2012.10.16:火曜日

スペースユイでは若い方のグループ展を催す事はめずらしいのですが、今回二度目となるARDYCE、ウチュウ犬、ババカナコによるグループ展はバランスの取れたパワフルなものでした。

 
 
Ardyce
既に海外のコレクターをも魅き付けるARDYCEは、ボテロを彷彿とさせる豊満な身体の女性像を心地よい色感とタッチで描きます。大きな画面から伝わるインパクトからも相当な力量を感じさせられます。
 
 
ウチュウ犬

ウチュウ犬の作品、布やビーズ等の素材や半立体的な表現にもオリジナリティーがありますが、 今回の小さな作品画面から伝わって来る神話的感性に繋がる物語世界観の創造は、ひじょうに完成度の高いものでした。

 

 

ババカナコ

ババカナコは今回のテーマである”風”を心象と風景の双方から表現、現代若者の心理を垣間見せ、共感を誘います。ストーリー性のある作品展開に、大きく伸びて行く将来性を感じました。

 

http://spaceyui.com/exhibition/ardyce_utyuuinu_babakanako.html

 

 

AAAAA
2012.10.16:火曜日

 

今年3月に個展を開催した小池アミイゴさんについてもいえる様に、茶畑和也さんもご自身の表現と生きていく上での熱意といったものがダイレクトに結びついたイラストレーターです。茶畑和也さんとは20年以上に及ぶお付き合いがありますが、人並みはずれた人々へ向かう愛情の密度が常軌を逸していることにひたすら驚かされ続けております。東京にいると珍しく感じる程の善意の発露は、いつもユーモアといっしょに提供され、決して人々を裏切らないのです。

そんな彼が、3.11と遭遇し、その年の3月28日から始めた事はハートのイラストレーションを福島原発の作業員の方々へ向けて送り続けることでした。ツイッターとフェイスブックを通して送られるハートのメッセージは約1年半一日も休まずに続けられており、展覧会初日には555枚目のハートとなりました。茶畑さんのツイッターのアカウントが@555chabataなのですが、この偶然もすごいナ、と感じています。今回の展覧会では555枚のハートの作品の中のほんの一部ですが、ハートを題材にしただけでこんなにもヴァラエティーに富んだ表現ができるの?と感心させられます。

また、自分を含めて日本の多くの人々が福島の特に子供たちのこと、原発の作業員の方々を常に心のどこかで心配しているのではないでしょうか。思っていても成すべき事がわからず、じれったい気持を抱えながら生活しているのだと思います。

そのような中、@555chabataは、ハートのイラストレーションを、ご夫人のひろみさんは毎日、言葉のメッセージを止まず送り続けておられます。自身には出来ない事をして下さっている茶畑さんご夫妻に対して、感謝の気持でいっぱいです。

 

 

http://spaceyui.com/exhibition/chabata.html

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2012.10.02:火曜日

 

 

昨年の夏にFLOWER DROP EXHIBITION という花の香りがするような展覧会を企画しました。画廊にはYUI DROPSというささやかですがアロマのセクションがあります。良質なエッセンシャルオイルを扱っておりますし、まず香りを視覚と共に提示する考えが浮かびました。ステキな音楽を選び、美味しいお茶もサービスし、3.11以来、皆さんが何らかの形で苦しい思いをしていることを五感を通して少しでもやわらげたい、というシンプルな主旨で開催しましたが、結果としては大成功だった様に思います。

オカダミカ、石橋優美子、須川まきこさんのメンバーに、竹井千佳、澤奈緒、エヴァーソン朋子、網中いづる、岩間亜樹、野口あき子、水口理恵子さんといったゲストの方々に参加頂き、思い描いていた以上の展覧会を開催する事ができました。皆の作品のパワーが大きなエネルギーを生み出しました。

 

今回は、その中のお二人が連続して個展を開催致しました。テーマが決っているわけではありませんが、この連続の開催はとてもスムースな流れがあり、感覚的にひじょうに人々の気持を打った展覧会であったと思います。

 

 

最初に、オカダミカさんの個展、”SCENE”が開催されました。オカダさんのバランスの良い感性から表現される危うさを隠し味に持つきりっとした女性像には皆さんとても魅き込まれた様に感じられました。抑制の効いた淡く着彩された画面から放たれる様々な角度からの想像を喚起させるイメージに、人々を共感させてしまうパワーがある様に思います。静かなしかもエキセントリックなエネルギー・・・・。今後、目の離せない作家さんです。

そして、須川さんにも感じられる事ですが、とてもエロティックなのですが清潔な印象という、相反するふたつの要素が混合され、希有な魅力を醸成しているのかも知れません。

更に二人に共通する要因として、海外からの注目が多いということです。ギャラリーのメールには、様々な国からの問い合わせが絶えません。

 

 

