2019.04.04:木曜日

 

 

札幌の民野宏之さんに続き、函館からの堂前守人さんの陶器の展覧会が開催されました。

堂前さん、民野さんと北海道の作家さんお二人ですが、画廊ではすっかりおなじみの作家さんとなりました。

陶器本体を作陶され、絵も描かれる堂前さんの陶器は見応えたっぷりです。

様々な器に堂前さんの個性が際立つ花々、草や樹木が映されていて、画廊空間全体が堂前さんの世界に彩られます。

決して明るく楽しい彩りばかりではなく、滋味に満ちた味わいのある作品が主体ですが、使ってみて初めて感じる部分の発見も楽しい、手応えある作品です。

ずっと展示を待っていて下さる 、大人っぽい感覚の渋さに引き付けられるファンの方々が多く、堂前さんの人気を感じております。

絵描きがキャンバスに向って絵を描く様に、土を造形し、絵を描かれ、更に窯で焼き上げるというたいへんな作業を静かに粛々となさっている堂前さんの姿勢に、敬意を表さずにいられません。

http://spaceyui.com/schedule/morito_doumae2019.html

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2019.04.04:木曜日

 

 

今年の民野さんの作品は風景画がテーマでした。

今回の個展では、開けた雄大な空と山々と大地の連なる人気のない幽玄な気配さえ感じる風景、人の住む気配といっしょの風景や、むしろ都会の感覚も混入する風景等、様々な顏を持つ風景画が楽しめました。

昨年車の免許を取得された民野さん、きっと来年は北海道の風景を描いた作品が多くなるのでは?と想像していましたが、その通りになったようです!

北海道だけでなく、東北の奥会津地方の絵も多く描かれ、それぞれに特色のある美しい風景が心に迫ります。只見川の川霧の煙る絵や静かな川沿いの集落の作品等は民野さんの世界観を彷彿とさせる詩情豊かなものでした。

作品画面の山や森の緑、川の水の流れや空のブルーの色、大地の色のハーモニーで、都会とは思えない清涼な空気感がギャラリー内を気持良く流れておりました。

また、今年はたくさんの水彩画が展示されましたが、これも免許取得後の車でのスケッチ旅行の賜物でしょう。水彩の小品は小さなBOX型の額装が魅力的でした。

http://spaceyui.com/schedule/hiroyuki_tamino2019.html

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2019.03.28:木曜日

 

 

 

 

最近は、終るとほっとする展覧会ばかりなのですが、「木村かほる展 DOOLS」もそうでした!身内(妹)の展覧会は、疲れます。

具象から出発して絵本も50冊以上描く仕事等をしていましたが、どういう訳か自然と具体的な表現から抽象的な作品描写へと移行して来て、作品画面から形が消えてしまい、光や気体、空気感を描写したい!という方向へと向って行きました。

作品の形態が変わると技術的な面でも変わらざるを得ず、また、絵の具と溶剤の揮発からの誘発による本人の喘息症状により、普段使い慣れた油絵の具から違う画材へと変更しなければならない状況となり、ずい分長い期間苦戦していたようでしたが、最近やっと技術を自分のものにしたようです。

絵の全く描けない自分には技術的な事がらは中々理解できませんが、兎に角技術は基本的な問題と思いますので、遅きに失する様にも感じますが、まずは良かったのではないでしょうか?

今回の作品の一番最後の作品が、次の作品へと続く手応えも感じ取った様です。

具体的な形象を光の感覚で対象を描こうとしていると感じますが、作品全体も透明感があり、男の子の身体の固体のイメージと魚もバックの空気も気体感覚のコンビネーションもバランスは悪くなく、上手く行ったのではないかと思っております。

次回に期待したいと思います。

http://spaceyui.com/schedule/kahoru_kimura2019.html

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2019.03.13:水曜日

 

 

 

 

山田博之さんの個展が無事に終了し、スタッフ共々ほっと致しました。

今回は「Waterfall」、雄大なスケールの滝がテーマです。大きめの作品が4点とグラフィックデザイン的に処理された平面作品の表面に肉筆でペインティングされた小品20点とで構成、展示された端正な展覧会でした。

小品よりも大きめの作品の方がむしろ人気があり、気に入って頂いた方々の手に渡って行った事も印象的でした。

山田さんの並ならぬ画力は皆様がご存知のとおりで、大規模な仕事が殺到するのも当然の事と思いますが、このたいへんなスケジュールの中で今期は個展開催が実現できた事が奇跡的な事の様に思えます。

ご自宅の引越もあり、また個展開催日程に合わせたかの様に、会期中のほとんどの日程を現場で作業しなければならない博多の新装ビルへの壁画制作のお仕事が舞い込みました。開かれた空間の中で、オリジナリティー溢れる強いエネルギーを放つ山田さんのダイナミックな大らかな作品をぜひダイレクトに拝見したいです!

