河井いづみ 「土が空を見るとき」

河井さんの豊かなイマジネーションは、グラフィック的な平面世界から不思議な宇宙空間と広がる美しい世界観を見せて下さいます。
更なる新しい世界へとチャレンジ精神を想起させられるのは、河井いづみさんの涌き出でるイキイキとした生命力の所為に決っているのです。

河井いづみ

画家、イラストレーター。1980年長崎県生まれ。 創形美術学校デザイン科卒業後フランスへ。パリのアーティストインレジデンスなどで3年間活動。帰国後よりイラストレーションの仕事をする他、ラール・ヴェリテ リトグラフ研究所にて版画制作も行う。国内外で展示多数。

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Q:作品の創作に繋がっている印象的な出来事や思い出がありましたらお話し下さい。
A:
私は祖母に影響を受けていると思います。祖母は、手芸の先生だったのですが、いろいろな布や雑貨を集めて創作の材料にしていて、それらが部屋の天井まで積み上がっている、そういう部屋が3つぐらいありました。布の森の隙間の真ん中でミシンを踏んでいる小さなおばあちゃんの姿は、小さい頃から大好きでした。たまに針なんかが落ちていて危険なんですが、よく入り浸っていました。

Q: 謎の不思議体験がございましたらぜひお話し下さい。
A:
パリのアパルトマンで寝ていたら、部屋の電気がパチパチ付いたり消えたりしました。眠かったので、こらー!と怒鳴ったら止まりました。
またフィレンツェの宿で寝ていたら、深夜にお尻をバシッと叩かれた感覚があり、起こされました。
他にも似たようなことが何度かありました。

Q:行動を起こす時、自分の直感を第一に考えますか?その時人々の視線の影響はありますか?
A:
直感ですぐ行動して、次の日の朝になって、ちょっと違ったかな?とか、他人の評価はどうだろうかと不安になる。という感じです。笑

Q:13歳の時の夢は、今に繋がっていますか?
A:
小学5年生の時に「絵描きになる」と決めていたので、そのために13歳頃は美術科のある高校の情報を得て、そこへ進学したいなとぼんやり考えはじめていたと思います。それからずっと、夢や目標を次々と叶えています。

Q:どんな朝食が好きですか?
A:
パンの朝食が好きです。
パンとバター、アボカド、トマト、カボチャのポタージュスープ、デザートにチーズやフロマージュブランがあれば最高です。

Q:想像力を一番掻き立てるものはどのようなものでしょうか?
A:
何かの奥に別な小さな世界が存在する予感を感じると、勝手に想像してワクワクします。
たとえば謎の扉や階段とか、アリの巣の入り口とか。

Q:何か人と違う美術に関連する以外の才能があったら教えて下さい。
A:存在感を消す、たぶん透明になれます。
スーツケースの重さを測る、当てる。

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