2014.11.25:火曜日

 

 

 

 

 

Yoshiko Abeさんの久しぶりの展覧会が開催されました。パステルや水彩絵の具の優しいタッチとくっきりとしたペンのラインで構成される作品は、おしゃれな街角や人々の暮らしが写しとられた雰囲気のあるものでした。

ふわっとした透明な絵の具の足跡・・・、優しい色彩の中に思いがけず強い意志をもつ色が現れ、コラージュされ、画面の調子を懐かしい記憶を呼び起こすような心象風景へと変調させて行きます。そして抽象と具象とのバランスの良い構成によって、魅力ある空間の奥行きが感じられます。

Yoshiko Abeさんはギャラリーの最初のスタッフでした。 初個展開催後、広告や雑誌の表紙等といったイラストレーションの依頼が急激に増えて行ったため、おっとりとした、優しく明るい性格のYoshikoさんとはずっと楽しくお仕事を一緒にさせて頂きたかったけれど、二年間弱で独立して行かれました。

結婚後、魔法の様な速度で(個人的な見解ですが・・・。)子供たちも大きく創造の魂を持って育ち、Yoshiko Abeさんは、再び絵の世界の新しい地平へと向っておられる様に思います。

 

 

 

 

 

 

http://spaceyui.com/schedule/abeyoshiko_14.html

 

 

 

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2014.11.16:日曜日

 

 

 

 

 

沖縄諸島の最南部に位置する、すでに日本より台湾が近くに見える小浜島に住み、海と空、そして太陽や月の光のエネルギーを、太古の人々の様に浴びる環境に生きるはんまけいこさん。夜は月明かりで道を歩くのだそうです!

展覧会では毎年、作品と共にはんまけいこさんの、おおらかなエネルギーが都会に住む人々の胸に染み込む様です。

そんな健康的なはんまけいこさんが、心理学にたいへん興味を持たれていて、昨年に引き続いて人々の心の盲点「スコトーマ」をテーマとするのも、興味深いお話、と思います。

はんまさんの創りあげた物語の世界の中で、からっと陽気なキャラクター達の演ずるちょっとずれた?ユーモラスな行動がくすっと笑えます。

ナンセンスな様でいて意味有り気な、大人の成熟した感性からしか誕生し得ない彼らのユニークな個性は、入谷桂子さんの手によって、三次元の生命を吹き込まれる事となりました。

美しい仕事ぶりの入谷さんの指先から魔法の様にチクチクと縫われ、キャラクター達の服にボタンが付き帽子が被せられ、完成して行くと、平面と立体の世界が交感しながらスコトーマの国の住人たちのイメージが膨らんで行きます。

そして、はんまさんの平面作品の個性を見事に再現される入谷さんの描写力、デッサン力は相当確かな力量と思います。

沖縄と東京のお二人のKEIKOさんの作品展は、 温かさやゆったりとした感覚が伝わって来るエンターテイメント感いっぱいの展覧会でした。

 

 

 

 

 

http://spaceyui.com/schedule/kxkthewonderland_14.html

 

 

 

 

 

 

 

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2014.11.11:火曜日

 

 

オブチジン

 

 

ヴィジュアル情報の洪水を浴び、氾濫する情報の全てを吸収しながら、何れのヴィジュアルにも与しない、犯されない。オブチジンさんの作品を見渡し、そんな感想が頭に浮かびました。

この画廊が出発した当時、初めて個展を開催したいとのオファーを下さったのがイラストレーターとして大きな足跡を残され、現在も感動的なフレッシュな作品を創り続ける小渕ももさん、オブチジンさんのお母さんでした。ジンさんが5才の時からの知り合い、という事になります。

そんなジンさんの画廊での初個展を実のところ、始まる前迄少しハラハラしておりましたが、展示しながら、そんな心配は吹き飛んで行きました。

キャンバスにメディウムとジェッソの質感を生かした下塗りをし、反転させたデータを、タトゥーのシールを貼る様にキャンバスにこすりつけて付着させるという、独特の方法で表現された作品は、現代の雑誌や映像、街中の看板等、グラフィックやヴィジュアル情報全般を集約したかの様に感じられます。