須川まきこさんのロットリングで描かれる一本のラインも、優れた技術がなければ描けないものですし、彼女の確かな腕前から生み出される作品は、キュートなエロスがはじけそうな感性を伴います。今回は6月にローマのギャラリーで開催した作品展「melting」に出品したものでした。シンプルなスミの線で描かれるレースの模様やアールヌーボー様式を取り込ん表現力は、天性の力がなければ描けないものでしょう。コミカルな味わいも加わって、味わい深い作品です。

そして来年の夏にはまた、FLOWER DROP EXHIBITIONのpart2を考慮中です。

 

 

 

http://spaceyui.com/exhibition/micca_12.html

 

http://spaceyui.com/exhibition/sugawa_2012.html

 

 

 

http://spaceyui.com/gallery_note/2011/06

 

http://spaceyui.com/old/after/2011/1106/flower11.html

 

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2012.09.11:火曜日

 

 

 

田村愛さんの作品、今年は瑞々しいフルーツの様に美味しそうなフレッシュな印象の作品が多く見られました。 生活の中に爽やかさを運ぶファブリックとして、テーブルクロスやバッグ、着るものも制作しました。シルクスクリーン作品の大作は、ストロークも大きく力の技を必要とする作業でもあります。気持の良い風を感じる作品制作の裏側では、力こぶができる様な肉体労働が行われている様子やご苦労をご本人から伺い、いつも驚かされております!

 

http://spaceyui.com/exhibition/tamuraai_12.html

 

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2012.09.11:火曜日

 

 

 

パパもパパの作品も大好きな長女のセレンちゃんと一緒に。ミケランジェロがモチーフのTシャツを着て。

 

昨年3.11の出来事などで、イギリスに住むジョン・シェリーさんの展覧会は、一年延期され、今回の開催となりました。その間に、シェリーさんは福音館書店からの「ジャックと豆の木」や、USAより出版されるミケランジェロの”ダビデ像のできるまで”を描いた名作絵本を2冊もつくりあげました。丁寧なオーソドックスなこの様な絵本を子供の心で読んでみたいと思いました。 アーティストが大きく羽ばたいて行く時を見せていただいた様な気がいたします。たいへんな人気の展覧会でした。

 

http://spaceyui.com/exhibition/shelley_12.html

 

 

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2012.09.01:土曜日

 

 

 

永松あき子さんは、女性のニュアンスある様々な表情を、繊細に力強く描きます。

彼女の手によって生まれた妖精や森の女神たちは、深い微睡みと覚醒のはざまで、 画面の上を生き生きと息づいています。

永松さんの作品は、ご本人の気さくで自然体のお人柄と対照的に、構築された深い神秘な存在感に溢れており、そのギャップがとても魅力的なのです。

 

http://spaceyui.com/exhibition/nagamatsuakiko_12.html

 

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2012.09.01:土曜日

 

 

 

松川けんしさんの展覧会は、大人っぽい感性がギュッと詰まった見応えのある催しでした。思わずにやっとさせられてしまう諧謔やちょっぴり苦みも加わったいぶし銀の様な味わい深さは、どこにでも探せる世界ではありません。こういった、人々の「貴重な境地」ともいうべき豊かな世界観をいつまでも大切にできる社会であって欲しい、と、心から願わずにはいられません。

 

http://spaceyui.com/exhibition/matsukawakenshi.html

 

 

 

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2012.07.29:日曜日

 

 

 

高橋キンタローさんとは、いろいろな場面で折にふれお会いする機会があり、氏の運営するタンバリンギャラリーは、永井宏さんたちと立ち上げる頃からの活動に触れておりましたが、キンタローさんの作品展は、初めて開催させていただきました。

ご自身の個性のように抑えの効いた画面上のさらっとした空気感が、今、とても心地よく感じられます。求心力のあるキンタローさんの周りには、いつも人々が賑わい、既にベテランの域である作品は、風情あるエネルギーを放射していました。

 

http://spaceyui.com/exhibition/kintaro.html

 

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2012.07.29:日曜日

 

 

 

想像上のマシーンとイラストレーションという組み合わせの、楽しく、脳みそを刺激する展覧会でした。山口マサルさんの脳内はどうなっているのでしょう?と不思議なくらい、イマジネーション豊かな縦横無尽な表現に圧倒されます。氏の底抜けに明るく愛情いっぱいの性格を反映した作品のちからが心を明るく照らす様です。

実際に素材が金属の小さなマシーンと紙製のエンゼルたち・・・。絶妙な組合わせが、芸術的です!マンガで、芸術で、イラストなのだー。印象深く心に残ります。

 

http://spaceyui.com/exhibition/yamaguchi_12.html

 

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2012.07.17:火曜日

 

 

 

堂前守人さんは函館で活動する陶芸作家の方で、今回は2度目の展覧会でしたが、早くも東京のファンを獲得しつつあります。土を捏ねて形をつくり、絵を描いて完成させる丁寧な美しい仕事は、見事な完成度で、見る者に迫る力があります。花の色がテーブルに映えて、ふわっと楽しい気分が生まれます。備前など、無地の器といっしょに使っても素敵です。使う程にパワーを感じさせられる器です。

 

http://spaceyui.com/exhibition/domae12.html

 

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