山田博之個展 I am FREE ♡

山田博之

京都市出身。京都嵯峨美術短期大学ビジュアルデザイン科卒業。グラフィックデザイナー経験あり。facebookにて2011年11月より「1日1枚絵」を展開。2010年より山田博之イラストレーション講座(山田塾)主宰。日本図書設計家協会理事(2020-2023)。東京装画賞実行委員長(2015-2023)。
Portrait Photo : ©️Komei Nagahama

Q:1人々にメッセージ
A: 個展の場合、描きたいと思ったテーマをただ描きたいように描いています。コンセプトがないんです。「どうしてこれ描いたの?」と聞かれれば「描きたかったから」という単純な答え(笑)その作品から何かを感じ取ってほしいという考えがありません。どう感じるか、どう伝わるかは、観てくださった方に委ねています。どういう形容をしていただけるか、それを楽しみにしています。自分が一番と思っている作品と展示の一番人気も違ったりします。そこが面白い。「感動を与えたい」?「笑顔になってほしい」?こういうのは作家のエゴに思えます。作家は自由に描いています。自由に観て、自由に感じてほしいですね。

Q:好きな音楽について
A:基本アーティストというよりはジャンルで聴きます。ソウル、ファンクやオールドスクール系のヒップホップといった黒人音楽が好きです。特にダンス系。ヒップホップはグランドマスター・フラッシュ、アフリカ・バンバータなど。もともとダンスが好きで10代20代とディスコ通いをしていました。ハッスル、ソウル、ファンク、テクノ、UKロック、ヒップホップと時代と音楽の移り変わりを体感した中で、やっぱりこれが好き、というものが残っています。

Q:一番大切にしていること
A:「需要の多い絵を描く、どんな依頼にも応えられるよう技術を磨く」こうした考えがプロとして当然のように語られますが、僕は「自分が得意なものを描く、描きたいものを描きたいように描く」という考えを最も大切にしています。一見わがままで、これでは仕事にならないように思われがちですが、苦手なものには手を出さず、セレクトされた質の高い商品だけを提供するということです。世に出すものは得意で自信のあるものだけ。だから仕事もそれに沿った依頼しか来ません。得意なもの、描きたいものだけで仕事が返ってきますから、ストレスフリーです。「仕事は辛いもの」これは間違った認識だと考えています。

Q:リフレッシュ
A:実はリフレッシュが必要なほど仕事に集中していません。仕事の集中力は15分程度です(笑)一日中Macの前に座ってはいますが、仕事をする・YouTubeを観る・仕事をする・YouTubeを観る・の繰り返し。動画は、お笑い、テニス、格闘技、高所など。体を動かすのは好きなので、筋トレ(今は自重)と週に1〜2回のテニスは欠かさないようにしています。

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