ひとつの作品を見ただけではジンさんの向う先はわからないけれど、小さなキャンバスが壮観に多数並べられると、作品群は自ずから言葉や音楽を奏でます。小さな画面の中に時間をスライスして定着、そっと差し出されるグラフィティーが人々と思いを共有するイコンへと深化されて行くのでしょうか。

誰にも真似の出来ない、今迄見た事があるのに、初めて示されたかの様に感じられる世界観は、新鮮な感覚を呼び起こし記憶に留められるものとなりました。

 

 

オブチジン

 

 

http://spaceyui.com/schedule/obuchijin.html

オブチジン hp

 

 

 

 

玉岡隆志

 

 

ご夫妻のコラボレーション展、楽しい一週間でした。

玉岡隆志さんは、以前日本デザインセンターでアートディレクターをなさっていらっしゃいました。画廊で個展を開催して頂いている羽山恵さんや吉泉功一さんの先輩にあたる方です。

典子さんは、下北沢のグレイというニットのお店を30年以上にわたり経営されているプロフェッショナルなニットデザイナーの方です。私も一枚購入させて頂きましたが、こんなにさり気なく素敵に身体にフィットする、そして着心地の良いニットは初めての様に感じております。

玉岡隆志さんのパンジー、アネモネ等が描かれた作品を拝見しておりますと、何故か懐かしい気持になり、絵を全く描けない自分でも、描いてみたいと思わされて、真っすぐなプリミティブな視線の絵画の持つ力に感じ入ります。

また、典子さんの編むニット作品の糸を染色をなさるのも、隆志さんです。ポップな発色の糸がとても印象的で、その糸を用いて典子さんが編むセーターやカーディガンのモチーフが隆志氏の描かれる作品なのです!

お二人の自然体のコラボレーション作品は、 ファンの方々が大勢おられ、快い風の様に、ご覧になる方々の心に届いておりました。

 

 

 

玉岡典子・玉岡隆志

 

 

http://spaceyui.com/schedule/tamaoka_14.html

玉岡隆志・典子 hp

 

 

 

 

 

 

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2014.11.04:火曜日

 

 

 

 

阪本純代さんの作品に初めて触れたのは数年前、ななめ上方から描写した小学校のお教室内部のイラストレーションの下絵をツイッター上で拝見した時のことでした。その時に、阪本さんの実力と相当ながんばり屋さんなのだなという事を実感した事などが、懐かしく思い出されます。

建築の図面から起こされたようなそのスケッチ画は、鉛筆でラフに描かれたものでしたが、人の心に響くエネルギーを孕む印象的な一枚であったと思います。

今回の展覧会では、これまで阪本さんが培って来られたテクノロジーが見事に花開いた様に感じました。多くの建築家の方々が憧れ、遊び心に満ちたシステム家具デザイン等で知られるジョエ・コロンボを彷彿とさせる作品も魅力的です。

イラストレーション、パノラマとして展開される楽しいファニチュア設計やアニメーション映像的なファンキーな都市計画も、2次元世界で自由自在に表現される阪本さんの作品には、ダイナミックな可能性が溢れておりました。

また、想像力溢れるロボットたちのキャラクターのアイデアや感性も女性の発想とは思えないところも含めひじょうに興味深く、DMになった作品は、意義深い素敵な仕事を獲得する契機ともなりました。

作品の画面構成能力の中に阪本さんの感覚的進化が加味された美意識には、右脳と左脳のバランスの良さを感じ、感銘を覚えました。

 

 

 

 

 

http://spaceyui.com/schedule/sakamotosumiyo_14.html

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2014.10.25:土曜日

 

 

 

 

今年の卯月俊光さんの作品のテーマは「富士山」。数十点を超える作品の全ての色彩の組み合わせと表情が異なり、ヴァラエティーに富んでいます。

和紙のテクスチュアを生かして着彩され箔を施されメイクアップされた富士山は、伝統的テイストを控えたポップなパワーが燦めきます。

 

・・・・とここ迄書いて、改めてYUI GARDENの義山さんの書いた卯月さんの作品へのコメントを読み、感心しております。

YUI GARDENのスタッフは、ボスの横河氏、サブリーダー国枝氏の他に後4名の若い建築家と経理の方、全部で7名の方々ですが、ギャラリーは建築家が仕事の分担を決めて運営にあたって下さっております。その中で、新たな展示の搬入が終えるとFBにコメントを書く係が義山さんなのですが、会を追う毎に腕が上がって来て、各々の作品へ向けられる視線の的確さにちょっと私としましては脅威を感じているのです!!

