松本圭以子さんへのインタヴュー

松本圭以子さんの完成度の高い作品展が行われました。
可愛らしい猫やおとぼけのワニやアヒル、何を描かれてもプロフェッショナルな作家さんの技量と安心感、そして充実感が感じられます。
松本さんの描かれたシリーズものの児童書「本屋さんのルビねこ」(作・野中柊/理論社)が、日本国内だけでなく、中国、台湾、香港、韓国、マカオで発売される事になりました。
アジアを繋ぐ可愛らしいお話とイラストレーションの猫ちゃんたち!がんばってくださいネ。

matsumoto keiko <プロフィール>
1957年生まれ。1984年渡米。
ニューヨークパーソンズスクールオブデザイン、イラストーション科卒。1989年帰国後、 翻訳もの、ミステリーなどの書籍の装画、雑誌コラムなどの挿画を手がける。野中柊との絵本「赤い実かがやく」そうえん社刊、「本屋さんのルビねこ」シリーズ 理論社、などがある。

instagram
https://www.instagram.com/keiko_matsu369/?hl=ja


Q. 作品を通して、人々にどの様なメッセージを伝えたいですか?
A.
メッセージというより、絵をみて心が優しい気持ちになってたらいいかなと思ってます。こんな殺伐とした世の中なので。

Q. 作品のアイデアは、どんな時にどの様に生れますか?
A.
取り敢えず紙に向かってかきだしてみたり、描いているうちにあたまの中でストーリーが進んでいく感じです。

Q. あなたの作品の表現方法や画材、モチーフやモデルへのこだわりについて教えて下さい。
A.
パステルを使った作品が中心です。自分には合った画材だと思いますが、油彩も好きですし。最近はいろいろな素材を使った立体作品やコラージュを作ることが作品を制作する上で気分転換になってます。

Q. ご自分の作品と世界(社会)との繋がりについて、こだわりはありますか?
A.
作品と世界との繋がりは直接的にはないかもしれませんが、最近は人の気持ちが荒れてるように思えて、なので穏やかで、優しい気持ちになって頂けたらと。世の中が穏やかな方向へ向かってほしいと思う気持ちからの作品かもしれないです。

Q. 特に好きな国や都市、風景や場所はありますか?良ければその理由も。
A.
なんだかんだで日本です。夜歩いても安全(最近はどうかわかりませんが)、食べ物は美味しい、時間にルーズでない、etc です。電車から見える富士山は好きです。不思議だと思いませんか。雪を被った富士山が見えた時は日本人で良かったと思う自分は歳のせいか。

Q. 好きな食べ物や料理についてお話しされたいことがあればお話し下さい。
A.
ゴボウをベーコンでいため、塩 ブラックペッパーで味付ける。
木綿豆腐にあふれるぐらい鰹節をかけて、ポン酢とラー油をかけてたべる。
おでんの具に芽キャベツを入れるetc。

Q. 会いたい人は? 身近な人でも、著名人でも、歴史上の人でも誰でも。良ければその理由も。
A.
会いたい人ではありませんが、Tucker Carlsonのインスタグラムはアメリカ、世界情勢を痛烈に批判し、真実を暴露するところがすごいです。

Q. 今、大きな声で叫びたいことがありますか?
A.
日本人よ目覚めてー。

Q. 謎の不思議体験がございましたらぜひお話し下さい。
A.
若い頃の夢。黒鳥達がコンコルドのような形をつくり山の谷間を抜いていく、まるでコンコルドみたいだなと夢の中て思う。すると数日後コンコルドが墜落したと言うニュース。
ある日、何も考えずに歩いていたら、突然ジョンデンバーという名前が頭に浮かぶ。するとジョンデンバーが亡くなったというニュースが入ってきた。
コネチカット州にある友人の家に泊まった夜、宇宙船の窓から地球を眺めている自分がいた。するとドスンと体がベッドに落ちた感覚が。幽体離脱?まだありますが、このぐらいにしておきます。今はあんまり変な体験はありません。

Q. 生まれ変わったら就きたい職業は?
A.
来世はどうなるでしょうか。やはりアートをしてるかもしれません。

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