備前 天野智也 作陶展「Elegant simplicity Ⅱ」

いつも新たな作品に挑戦され、本年17回目の個展開催となる天野智也さんには、本当に感謝です! 
個展前には右手指を負傷されたり、交通事故に遭遇したり、と大変な経験をされました。 
いつも笑顔を絶やさず穏やかな佇まいの天野さんですが、困難な状況を乗り越えられ、今年も素敵な作品を発表下さいました事、奇跡のように感じております!

amano tomoya <プロフィール>

1968年 三重県四日市市に生まれる
1989年 愛知県立瀬戸窯業高等学校陶芸専攻科修了
同年 備前、永末隆平先生に師事
1994年 備前焼窯元陶正園勤務
2004年 岡山県赤磐市(旧熊山町)佐古に半地下式窖窯(あながま)を自作築窯する
2005年 初窯
個展、グループ展 多数

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Q. 作品のアイデアは、どんな時にどの様に生れますか?    
A.
陶の仕事はその工程上、多数の作品を同時進行で制作することが常ですが、作品を装飾したり微調整しているときなどに、こうしたらより面白いかも!と、ふとアイデアが生まれることが多いです。
手で物を考えているのかもしれません。

Q. あなたの作品の表現方法や画材、モチーフやモデルへのこだわりについて教えて下さい。  
A.
自分の作品の素材は、天然陶土、薪など自然素材のみを原材料としています。陶芸の釉薬に用いることのある重金属やchemicalな素材を呈色等に使用せず、焼締の作品を制作しています。食材を吟味すると同様に、作品である器も身体に優しく心も豊かにすることを心情として制作しています。

Q. ご自分の作品と世界(社会)との繋がりについて、こだわりはありますか?    
A.
私の作品を見たり触れたり使ったりすることで、その方々に微笑みが生まれるような作品である、ということが制作へのこだわりです。 

Q. ご自分が一番大切にしていることを何でも!  
A.
愛。 制作、作品、関わってくださる方々、家族、わが家のネコ、、  すべて愛情をもって接することです。(至ってマジメです笑)

Q. 最近一番嬉しかったでき事は何でしょうか?    
A.
家族が増えました。(義理の息子)

Q. 13歳の時の夢は、今に繋がっていますか?  
A.
13歳より以前にはすでに今の仕事をしたいと思っていたので、『夢』といえるかはナゾですが、まぁ夢が叶って今に繋がってるもようです(笑) そういう意味ではかなり恵まれていて幸せかもです。

Q. 最近食べたもので、一番美味しかったものは何でしょうか?  
A.
工房の畑の朝採れえんどう豆ご飯と裏山の淡竹(たけのこ)を蹴飛ばしてサッと茹で上げ。

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