2018.10.24:水曜日

 

 

 

 

安西水丸さんが先生で、水丸さんの教えをとても大切に胸に抱いて制作に励む、中島洋子さんの作品展「模様と装飾」でした。

水丸さんのイラストレーションスクールでは、どんな風に授業が行われていたのでしょう。水丸さんの画風から、やはり!という感想ですが、中島さんに伺った所、できるだけシンプルに、余計なものは描かない、という教えだったそうです。水丸先生の声が聞こえて来る様です!

中島さんの作品には所々に、そんな風に影響を受けていらっしゃる感じ、中島さんと水丸さんとの時空間を超えた師弟関係といったようなやり取りがヴィジュアライズされている感覚が垣間見えるのでした。

中島さんの衒いのない無垢な感覚、まるで夏休みの宿題のように純朴な海の中の魚や海藻の絵や、もう一筆加える所を抑えた感じの作品等にそんな感慨を持ちました。

また、ご主人が木工のアトリエを主宰していらっしゃる事から、作るのがとても難しそうな菱形の箱や円形の木質パネルを沢山作って頂いて、方形の画面の他に丸い画面にステキな花や風景の絵を描きました。魅力的な図柄のBOXも好評でした。

http://spaceyui.com/schedule/yoko_nakajima2018.html

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2018.10.17:水曜日

 

 

 

 

パリっぽいとか、フランス的な色という様な表現が、私たちの共有の感覚として確かにあって、茶畑和也さんの作品は、そんな言い回しがしっくり来るセンスと軽やかさがあると思います。

今回は実に四年ぶりの個展でしたが、茶畑さんのパワーはしっかりと健在!お人柄のパワーも更に健在!楽しい一週間でした。

搬入の日、作品を展示し終えた時に、ギャラリーにはふわっと平和の空気が広がって、優しいエネルギーが流れ出しました。

力が抜けていてそれでもパワーがあって、ホワッとしている中に実は少し線の部分がキリッとしていて、色彩が洗練されている等と、全体のバランスがとても心地よいのでした。こう書いて行くと、まるで茶畑さんその人の個性を述べているようです!

茶畑さんの作品を鑑賞する方々は、茶畑さんの作品センスも力量も理解して下さっていて今回の展示を心待ちになさっている様にお見受け致しました。

ご自身の作品がもたらすこの感覚をしっかり記憶して頂いて、ファンの方々の為にも、次回に繋がる更なる潜在大パワーを思い切り出力して下さることを願っております。

http://spaceyui.com/schedule/kazuya_cyabata2018.html

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2018.10.07:日曜日

 

 

 

 

(クリ先生に関する皆様へのご報告)

何とか無事に二人展を開催、そして終了する事ができました。

まず、クリヨウジさんのファンの皆様へ、またお気にかけて下さった方々へ。本当にご心配をおかけ致しました。

クリ先生が、ギャラリーにいらっしゃる途中で転んでしまい、救急車で病院に運ばれて頭に怪我をされ、3針も縫う事となってしまいました。最近の医療はホッチキスで止めるらしいですが、マネージャーの吉野さんが病院で撮られた写真にはベッドの頭の辺に血も付いていて、お顔はお元気そうでしたが、本当に心配でした。

病院に入ってから、精密検査をされてからすぐに、頭の怪我よりも新しい発見をしました!と ご長男から連絡を頂きました。クリ先生の入院直前に診て頂いた医師から只の風邪と診断され安心していましたが、実は肺炎だったという事でした。

頭の怪我だけなら入院は必要なかった、という事です。肺炎の治療は完璧に行われ、お元気になられたクリさんのご様子を伺い、心からほっと致しました!

2013年の山口マサルさんの個展にお出かけ頂き、いつか展示をしたいとのクリさんからのお申し出がとても嬉しい事と受け止められ、まずは2014年に山口マサルさんとの二人展として開催をお願いしました。昨年には初めての個展を開催して頂き、今年は二度目の二人展でした。

そして今回のクリさんの作品につきましては、クリさんの年令になって初めて出せる味わいの境地というものを感じ、クリさんにしか出せないであろうの猫の表情等をすでに尊く懐かしい作品として思い出しております。

作品とご本人の魅力とで、多くのファンの方々を魅了し続けておられる、この国の宝物のようなクリ先生です。90才を越えて尚、現役でいらっしゃり、現実的と思える集客等に関するプロフェッショナルな感性に関しましても、第一線の立ち位置の方、と感じました。