そうこう言う当画廊からも、山田さんにF80という大作の制作を2点発注を致しておりました。或る大きな建築物内に展示する「水」をテーマとする作品です。

想像できない、大きなエネルギーを要するいくつもの仕事を一気に完遂された山田さんのこれからのご活躍が本当に楽しみです。

http://spaceyui.com/schedule/yamadahiroyuki_19.html

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2019.03.05:火曜日

 

 

 

皆でハラハラさせられながらも、高橋キンタローさんの個展が好評の内に無事終了する事ができました。

さり気ない独特なキンタローさんの画風は、基本的なしかも確実なデッサン力がなければ描けないと、その画力を皆が認めている所以のものです。

その上で天啓の様な閃きが重なると、観る側もご自身でも驚く程の作品ができあがるのではないでしょうか。

イラストレーション、現代美術、グラフィックデザインと、多岐にわたる美術界の全容を感覚的かつ論理的にしっかりと把握されているキンタローさんにとっては逆説的に、白いキャンバスに向うのはたいへん勇気が要る事なのかも知れません。

搬入時には作品が間に合わず、個展開催から数日後に初めて全作品が揃いました!後半にお出かけ頂いた方々には、全作品をご覧頂く事ができましたが、次回はぜひ前半にいらしたお客様にも全部の作品を見せて差し上げて下さい!

また、今回初めて女性のポートレイト作品が展示されましたが、キンタローさんの新しい側面が見え、たいへん人気を呼びました。人の顏を作品化するのは思いの他に難しいのではないでしょうか?言葉にはしずらいデリケイトな表現を見事に完成されていたと思います。

これからのキンタローさんの作品が増々楽しみです!

http://spaceyui.com/schedule/takahashi_kintaro_19.html

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2019.02.07:木曜日

 

 

「白」の高橋春夫さんと、布を絵の具にして絵を描かれる「色」担当の沢野弓子さんの展覧会、そのタイトルも「白と色」!が開催されました。

沢野弓子さんの作品は、どんどん自由になって行き、しかもとても完成度の高い感性を伴って、私たちを驚かせて下さいます。

沢野さんの最初の個展は、オードドックスなトラディショナルな抽象画の作品展でした。

今回は、高橋春夫さんの白磁や粉引の陶器との2人展という事もあって生まれた新しいアイデアから、未だ名付けられていない感覚が引き出されたのかもしれません。

世界各地を巡り、収集して来られた布地は膨大な量になるといわれておりますが、それらの伝統ある布地が私たちの身の回りですぐに楽しめるものへと、再び新しい表情を見せて下さいます。

アフリカの染めらた布、スリランカの建築家ジェフリー・バワのプロデュースしたろうけつ染の布地、ヨーロッパ各地のそれぞれに物語のある布地等を用いた作品ですので、素材自体にもパワーがあって、拝見しているだけでイメージが膨らんで参ります。

高橋春夫さんの作品は、シンプルで魅力ある食器です。そういった感覚が一番難しいと思いますが、追求されていらっしゃいます。

高橋春夫さんの白い器からイメージして出来上がった沢野弓子さんのランチョンマットは、画廊の壁にも展示しましたが、その用途を越えて楽しい自由な作品としての新しい顔を覗かせて下さいました。

http://spaceyui.com/schedule/takahashiharuo_sawanoyumiko_19.html

 

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2019.02.05:火曜日

 

 

越智香住

 

北見隆

 

谷口広樹

 

 

今年で二度目の招福がテーマの展覧会でした。今回は北見隆氏、谷口広樹氏に加えて、注目の彫塑の作家、越智香住さんにご参加を頂きました。

今年のテーマは、「こども」でした。数え六才までは神の子、という言われが日本の各地にあるそうです。

会場では、日本や東洋だけでなく西洋の天使たちが平面作品、立体作品と展示され、ピュアな神聖な空気感にあふれておりました。

北見さんの重厚かつキュートなペインティング作品、谷口さんの軽やかに描かれた完成度の高い幼児像、そして越智香住さんのアルカイックな赤ん坊のオブジェとのバランスがごく自然に溶け合っているように思われました。

 

http://spaceyui.com/schedule/ichiyoraihuku_19.html

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2019.01.22:火曜日

 

 

