THRREE 個展「TOKYO THIRD TERMINAL」インタヴュー

大阪から来られた和田諒也さんと中野龍治さんのおしゃれな展覧会です。
コラボレーション作品としては、和田さんはシンボルとしての花を装飾的な作品のバックを担当、
中野さんは女性をメインに人物画を全面に出してファッショナブルなイメージの制作です。
お二人は「ブランディング」を重要なものと考えていらっしゃいますが、心(思い)と頭(考え)が
バランス良く融合し、本質的なクリエイティビティのプライオリティーをキャッチしたなら、
ブランディングは最早必要なく、本当の意味での創造性への出発となるでしょう。
今後の若いお二人に期待して止みません。

THRREE＜プロフィール＞

2019年大阪芸術大学内にて結成。
人物を描く中野龍治と、植物・装飾を描く和田諒也によるクリエーションを発信。
ライブペインティング・アートワークにファッションの空気感を織り交ぜ、チームのスタイリングや空間の演出を通して“世界観全体の表現”を武器に目下活動中。

Ryoya Wada
1997年生まれ大阪府大阪市在住。
大阪芸術大学デザイン学科イラストレーションコース卒業。2019年在学中にアートユニットTHRREEを結成しアーティスト活動を開始。「断片的な審美の混在」をテーマとし、ファッションシーン・フォトグラフィー・グラフィック等から受けた”細かな感化”をコラージュとして混ぜ合わせる。祝福や情景、弔いをも彩っていく「植物の無条件の美しさ」に感化され、一貫して自らが撮影した草花をメインモチーフとして表現。”些細な審美”を肯定するシンボルとして断片的な花を描く。

Ryoji Nakano
1997年生まれ、大阪府大阪市在住。
大阪芸術大学デザイン学科イラストレーションコース卒業、2019年大学内でアートユニット“THRREE”を結成しアーティスト活動を開始。
女性をメインモチーフに人物画を描き、人が織りなす美しい瞬間やその空気感を絵に落とし込むペインティングスタイルで、都会の雰囲気漂うスタイリッシュなアートワークを制作している。
キャンバス作品に加えライブペインティングや壁画制作、イラストレーション制作など幅広く活動中。

web: www.thrreeism.com

Ryoya Wada

Q. 好きな音楽、ミュージシャンなどについてお話し下さい。良ければその理由も。
A. ライブが格好良いロックバンドが好きで、King Gnuのファンです。楽曲の魅力は勿論のこと、バンドに関わる全ての表現を自分たちで一貫して演出する姿勢に感化されています。”血の通ったクリエーション”が示す力強さ•説得力は多くの人の心を動かすのだと思います。

Q. あなたの作品の表現方法や画材、モチーフやモデルへのこだわりについて教えて下さい。
A. お花をモチーフに描き続けています。お祝いや弔い、あらゆる物事を無条件に肯定するようなあの存在感に憧れを抱いたことがきっかけです。
自分で撮影した草花を描いていて、カメラに触れることから作品制作が始まります。目の前に花があったとして、それは誰が見ても同じ景色なのに「自分にしか映らないもの」のように写真はスペシャルをもたらしてくれる気がするんです。些細な自分の審美を重ねて、作品は完成します。

Q. リフレッシュ（＝気分転換）をするためのオリジナルな方法はありますか？
A. ランニングです。元々陸上部で走っていたので、スポーツの力に頼ることも昔から多かったです。籠って製作をするのとは真逆の時間で、頭を真っ白にしてただただ走ります。走り切った後のあの数秒感は、なんだか自分が無敵に思える”ゾーン”なんです。（笑）困った時は「あぁ〜…ゾーン行くか」です。

Q. 謎の不思議体験がございましたらぜひお話し下さい。
A. 今回の個展のように「THRREEとして2人で遠征」になると、不思議なことに忘れ物や落とし物のポカが多発してしまいます。その条件の時だけなんですほんとに。ほんとに。ほんとに不思議。ごめん龍治。

Q. 最近食べたもので、一番美味しかったものは何でしょうか？
A. “冷やしたパイの実”です。至高。

Ryoji Nakano

Q. 印象的な映画、好きな俳優などについてお話し下さい。良ければその理由も。
A. まほろ駅前シリーズが大好きで映画とドラマ併せて何周も繰り返し観ています。イイ具合に肩の力を抜いてゆる〜く観れる作品で、劇中瑛太と松田龍平がすごく美味しそうに煙草を吸うんですよ。(ちなみに僕は全く煙草吸いません。)
瑛太の雰囲気がカッコよくて憧れますね、好きです。