舞い込みました。開かれた空間の中で、オリジナリティー溢れる強いエネルギーを放つ山田さんのダイナミックな大らかな作品をぜひダイレクトに拝見したいです!

そうこう言う当画廊からも、山田さんにF80という大作の制作を2点発注を致しておりました。或る大きな建築物内に展示する「水」をテーマとする作品です。

想像できない、大きなエネルギーを要するいくつもの仕事を一気に完遂された山田さんのこれからのご活躍が本当に楽しみです。

http://spaceyui.com/schedule/yamadahiroyuki_19.html

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2019.03.05:火曜日

 

 

 

皆でハラハラさせられながらも、高橋キンタローさんの個展が好評の内に無事終了する事ができました。

さり気ない独特なキンタローさんの画風は、基本的なしかも確実なデッサン力がなければ描けないと、その画力を皆が認めている所以のものです。

その上で天啓の様な閃きが重なると、観る側もご自身でも驚く程の作品ができあがるのではないでしょうか。

イラストレーション、現代美術、グラフィックデザインと、多岐にわたる美術界の全容を感覚的かつ論理的にしっかりと把握されているキンタローさんにとっては逆説的に、白いキャンバスに向うのはたいへん勇気が要る事なのかも知れません。

搬入時には作品が間に合わず、個展開催から数日後に初めて全作品が揃いました!後半にお出かけ頂いた方々には、全作品をご覧頂く事ができましたが、次回はぜひ前半にいらしたお客様にも全部の作品を見せて差し上げて下さい!

また、今回初めて女性のポートレイト作品が展示されましたが、キンタローさんの新しい側面が見え、たいへん人気を呼びました。人の顏を作品化するのは思いの他に難しいのではないでしょうか?言葉にはしずらいデリケイトな表現を見事に完成されていたと思います。

これからのキンタローさんの作品が増々楽しみです!

http://spaceyui.com/schedule/takahashi_kintaro_19.html

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2019.02.07:木曜日

 

 

「白」の高橋春夫さんと、布を絵の具にして絵を描かれる「色」担当の沢野弓子さんの展覧会、そのタイトルも「白と色」!が開催されました。

沢野弓子さんの作品は、どんどん自由になって行き、しかもとても完成度の高い感性を伴って、私たちを驚かせて下さいます。

沢野さんの最初の個展は、オードドックスなトラディショナルな抽象画の作品展でした。

今回は、高橋春夫さんの白磁や粉引の陶器との2人展という事もあって生まれた新しいアイデアから、未だ名付けられていない感覚が引き出されたのかもしれません。

世界各地を巡り、収集して来られた布地は膨大な量になるといわれておりますが、それらの伝統ある布地が私たちの身の回りですぐに楽しめるものへと、再び新しい表情を見せて下さいます。

アフリカの染めらた布、スリランカの建築家ジェフリー・バワのプロデュースしたろうけつ染の布地、ヨーロッパ各地のそれぞれに物語のある布地等を用いた作品ですので、素材自体にもパワーがあって、拝見しているだけでイメージが膨らんで参ります。

高橋春夫さんの作品は、シンプルで魅力ある食器です。そういった感覚が一番難しいと思いますが、追求されていらっしゃいます。

高橋春夫さんの白い器からイメージして出来上がった沢野弓子さんのランチョンマットは、画廊の壁にも展示しましたが、その用途を越えて楽しい自由な作品としての新しい顔を覗かせて下さいました。

http://spaceyui.com/schedule/takahashiharuo_sawanoyumiko_19.html

 

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2019.02.05:火曜日

 

 

越智香住

 

北見隆

 

谷口広樹

 

 

今年で二度目の招福がテーマの展覧会でした。今回は北見隆氏、谷口広樹氏に加えて、注目の彫塑の作家、越智香住さんにご参加を頂きました。

今年のテーマは、「こども」でした。数え六才までは神の子、という言われが日本の各地にあるそうです。

会場では、日本や東洋だけでなく西洋の天使たちが平面作品、立体作品と展示され、ピュアな神聖な空気感にあふれておりました。

北見さんの重厚かつキュートなペインティング作品、谷口さんの軽やかに描かれた完成度の高い幼児像、そして越智香住さんのアルカイックな赤ん坊のオブジェとのバランスがごく自然に溶け合っているように思われました。

 

http://spaceyui.com/schedule/ichiyoraihuku_19.html

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