巨匠であるけれども、クリ先生の目線はいつも私たちの目の高さと同じなのだな、と思いました。

これからもお身体にお気をつけられながら、先生の作品とそして存在自体のエネルギーを皆さんに照射され続けます様ご活躍をされ続けます事を思っております。

また山口マサルさんの、建築をテーマに湯水の様に湧き上がるイメージ作品も変わらぬ興味をかき立てられます。山口さんのスピード脳が描き出すイラストレーションは、見る方も立ち止まる事ができません!「きままに二人」というタイトルどおり、自由なお二人の見応えある作品でした。

http://spaceyui.com/schedule/kuriyoji_masaruyamaguchi_18.html

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2018.10.02:火曜日

 

 

 

 

卯月俊光さんの今回のDMを見た時に、新しい卯月さんの潮流のようなものを感じました。

シャープなグラフィックなかたち同士の大胆な組み合わせや、質感の異なる表現画材の置き方から、そしてシックな色合いの中に、秘められたインパクトが感じられました。

今までも、伝統的な美しさとグラフィカルな表現との融合を楽しませて頂いておりましたが、日本古来の伝統的なモチーフが、更に現代のデジタルな感性とリンクして、魅力的な新たなものが胎動しているのでは、などと思いました。

僭越な意見かも知れませんが、バランスの取れている画面を突き破るかに見える、乱暴なエモーショナルなタッチがあっても、卯月さんの作品力学は決して崩れない、と更に期待は膨らんでしまうのです!

http://spaceyui.com/schedule/toshimitsu_utuki_18.html

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2018.09.28:金曜日

 

 

 

今回二度目の個展となる、高田茂和 A DAY IN THE LIFE  が開催されました。先回と同じくB2サイズのジークレイ作品は、画面の大きさもインパクトがあり、高田さんの作品の持つ色彩の美しさが映え、空間の広がりが感じられる、作品とアイデンティティーしたプレゼンテーションだったと思います。

高田さんの作品画面では、人々が清々しい空気感の中で今という日常の時間を淡々と楽し気に営んでいる様子が受け止められます。

なだらかな丘や川や海辺等の自然の景色、室内空間や、人々の佇まい、表情等、全ての情景がさり気なくおしゃれに描かれておりますが、そこはかとなく超現実的な感覚が漂うように感じます。

自然に表現されヴィジュアライズされた画面から詩情と言ったら良いのでしょうか、そんな感覚を人々に感じ取って頂ける、という事は作家としては望み得る最高のことなのではないかと思います。

高田さんの作品を拝見していて、そんなことを感じましたが、これからもその感覚をどんどん磨いて行って、がんばって頂きたい作家さんです!

http://spaceyui.com/schedule/sshigekazu-takada_18.html

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2018.09.15:土曜日

 

 

 

 

 古村耀子さんの個展は、最高におしゃれな大人っぽくキュートな作品展でした。マチエールがあり、雰囲気のある色面構成で表現された画面からは、音楽が流れているようです。

 古村さんのオリジナルな二次元空間(=作品画面)の室内に、さり気なく置かれている椅子やテーブル、照明器具等もプロダクトデザイナーがクリエイトした超素敵な物ばかり、ひとつの画面空間に凝縮された良きエネルギーの波が押し寄せるかに見えます。

 そんなハイセンスな平面作品ですが、画面からは独特な感性が伝わって参ります。孤独感も気だるさも引き受けて、すっきりと立っている格好良い女性観・・・。誰にでも表現できるものではありません。 

 これからもずっと見続けたいと思わされる古村さんのクールな作品世界観は、静かな驚きに満ちたものでした。

http://spaceyui.com/schedule/youko_komura_18.html

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2018.09.09:日曜日

 

 

 

 

娘の聖香さんも出品しての展覧会、無事好評のうちに終了する事ができました。

南米大陸のボリビアに滞在していた東郷さんの作品からは、古代南米の文化の香りを強く感じる事ができます。強く太いラインで縁取られた油彩画をはじめとした作風はシンプルなダイナミックな印象です。

翻って娘の聖香さんは、CGの小さな作品を発表しました。最先端の技術を生かしながらもペインティングのタッチを表現しております。デジタルな技術でアナログとも言える表現方法を目指していて、見応えがありました。

絵本作家でもある東郷聖美さんの最初の絵本は、福音館書店発刊の聖香さんがモデルの絵本です。

この本のモデルだった小さな頃の聖香さんが母の聖美さんと共に、今回の展覧会では小さいけれど立派な作品を多く展示されました。

http://spaceyui.com/schedule/seimi_togo_18.html

 

 

 

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2018.08.31:金曜日

 

 

 

この夏に、写真家の百瀬恒彦さんと知己を得ることができ、ギャラリーにとりたいへん光栄な嬉しいことと思っております。

「指輪物語 THE LORD OF RINGS.」という個展タイトルも、様々なイマジネーションを呼び起こすロマン溢れるクレジットですが、実は指輪は「核」であり破壊すべきものという前提のストーリーがあります。百瀬氏は反戦・反争いの思いを、美しい描写と重ねていると感じられます。普通に考えたら自明の理と思える私たちの核への拒絶感ですが、理不尽にも厳然と存在している不明に慄然と致します。

