金沢和寛 個展「猫の練習」


金沢さんは、25年ほど前からギャラリーにいらして下さるお客様でもあり、以前はスタイリッシュなグラフィックデザイナーで、とてもおしゃれな印象の青年でした。
今はそうではないという意味ではありませんが、現在は介護のアルバイトを続けられながら根気のいる作品制作に励まれております。
今回の個展会場では、優しい柔らかな気配に包まれるような感覚を覚えます。
小さな愛情あふれる作品たちの制作に関して色々とお尋ねしたいと思います。

Q.  作品を通して、人々にどのようなメッセージを伝えたいですか?
A. メッセージとはまではいきませんが、紙という素材の面白さを感じてもらえたら嬉しいなと思ったりします。

Q. インスピレーションは、どんな時に生れますか?
A. 気を抜いている時にふっと浮かぶことがあります。

Q. 好きな画家、イラストレーターは誰ですか?良ければその理由も
A. ユイで個展されている杉田比呂美さん。マークロスコ。ルノワール。
ルノワールは晩年、リュウマチで動かない手に筆を紐で縛り付けて絵を描いていたというエピソード に感銘を受けました。

Q. どんな小説を読まれますか?また、好きな小説家はいますか?
A. 山崎豊子さん イシグロカズオさん 高村薫さん

Q. 好きな音楽、ミュージシャンなどについてお話し下さい。良ければその理由も。
A . この個展のための制作をしている時はビョークを聴いていました。lo-fiと呼ばれるジャンルも良く聴きます。

Q. 印象的な映画、好きな俳優などについてお話し下さい。良ければその理由も。
A. ホラー映画の世界が、善悪や道徳無視でなんでもありで予測不能なので面白く感じます。

Q. 好きな演劇、興味のある舞台芸術がありますか?良ければその理由も。
A. 能の世界は突き詰められていてすごいなと思います。

Q. あなたの作品の表現方法や画材、モチーフやモデルへのこだわりについて教えて下さい。
A. 最近は紙という素材に感謝しながら作っています。

Q. ご自分が一番大切にしていることを何でも!
A. 感謝の気持ちと自分自身の心身の健康は大事にしたいです。

Q. 作品の創作に繋がっている印象的な出来事や思い出がありましたらお話し下さい。
A. 最初に紙で人形を作った時、完成した人形を見た瞬間に頭に稲妻が落ちたような感覚がした事。

Q. 特に好きな国や都市、風景や場所はありますか?良ければその理由も。
A. フランス、アメリカ。ジャングルやアフリカなどで野生動物の観察をしてみたいです。

Q. 好きな食べ物や料理についてお話しされたいことがあればお話し下さい。
A. また、作品作りに集中している時は体内に何も入れたくないなと思ったりします。

Q. 会いたい人は? 身近な人でも著名人でも歴史上の人でも誰でも。良ければその理由も。
A. 小学生の頃に通っていた絵画教室の先生。

Q. 謎の不思議体験がございましたらぜひお話し下さい。
A. 夜中にドンと部屋のドアを叩く音がする時があります。昔の木造の建物なので、風や空気の流れの関係かと思っていますが・・・。

Q. テレパシーを感じた経験はありますか?もしあったらぜひ!
A. 自分自身は感じた事はないですが、人の行動を先読みしてそうしてほしいんだろうなと思ってしてあげたら「すごい!テレパ シー?」と言われた事はあります。

Q. 生まれ変わったら就きたい職業は?
A. サッカー選手

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