日々の仕事に追われて(ぐずぐずしていて)私は何週間か後にブログを書くのですが、何と義山さんは作品を観ると同時に、瞬間的に書いてしまうのです!

今後は、YUIのブログ、義山さんのコピペにさせて頂こうかしら?・・・という事で、今回の卯月さんの作品への彼のコメントをご紹介させて頂きますネ。

 

コンクリート壁に架けられた30を超える富士山の作品。

空間の高さを活かした展示、見上げて気づく富士の山。

水彩紙に型紙、染料、箔。現われる柔らかな色彩。

富士山に雲、月・・記号的にも見える一つ一つ。

大きく、絡まり、多様な色使いが 自然の壮大さを

改めて伝えてくれるようです。

日本的にあるモノに対し、POPに新たな視線を与えてくれます!

 

ある規則的な行為が反復、そしてゆらぎ。

騙し絵でもない、繊細で巧妙な技法。

アクリルにデジタルフィルムを組み合わせた作品は圧巻。

これは何ですか?そんな質問を卯月さんにしました。

今思うと野暮なクエスチョン・・

それは「何か」ではなく、

技法が形となった、「そのもの」なのかもしれません!

 

 

 

 

 

 

 http://spaceyui.com/schedule/utsuki_14.html

スペースユイ hp

 

https://www.facebook.com/yuigarden?fref=ts

ユイガーデン fb

 

 

 

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2014.10.17:金曜日

 

 

 

 

アニメーションからイラストレーション、油彩画と、日本のビジュアル史に燦然と行跡を残されている久里洋二さんをゲストにお招きしての、山口マサルさんとの二人展は、お二人の頭脳から次々と生み出されるイマジネーションの豊かさを再確認させられる事となりました。そして今回は、久里さんの美しいお仕事ぶりの油彩画も展示頂きました。

久里さんが昨年の山口さんの個展にお出かけ頂き初めてお会いした時に、ご本人から放たれる予想を超えた楽しい人物像に感激したものでした。お年を重ねられてしか得られない、達観し身に付いたユーモア感覚が周囲の人々を包み込んで、その場にいる皆を愉快な気分にさせて下さいます。

山口さんも相当に陽気な親分気質の方で、私たちの気分を明るくして下さる方ですが、親分の親分はやっぱりすごかった!

普段から早口で頭の回転も猛スピード、せっかちな山口マサルさんですが、作品も素早いイマジネーションを瞬時に画面に定着させたかの様なイラストレーションでした。ひとつの画面に無尽蔵に湧きい出るアイデア満載の空間造形や風景やキャラクターが登場して、サービスいっぱいですので、味わう側も楽しくて見応えがあります。また一方で、そんな山口さんの世界観はそのままに、イメージや時間が止まったかの様な静かな作品が意外に人気がありました。

 

 

 

 

 

 http://spaceyui.com/schedule/kuri_yamaguchi_14.html

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2014.10.03:金曜日

 

 

茶畑和也

 

 

本当に、世の中の人々が茶畑和也さんの様な人ばかりだったら、争い事も裏切り行為も戦争も起きはしないのに・・・、と思います。

平和がご本人のDNAに滲みわたった貴重な大切な人類代表、茶畑和也さんの作品展は、私たちの周囲にいつも温かなのんびりした空気をふりまきます。

緩やかな性格の茶畑さんですが、きっちりと見据えられた政治社会の真実を教えて下さる側面もあります!破壊された様な現実のさなかでさえもゆったりと人々を見つめる目線がしなやかな茶畑さんの作品は、未だひたすらに穏やかで楽し気に見えます。

茶畑さんの作品世界が、更に大きく広がりを持ち、圧倒的に平和な世界に向かって行き、作品のWAVEが世界を包み込んで行って欲しい!と切に思うのです。

 

 

茶畑和也 

 

 

 

http://spaceyui.com/schedule/cyabata_14.html   

茶畑和也hp

 

 

 

 

信耕ヒロ子

 

 