それでも百瀬さんの描く指輪(核)は美しく感じられ、煌めく光は宇宙の彼方にありながら、人間の中の奥深い細胞の中から生まれる存在でもありそうです。もどかしく辿り着けない光は、私たちに難しい問いを投げかけるかのように感じられます。

百瀬さんはスコットランドの水辺や山々、視覚的にドキドキする佇まいの古城や人の気配のない建物などのモチーフを、人々の想像力を膨らませるように、また分かち合うように、描写されておりました。

今年の作品は、スコットランドのエジンバラで撮影されたものでしたが、来年の秋にはUSAのアーミッシュの人々や日々の暮らしを描写した作品を発表致します。映画でもお馴染みのアーミッシュ、電気も自動車ももちろんスマホやPCもなく、利便性や情報を意志的に遮断するという、私たちとは対極の生活を自らに課している彼らの生き方は、今、特に注目すべき存在の在り方と言えるのではないでしょうか。

http://spaceyui.com/schedule/tunehiko_momose_18.html

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2018.08.20:月曜日

 

 

 

 

夏の風物詩の様なシーノ・タカヒデさんの展覧会でした。

一昨年にシーノさんが間違えて20回記念の展覧会とおっしゃっていて、実際は18回目でしたが、今年は正に20回目の個展開催となりました。

シーノさんを応援して下さる方々は、本当に大勢いらして、毎年の開催を楽しみにして下さっております。

今年は、平面構成の色彩の工夫を凝らしたり、数年前の作品のリメイクでヴァージョンアップさせたりと、ベテランの力強さを見せて頂きました。

シーノさんの作品は特定のファンの方々を惹きつけて止みませんが、シーノさんのペインティング作品の明るく強いパワーを持つ個性が、より多くのメディアに広がって行くことがとても楽しみです。

http://spaceyui.com/schedule/takahide_shino.html

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2018.08.12:日曜日

 

 

 

デンマークボーンホルム島に滞在した宮本崇輝さんは、大地や岩礁の土の色と芽生える植物の息吹きを、そして空や海の透明な青色を、彼の作品に写し取る様に制作されました。

元来大地からの原料で成るガラス素材を、再び大地に戻すかに思えるその試みは、たいへん人々の視線を魅き付け興味を呼ぶものでした。

岩礁の様に見える場所から透明な新芽が生まれるガラスオブジェを作成する宮本さんの作業は、止むに止まれぬエモーションだった様に感じられます。ガラス制作に詳しい方々によると、それらの作品に要する技術は並大抵のものではない、という事です。

小さな花瓶や器にも、私たちの住む星の地表が映されて、音楽が聴こえる様な様式あるリズム感溢れる姿に魅了されました。

また彼の定評あるゴブレットは、プロダクト的な角度からも純度ある作品としての観点からもとても完成度の高い物と思われます。クラシック感覚の最も良好な感じと、若々しく今までにない感覚がひとつのゴブレットの中に同時に存在していて、たいへんな人気でした。

その器を用いる時、人々の心に高揚感をもたらすような力を持つ作品、素敵だな!と思います。

宮本さんのガラス作品のファンは、年々増えていて、そのどんどん力を増して行く様子に皆さんが目を見張られているのです。本当にこれからが楽しみな作家さんです。

宮本さんは文章も、スタイルがあって面白く感じます!以下はfbに寄せられたコメントから・・。

個展が終了致しました。

たくさんの方々に興味を持って頂き、そしてお越しくださり誠にありがとうございました。

あづみ野ガラス工房を卒房後、足掛け三年間に及ぶ海外での様々な経験の集大成として滞在したデンマークのボーンホルム島。ここでの制作により自分らしさの原石を発見することができました。

今回、この島で制作した用途の無い立体物をメインで展示販売する事は大きな挑戦でした。私にとって純粋にメリット、デメリット等考えず自由に制作し発表する事は自分を成長させるために必要な行為の一つです。この挑戦を快く受け入れて頂いたスペースユイに大変感謝致します。

芸術家、工芸家、デザイナーなどジャンルを決めることなく、自分を信じ努力を重ね、一人の人間宮本崇輝として成長していきたいと思います。

次の機会も御期待ください。

最後に個展を開催する際に大変お世話になりましたRoyal Danish Academy Bornholm、富山ガラス造形研究所、調布グラススタジオ、スペースユイ、ユイの隣の神社、そして御来場、御興味を持って頂いた全ての方々に大変感謝致します。

http://spaceyui.com/schedule/takateru_miyamoto2018.html

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