OTA Minami  1メートルの日向に5人

OTA Minamiさんの東京では初個展が開催中です。くっきりと潔いラインで構成した後に、シルクスクリーンをご自身がプリントして創られたグラフィカルな作品は、目にすっきりと心地良い風を運びます。普段は兵庫県神戸市でイラストレーターとして活動中です。写真は、シルクスクリーンのアトリエではなく、絵を描いたりブローチを作ったりする机です。小さなものや雑貨も大好きな太田美波さんに幾つかの質問を試みました!

Q:ぱっと閃くインスピレーションは、どんな時に生まれますか
A : お店や喫茶店でかわいくてヘンテコな雑貨をみつけたとき。グラスや小さな置き物などが大好きなので、買ったりしてまじまじ見てると『こんな風景の中にこの置き物置いてみようかな…』と、色々思いついたりします。
本を読んでいる時にも、素敵な表現を見つけると情景が浮かんだりして、それを描いてみたりしています。

Q:あなたの作品の表現方法や画材、モチーフやモデルへのこだわりについて教えてください。
A : いつもデジタルで絵を描いていますが、シルクスクリーンのインクの鮮やかさと、ペインティングではない『印刷感』が好きで、最後は自分でプリントして仕上げるようにしています。基本デジタルで描いた絵の色に合わせてインクを作りますが、インクを作った時にデジタルより気に入った色が出来たらどんどん変えています。
モチーフは、一見関係なさそうなもの同士を組み合わせてみるようにしています。水に布と火を関係させてみたり、鏡にたくさん風景をうつしてみたり…
今回の自由律俳句も、絵とは直接関係なさそうなものをわざと合わせてみたりして、不思議な情景が浮かぶのを楽しんだりしています。

Q:作品の創作に繋がる印象的な夢を見たことはありますか?
A :
トイレを定点観察しつづける夢。人がいないのにトイレットペーパーが出たり、照明がついたり消えたり、水が勝手に流れたりするシュールな空間でした…。

Q:特に好きな国や都市、風景や場所はありますか?
A :
瀬戸内のおだやかな海と地平線、遠くに見える小さな船の風景にいつも心を洗われます。落ち込んだりしたらよく海を眺めにいったりします。

Q:リフレッシュ(=気分転換)をするためのオリジナルな方法はありますか?
A :
銭湯へいったり、作業机の向きを変えてみたりしています。
しかも模様替えはいつも夜中2時、3時に突然始めます…いつも夜に元気になります。

Q:今、大きな声で叫びたいことがありますか?
A :
インドに行ってみたーーい!

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