 確かな造形技術とフレッシュな感性が藤という素材に生命の息吹を吹き込んで、見事な作品世界を創り続けておられる信耕ヒロ子さんの意欲的な作品展でした。

身近な動物たちや虫、恐竜等もモチーフにして、自由自在に楽しい作品を細い籐素材で編み上げます。巻貝、蜂の巣が照明器具として用いられる灯りを素敵に取り入れた作品も魅力的でした。小さなクロワッサンを形どったブローチはまるで食べられそうな感触も楽しく、遊び心満載の作品は幅広い層の方々に人気があります。

それらの楽しい小さな作品の他に、ダイナミックな人体等の彫塑的な素養がなければできないトルソー作品も見応えあるものでした。

ご本人の個性もユニークな信耕ヒロ子さんの作品は、色々な側面から刺激的でした。

 

 

信耕ヒロ子

 

 

 

http://spaceyui.com/schedule/shinkohiroko_14.html   

信耕ヒロ子hp

 

 

 

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2014.09.23:火曜日

 

 

岸田ますみ  廃墟の夜

 

 

岸田ますみさんの作品画面からは、圧倒的な空気感が感じ取れます。大地を流れる風、雲。海と空も、草原と空も、同じ色を纏い合い、或る時には異なる表情も見せて、全てが一体になったり、分離したりしながら、私たちを取り巻く存在とその不思議さを呈示するかの様です。

一体にグレイッシュな色調や人気のない風景は、孤愁の感慨を呼び起こすと同時に、何か言葉にはならない刺激的な心地良い風が吹き抜けているかに思います。

1987年にスペースユイで初めての個展を開催された時には、明るいシンプルな色感と構図の静物画が多く、写真の今回発表された小品の油彩画からは岸田さんの当時の作品を想起させられます。これらの作品はまるで、夫君である安西水丸氏の作風にリンクしているかに見えますが、こののびやかな線は初期の頃の岸田さんそのものです。

2回目の1989年の個展以来、現在に繋がる、岸田さんの思索的な色感の作風は一貫しておりますが、沈静した感覚の色彩群の中に出現した鮮やかな油彩画が、とても意外であり、またフレッシュな印象を受けました。

今年の3月、突然水丸さんが逝去され想像に難くない思いをなさっておられるにも関わらず、ご苦労を微塵も感じさせない岸田ますみさんの作品展は、感動的な一週間でした。

 

 

岸田ますみ   ヨットとスイカ

 

 

 http://spaceyui.com/schedule/kishitamasumi_14.html

 

 

 

  田村 愛    fabric 1.


田村愛さん、京都の大学や専門学校で教鞭を取りながら、毎年個展を開催するがんばり屋さん!もうまなちゃん、とは呼べない位に学生さんたちにも信頼の厚い田村愛さんです。今回は、体調があまり良くない中で、本当に良く頑張ったと思います。もうすっかりお元気な様子ですが、田村愛さんの小柄な身体から生み出される誰よりも大きな作品が、今年も展示されて感動致しました。シルクスクリーンをプリントする作業は、体力も精神力も要する事と容易に想像できますので、毎年の田村さんの大作への挑戦には頭が下がります。

紙にもファブリックにも自由に何でもシルクプリントができる田村愛さんの、制作への熱意には、並々ならぬものが感じられます。 

また、今年の作品には、普段よりも濃い目の色感新たな側面も表現されておりましたが、持ち味である作品の透明感は少しも損なわれず、改めて田村さんの力量を感じました。

 

 

 田村愛   meal 

 

 

http://spaceyui.com/schedule/tamuramana_14.html

 
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2014.09.11:木曜日

 

 

 

 

 

イギリスからのジョン・シェリーさんの展覧会は、2年ぶりの夏の開催でした。前回は「ジャックと豆の木」の原画を、今回はミケランジェロがダビデ像を制作する迄を描いた「巨人の影に」の原画を展示致しました。

シェリーさんは、ずっと以前は広告の仕事をメインでなさっておりましたが、徐々に絵本の制作へと移行して参りました。

彼の、オーソドックスな絵画的描写力を軽妙なタッチにギアチェンジして行く個性や現実的な物をアーティスティックにまた、カリカチュアなセンスを込めて描いたりといった、インターナショナルな意味での絵本作家としての資質を以前から感じ入っていたものですから、シェリーさんがコンスタントに日本やアメリカの出版社でクオリティーの高い絵本を出版する様になられた事をとても喜んでおります。