本年も小池アミイゴさんの展示が好評のうちに終了しました。

様々なカテゴリーの人々のあわいを縫うように、情熱を持って疾走するアミイゴさんの存在からは目が離せません。

2012年の「東日本」をテーマにした展覧会以来、そんなアミイゴさんの活躍が実を結んで、羽田空港の電照掲示板での小山薫堂さん文章のイラストレーションや「暮しの手帖」、絵本と多方面の分野から注目されて大活躍中です。

また、東日本を中心として、西方にも視線を向けて、活動は広がって行きました。

遠大なテーマを越えて、優しさに充ちた眼差しを感じる花々や風景画を愛おしんで下さるギャラリーを訪れる方々の思いをひしひしと感じております。

天草での役所の100名の方々の名刺のイラストレーションを描くというお仕事ぶりも見事です。

多くの人々と接し、多岐にわたる分野の仕事を受け止めて、活躍の幅を大きく広げて行くアミイゴさんを本当に多くの方々が注目しておられるのではないかと思っております。

活動のさなかで、 人間関係を多く引き受け、大きく肯定的になって行くという過程は、実は並大抵な現象ではないと思っております。

そのような中で、プライオリティーを守りながら矛盾を生きて行かなければならない現実に直面する事もあるのではないでしょうか?

どんどん乗り越えられて、更にヴァージョンアップされて行くアミイゴさんをこれ迄も応援下さっていた沢山の方々が見守って下さっていると、感じております。

http://spaceyui.com/schedule/koike-amigo_19.html

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2019.01.11:金曜日

矢吹申彦

「私の音楽」というテーマでの一年の締めくくりの三人展も、今年で四度目となりました。

謎のメンバー構成とも見え、皆様にもそう言われる展覧会ですが、はじめの頃に比して安定感をお示しできたように思っております。

作品の傾向も年齢も性別も全く異なる方々ですので、各作家ごとのお客様の流れも違っていたり、また共通していたりと、予測不能な事の多い展覧会です。

巨匠の域に在られる矢吹申彦氏、そして田村セツコ氏に対して、新人作家成長スピードNO.1の竹井千佳さんが加わり、不思議な磁場空間が醸成されてそれは年ごとに異なる味わいを以たらしているように感じております。

そしてギャラリーは安らぎと感動をお届けする場を目指しておりますが、三名の作家の方々の組み合わせの妙がエキサイティングとも言える不可思議なエネルギーも作り出していて、興味は尽きません。

矢吹申彦氏の写真の作品は、ポツポツと降っている雪の中に紳士達が浮かんでいて、画面下部の楽譜は紳士達が音符になっているという楽しい構成でした。矢吹さんがそっと「雪やこんこんですよ」と教えてくださいました。

竹井千佳さんの作品は全て比較的小さめな正方形の画面に描かれ、それぞれ楽曲に合わせた表現が楽しく、描かれた女性がこれまでの作品より素敵に大人っぽく強い表情になっていることが印象に残りました。

写真の等身大の人形は、田村セツコさんご自身のイメージと重なります。また現在話題のフレディ・マーキュリーをモデルに描いた作品も話題を呼びました。

来年度の三人展は、さらに私たちを遠くに運んでくれるかも知れません!

竹井千佳

田村セツコ

http://spaceyui.com/schedule/huyuno3ninten_18.html

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2018.12.30:日曜日

 

 

須川まきこさんのグーンとヴァージョンアップした作品展が開催されました!

最初に個展を開催されてからすでに10年の歳月が経ちますが、描写された画面上の女性たちは溌剌としたエネルギーに満ちあふれています。

ペンで描かれる繊細な衣服の素材やレース等のディテールは、須川まきこさんにしか描けない才能溢れるものですし、女性たちもエロティックなだけでなく、何かに立ち向かうかに見える強さを併せ持つ魅力的な表情を見せて下さいました。

須川さんご自身が天から舞い降りた様に、人間離れをした透明なピュアな感触で、まず私たちを驚かせて下さいます。

ご病気で片側の脚を失うというたいへんな経験をされましたが、神様から支払われる対価は須川さんの中に大きく素敵に育まれて行って、作品だけでなくご本人自身からの温かな不思議なエネルギーが人々に届けられるという、奇跡のような出来事が始まっているのを感じます。

髪の毛が舞う様子の「舞毛」= マイモウというタイトルも、人を楽しませてようとする要素もとてもあって須川さんらしくユニークで好評でした。

展覧会初日の夜には多くの方々が口々に「マイモー!」と笑顔で叫ばれたりしている様子、皆さんが本当に須川さんの作品に感応され、楽しくされている様子が新鮮な経験として記憶されました。

http://spaceyui.com/schedule/makiko_sugawa_18.html

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