藤本巧個展「虎のいる谷」
今回で3度目となる藤本巧さんの作品展です。
開催の都度目を見張るような作品の完成度にいつも驚かされています。
これからの活躍が楽しみな藤本さん。
恩師谷口広樹さんの遺志を引き受けて更なる成長を願っております。
藤本 巧 / Fujimoto Takumi
1997年生まれ。東京在住。
東京工芸大学芸術学部デザイン学科を卒業後、イラストレーターとして活動。
顔彩を用いた華やかな表現で、
雑誌・文芸誌の挿絵やイベントビジュアルなどを手がけている。
個展、グループ展多数。第18回TIS公募入選。
藤本巧さんHP
http://fujimototakumi.com/
Twitter
https://twitter.com/namakoseijin
Instagram
https://www.instagram.com/namakoseijin
Q. 藤本さんは、谷口広樹さんの教え子でしたが、谷口氏の教えや言葉で心に残った事をお話し頂けますか? そしてその教えは、どのように反映されておりますか?
A. イラストレーターとして活動を始めて間もない頃に「同じフィールドにいるライバル同士頑張っていきましょう。」と言っていただいたことです。
畏れ多くも、それに恥じない様に描き続ける原動力になっています。
Q. 作品のアイデアは、どんな時にどの様に生れますか?
A. 生活の中でふとアイデアが生まれることはほとんどないです。何かないかなーと考えながら雑誌や図録をパラパラと見ているうちに、徐々に描きたい物が固まっていきます。
Q. あなたの作品の表現方法や画材、モチーフやモデルへのこだわりについて教えて下さい。
A. 顔彩特有のにじみと明るい色使いで、器に反射するやわらかい光を表現しています。
骨董品などの古い物を描く時に、無機質で寂しい絵にならないように温かみを意識して描いています。
Q. ご自分が一番大切にしていることを何でも!
A. 自分の活動や作品に自信を持つことです。
自分ですら納得のいかない作品は、他の人から見ても大抵よくないと思うからです。
Q. 会いたい人は? 身近な人でも、著名人でも、歴史上の人でも誰でも。良ければその理由も。
A. 谷口先生。
最近の絵を見ていただきたいです。
Q. 生まれ変わったら就きたい職業は?
A. パン屋さん。
パン屋で長くバイトしていましたが、その時はレジ担当だったので今度はパンを作ってみたいです。