また同時に、常に時代の風を纏い、ファッショナブルな感性を併せ持つシェリーさんにとって、コマーシャル等の仕事も天性の才覚があると思います。

 

 

 

 

 

2012年に「ジャックと豆の木」の展示の時に、ミケランジェロのまだ彩色してない段階の作品を見せて頂いた事が今回の展覧会へと繋がった時の様に、今回はシェークスピアが主人公の絵本のラフスケッチを見せて頂き、とても大きな驚きと感動を覚えました。シェークスピアを核にして、当時の人々が演劇や実際に演劇が繰り広げられる劇場とどの様に関わり歴史を築いて来たのかという事がとてもわかる表現でした。特に当時のロンドンの建築物が日本の歌舞伎や神社の形態とも通じる感じが興味深かったです。

次回は、2016年の夏の開催になりそうですが、シェリーさんの来日に際しては、彼の優しい眼差しと共に在る深い人間洞察やインテリジェンスに触れる事のできる楽しさに満ちたものであり、日本の友人達も最早心待ちにしておられる事と思います。

お嬢さんのセレンちゃんとクロネコとのイギリスでの暮らしも、いつかシェリーさんの手によって絵本に描かれたら、どんなに楽しく親密感溢れるものになるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

http://spaceyui.com/schedule/johnshelley_14.html     

SPACE YUI hp

 

http://shelleyjapan.blogspot.jp/   

John Shelley: blog

 

 

 

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2014.08.21:木曜日

 

 

竹井千佳 

 

 

夏の展覧会もジョン・シェリーさんの展示を残すのみとなりました。今日、展示の準備作業をしましたが今年も素晴らしい展覧会です。シェリーさんの展覧会のご報告は後日させて頂きたく存じますが、7月の後半には、自身の絵の中から抜け出したかの様に若々しく活力溢れる竹井千佳さんの展覧会が開催されました。

作品を鑑賞する人々の気持を引き立てる鮮やかな色彩の作品画面ですが、パステルがかった色味が加わって絶妙のバランスのペインティングに、細い面相筆による輪郭ラインが加筆され、千佳さんの独特の作品世界が形成されて行きます。丁寧な美しい作業です。

若い女性の可愛らしさや生活感覚、またある種の醒めた視線や少女の無垢な狡猾さも内包されたイラストレーションは、竹井さんの手によって、強く温かな印象を差し出されます。

本来、はち切れんばかりに健康でキュートな女の子たちの表情からは、何やらアンニュイな風情も立ち上り、無意識のうちにもこの時代の苦さを体現しているかに感じられます。作品に散りばめられたオリジナルスパイスが生かされて、ぴりっと作品を引き締めているかの様です。

時代や人々の表情を切り取るセンスと制作に於ける技量の確かさが合わさって、活躍の場の更なる広がりが予感されます。

 

 

竹井千佳 

 

http://spaceyui.com/schedule/takeichika_14.html

竹井千佳 個展 hp 

 

 

 

 

松本圭以子 

 

 

また、7月の前半の松本圭以子さんの「あの日、あの頃」は、子猫と女の子とのやさしくやわらかな日々の風景を描いた作品展で、ベテランの筆致が充実の安定した世界観を表現し、多くの方々と共に楽しませて頂きました。

熟達した技術で表現されるパステル作品の画面からは涼しい風が吹き抜ける様な清涼感が感じられました。

 

 

 

松本圭以子  

 

http://spaceyui.com/schedule/matsumoto_14.html

松本圭以子 個展 hp

 

 

 

 

 

シーノ・タカヒデ 

 

 

シーノ・タカヒデさんの作品は、何時もながら、描くのが楽しくて仕方がない、といったワクワク感が伝わって参ります。猫を沢山飼っていらして観察しておられる為か、魅力的な人間の様な猫も登場して人気です。アフリカのおしゃれな女性や男性たちのファッションや風俗も生き生きと表情豊かに描かれます。

シーノさんの作品は、現在YUI GARDENにて開催中ですが、天井が高く自然光の美しいギャラリー空間での、今回のシーノさんの作品は大きさもあり、とても映えるのではないかと期待されます。

 

 

 

 シーノ・タカヒデ 

 

http://spaceyui.com/schedule/shiino_14.html

 シーノ・タカヒデ 個展 hp

 

 

 

 

 

 

 

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