川上和生 個展「音と木」

川上和生さんは、北海道十勝平野で生まれ育ちました。
今回の個展で描かれた作品の、広々とした大地や自然の情景は、そんな故郷のイメージを彷彿と
するおおらかさと詩情を湛えておりました。
川上和生さんが歩まれた道筋の悲喜こもごもが、美しく醸成された個展でした。

川上和生 プロフィール

1959年北海道十勝生まれ。デザイン会社勤務を経て独立。 現在雑誌、単行本の装丁、広告、絵本などで活動中。 絵本「ながいながい骨の旅」(文・松田素子)で2019年度児童福祉文化賞受賞。東京イラストレーターズソサエティ会員。

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Q:作品を通して、人々にどの様なメッセージを伝えたいですか?
A :
メッセージはマッサージです。メッセージは特にありません
人の心をほぐしたい。それだけです
大それたものは全く無く、あえて言うなら、音楽と同じです。
音楽で社会は変わらないし、絵で社会は変わらない、でも心は
豊かになります。歌ったり、踊ったり、楽器を演奏したり、絵を描いたり、詩を書いたり、
それを芸術と呼ぶなら、それが最も人間らしい行為だと思います。
仕事も大事ですが、遊びが最も人間らしい行為です。
毎日難儀なことばかり~🎵と先日娘達と歌ってみましたが、辛いことも、もちろん
人は経験して生きていきます。この世の法則です。

あえて、表現したいことがあるとすれば、奇跡の確率で生まれて来た私達、
たった一度の人生です。あっという間に終わります。日々感謝して、人生を味わい、分かち合い、
楽しみ、
この世界は捨てたもんじゃないよ、人々の不思議さ、お茶目さ、美しさ、詩情、大自然の多様性、
当たり前と思っている事は、実は全然そうじゃない、そう言う感情を共有できたらと思います。

Q:  作品のアイデアは、どんな時にどの様に生れますか?
A:
普段の生活に中でいつも考えている部分があって、思い浮かんだらすぐノートに
スケッチしています。絵はそのスケッチを元に生まれます。皆さんやってる事と
同じです。

Q:どんな小説を読まれますか?また、好きな小説家はいますか?良ければその理由も。
A:
若い時はあがた森魚さん(ミュージシャン)と親交があり、稲垣足穂に心酔した時もあります。
数年前、村上春樹「街とその不確かな壁」を読んで、人間の存在を揺さぶられるすごい物語に
感動しました。

Q:生まれ変わったら就きたい職業は?
A:以前も書きましたが、シンガーソングライターです。
僕の理想の最も人間らしい表現だと思っています。
まさに現代の詩人です。
詩を作り、体を使って人生を語る。ミュージシャン皆さん尊敬してます。カッコいい~っ。

Q:最近一番嬉しかったでき事は何でしょうか?
A:病気にもならず、まだ体力、気力もあり、好きな絵を描いて個展ができる、改めて嬉しいです。

Q:想像力を一番掻き立てるものはどのようなものでしょうか?
A:ずっと変わらないものは、懐かしいと感じるものです。
古いものも好きですが、誰も顧みないような、捨てられた物の中に
美を発見した時に、心が震えます。

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