立川一美 作品展
当ギャラリーでは今回で8度目の開催となる立川一美さんの展覧会です。
立川さんの刺繍による作品は、優しく嫋やかですが何処か姿勢を正される凛とした強さがあります。
日本画を専攻されていた事も納得の、味わい深い立川さん独自の個性が溢れる様な作品展です。
立川一美
刺繍作家。主に花や植物をモチーフに作品を作っている。
「これならできる!みんなの教科書 刺しゅう きほんの基本 」監修。
NHK文化センター青山教室講師など。
Q. インスピレーションは、どんな時に生れますか?
A. 何もしないでぼーっとしているときや、寝入りばななどの時。
Q.好きな画家、イラストレーターは誰ですか?良ければその理由も。
A. 酒井抱一・彼を取り巻く環境や人となりもとても興味深いものがありますが、「夏秋草図屏風」がとにかくかっこいいからです。
ルーシーリー・形と色を追求し続けた感じがするところです。
Q.どんな小説を読まれますか?また、好きな小説家はいますか?良ければその理由も。
A. 中勘助・「銀の匙」を読んでから好きになり全集を買うまでになりました。
小説もとてもいいのですが、随筆の身近な生活での感情表現の繊細さが、秀逸だと思います。
Q. あなたの作品の表現方法や画材、モチーフやモデルへのこだわりについて教えて下さい。
A. この仕事を始めるときに、自分で布や糸は作らないでおこうと思いました。なので、「この布は次買えないかも」とか、「この糸廃盤になりそう」となるとつい買っておこうとなり、材料がたまりがちになるのが、悩みです。
Q. 会いたい人は? 身近な人でも、著名人でも、歴史上の人でも誰でも。良ければその理由も。
A. 葛飾北斎・近くの家に1か月ぐらい住んでみたい。(怖いもの見たさです)