舟橋全二 個展「しるし」
舟橋先生の魔法
舟橋全二氏のカッターで切り取られた紙による造形(=切り絵)は、唯一無二、誰にも真似できないグラフィック表現です。
インターナショナルな感性を携えた作品からは、何か特別に感じられる品格と美しさがあり、ポップな可憐ささえ湛えております。
カッターにより形作られたモチーフの輪郭ラインは、とてもシャープできっぱりとしていますが、そのヴィヴィッドな色彩と形の両方から温
かな不思議なエネルギーを放射しているかに感じるのです。
それは、私たちの住む現実を超えた世界と結び合って生まれた大切な目に見えない何か・・・・、舟橋全二氏の作品から得られる感慨は、偉
大なデザインの力量と共に差し出された美術的世界からのプレゼントのようです。
私たちの中に眠っているみずみずしい感覚を呼び覚まし、騒ついた心をリフレッシュしてくれる魔法の贈り物です。

舟橋全二 プロフィール
1942 年 神奈川県に生まれる。2023年 没。
1965 年多摩美術大学デザイン科卒業。1968 年日宣美特選、1969 年奨励賞受賞。 1970 年、カナダ、トロントへ移住する。BURTON KRAMER ASSOCIATES、その後、PHANTASMAGORIA デザインスタ ジオで働くかたわら、木工デザイン及びシルクスクリーンによるグラフィック製作。
1977 年、アメリカ・サンフランシスコへ移住。KORTY FILMS INC にて切り絵手法による、テレビ用・セサミストリート、 及び劇場用長篇アニメーション映画、TWICE UPON A TIME を手がける。1980 年日本に帰国、以後フリー。 切り絵手法によるイラストレーション製作で多方面に渡り活動。 晩年は壁画、レリーフ、立体造形など空間、環境アートの分野に仕事の巾を広げつた。主な仕事に、地下鉄南北線「駒込」駅 ホーム壁面アート。東京六本木一丁目、泉ガーデンプレイス顔型サインモニュメント。中国北京市 “SOHO 街 ” 都市開発区に於け る立体造形サイン。国立成育医療センター、ホール内モニュメント、レリーフ、モビール等。ホクレン社の冊子「GREEN」表紙 を 28年程手がける。TIS 会員。オタワ、トロント、フランクフルト、東京など個展多数。










