ミヤギユカリ個展「LIFE」
変わらぬ立ち位置と人気で活躍中のミヤギユカリさんの今年の作品展は、素敵な迫力を感じます。
優しく抒情的な空気と共に、様々な感情を誘うパワーあふれる作品に目を奪われました。
ミヤギユカリ Yukari Miyagi
東京都在住。イラストレーターとして活動する一方、数々の個展やグループ展に参加し
作品を発表。花々など植物の表情、鹿や梟や白鳥など自然の中に生きる動物や身近な犬
猫の気高さや可愛らしさ、時折見せるユーモラスな姿を単色の水彩を用いて表現探求し
ている。
Q.作品は鳥や鹿、動物が多く登場いたしますが、ご自身の感じられるイメージを作品として定着される時、どの様な瞬間にインスピレーションが生まれ、人々にどんなメッセージを届けたいと思いますか?
A.絵を描く時にぼんやりとしたイメージは作るのですが余白を残して制作に入ります。描きながらインスピレーションが浮かぶのでその流れに任せて描いています。
Q.好きな画家、イラストレーターは誰ですか?良ければ理由も。
A.アンリ・マティス
晩年に手がけたロザリオ礼拝堂の作品がとても好きです。限られた線で描いているのに厳かで豊かでそれでいて軽さがあります。その空気感がとても好きです。
Q.印象的な映画、好きな俳優などについてお話し下さい。良ければ理由も。
A.「ブレードランナー」
Netflix「クィーンズ・ギャンビット」
どちらも映像と音楽が好みです。
Q.あなたの作品の表現方法や画材、モチーフやモデルへのこだわりについて教えて下さい。
A.画材は水彩とメタリックパウダーを使っています。水彩のたらし込み技法の水を含んだ時に生き物のような動きに魅了されています。
生き物たちに命を吹き込めたらという気持ちで描いています。
Q.ご自分が一番大切にしていることを何でも!
A.一生の中でどのくらい作品が残せるか逆算するとあと、20年なのか30年なのか、、、そんなに残されていない時間の中で一つ一つの作品を大切に制作に打ち込んで行きたいと思っています。
Q.作品の創作に繋がっている印象的な出来事や思い出がありましたらお話し下さい。
A.あるギャラリーで鹿をテーマに描いて欲しいという提案を受け、思考錯誤しながら黒一色で作品を描いたのがきっかけで今のスタイルに行き着きました。
Q.リフレッシュをするためにオリジナルな方法はありますか?
A.愛犬を愛でる。笑
作品作りに煮詰まってきたら愛犬の寝ている姿を眺めたり、触ったりしています。